親バカ父ちゃん子育て日記
7月31日 涼子の7回目の誕生日ですが、そんなことすら忘れてしまう
ほど、早朝からず〜っと料理の1日でした。涼子も翼もすまん・・。
7月30日 近頃、翼にごめんなさいをさせようとしていますが、全くできま
せん。お茶をグラスからこぼしたり、おもちゃを投げつけたりした時に、「ご
めんなさいは?」 と問いかけます。もちろん翼が話せるわけではないの
で、手を上げさせます。「ごめんなさい、ハイ!は?」 と手を上げさせよ
うとしますが、全く上げません。翼本人は、悪いことをしている、もしくは叱
られているという認識はあるようで、下唇で上唇を隠すように上にずらし、
徐々に泣きそうな顔を作り上げます。何度も同じせりふを繰り返し、手を
上げさせようとしますが、泣かれたり、こちらが愛想つかせたりで、今のと
ころ、全く持ってごめんなさいはできません。できる日は来るでしょうか・・・。
7月29日 宿泊のお客さんがすべてお出かけになると、日本海まで海水
浴に出かけました。翼にとって、この夏二度目の海水浴ですが、前回より
も波が荒く、海に近づこうとしませんでした。涼子はシュノーケルをつけて、
初めて海の中を覗くことができ、おもしろかったようです。ビールとバーベ
キューで、プハ〜っといきたいところでしたが、お客さんもお戻りになるし、
だらける訳にはいきません。素潜りの達人であるところを、涼子に見せよ
うと、必死で魚を追いかけました。やっとのことで黒い獲物を仕留めまし
た。「魚採ったぞぉ!」 女房は笑いながら 「やったぁ、今日は煮付けか
なぁ!」 みんなに誇らしげに見せた魚は、長さ2センチ程の巨大魚です。
浜辺に落ちていたペットボトルに、その黒いかわいい魚を入れました。こ
れじゃぁ、一家四人、飢え死にであります。もうひと泳ぎと思ったところで、
家路につきました。遊んだら仕事。仕事したらまた遊ぶ。ふ〜・・。
7月28日 「指で犬ができるよ。ほら!」 と涼子が片手で犬を作って見
せてくれました。「歯もできるよ!」 と歯にもなっていました。「父さんは
エビができるよ」 と見せてやりました。「変身忍者アラシもできるんだ!」
と得意げに見せていると、女房が 「何それ?そんなん知らん!」 「そん
なことも知らんのかぁ!」 と得意げに複雑に指を絡ませていると、右手
薬指が攣りはじめました。変身忍者アラシはボクが小学生の頃に見てい
たテレビ番組で、涼子など知る由もありません。指は攣るし、やはりボク
はいっぱしのおっさんなのです・・・。
7月27日 「ラジオ体操に行こうと思うんなら、行けばいいし、学校のプ
ールに行こうと思うんなら行けばいい。でも、行きたくなかったら、無理に
行く必要はないんだ。行くんなら父さんは応援するし、行かなくっても父さ
んは怒ったりしない。涼子がやりたいようにやるのが、夏休みだ」 ボクは
遅寝遅起きが悪いことだとは全く思っていません。今日から夏休みに入っ
た涼子ですが、休みに入り、学校の管理から解放されたと思いきや、今
度はラジオ体操だ、プールだとどこかの誰かの管理の下に子供達が追い
やられます。ボクのようなふざけた野郎からすると、とても違和感を感じま
す。休みなんだから、子供のやりたいようにやればいいのです。ボクは管
理されることに慣らされた、羊の如く盲従する、ブルーの人間に涼子を育
てるつもりは毛頭ありません。
7月26日 昨日の雷の影響で、夕食の仕込みを始めた午後1時過ぎか
ら、断水になりました。突然、蛇口から水が出なくなって、全く仕事が進み
ません。役場に電話すると、夕方前には水が出るようになると言われまし
たが、野菜を刻んだ後や、肉を切った後にも水が必要で、遅々として進み
ません。山の水を汲みに行こうとしましたが、高社山の中野市側にある水
は北陸新幹線工事の影響で、水が止められています。もう一箇所、お寺
の傍の水場へ行き、登山用のポリタンク2個とペットボトルに水を汲んで
戻ってきました。家に戻ると水が出ていましたが、赤茶色の水で、とても
料理に使える代物ではありませんでした。夕方5時過ぎにようやく、村の
職員が水を近所まで運んできてくれました。料理には間に合いましたが、
風呂には間に合わず、赤茶けた湯になってしまいました。ご迷惑をお掛
けしました。水は大切です・・。
7月25日 夏の夕立はしばしばあるのですが、今日の雷はものすごい
勢いで、一番うるさい翼も驚いて、ボクの足に掴まっていました。少し涼し
くなりました。今夜のかぶと虫はちょっと無理かもしれません。
7月24日 とにかく翼がお客さんのチビちゃん達よりも、誰よりもうるさい
のです。交通事故後のリハビリ中の母に、翼の世話を頼むこともできず、
これから一体、翼はどうなるのでしょう・・・。
7月23日 午前中の1時間半ほど、翼をつれて買い物に行った以外、
ずっと料理を続けていました。参りました。涼子や翼の腹減った虫退治用
の、スーパーの惣菜も忘れず用意して、仕事に取り掛かりました。しかし
翼はうるさく、仕事の邪魔になりかけていた時、宿泊のお客さんが救いの
手を差し伸べてくださり、どうにかこうにか仕事を終えました・・。それにし
ても、たくさんのチビちゃんがお見えになりますが、翼が一番うるさいのは
なんで・・・?
7月22日 翼は蓋のついている、やかんや鍋がとても好きで、蓋をした
り、とったりをず〜っと続けています。こいつはアホかと思うことしばしば
です。それらを片付けようと、翼から取り上げると、ハチにでも刺されたか
のように、必死に大げさに泣き叫びます。今日、仕入れに行った上越から
戻って来る際、富倉峠を通り、飯山の山の中にある不動の湯という温泉
施設へ立ち寄りました。無人の露天風呂の休憩小屋に座っていると、翼
はどこからか、金色と赤色の大きなやかんを、嬉しそうな顔をして持ち出
してきました。ほんとに嬉しそうなのです。小屋の片隅にあって、ボクなど
は目に付かなかったのに、翼にはちゃ〜んと見えているのです。将来は
売れない金物屋ができそうです・・。
7月21日 朝からかぶちゃん探しに出かけ、帰りに仕入れ。家に戻って、
昼ごはんを食べ、女房は翼を連れて、1歳6ヶ月検診。ボクは家の周りの
雑草刈り。外はニュースで聞く都会ほど暑くはないものの、シャツはボトボ
トに・・。2時間ほどがんばって、シャワーをして横になろうとしたら、「ただ
いまぁ」 と涼子の声。マシンガンのようにしゃべりまくる涼子を交しなが
ら、夕食の仕込み開始。ようやく女房と翼が戻り、より賑やかに・・。翼は
身長や体重を計ると泣き、聴診器を当ててもらうと泣き、ぜんぜんダメだ
ったそうです。保健婦さんの数人が、涼子がきちんと挨拶できるととても
褒めていたそうです。ボクは女房に言いました。「保健婦さんはわかって
ないなぁ。涼子がいろんな場所で挨拶できるのは、オレがやらせたんや。
褒めてもらうのはオレや!誰もオレを褒めへんなぁ・・」 「当たり前や!」
次は翼です。こいつはとてもガンコなので、よりスパルタにならざるを得な
いでしょう・・・。
7月20日 このごろ翼は、言葉もロクに話せないのに、歌を歌っていま
す。♪らら〜♪ と歌っています。メロディーにならないメロディーで、よぉ
く聞いていると、それはまさしくスピッツというバンドのロビンソンという曲
です。たまにボクがギターを弾いて歌っていると、涼子とともに翼がやって
きて、気色悪い踊りを踊って見せていましたが、ロビンソンの時は激しく
踊っていました。曲の終わりの ♪ルララ 宇宙の風に乗る♪ というあた
りを歌っているようです。翼は泣き声がよく通るので、歌声も通るようにな
ると、ボクがきちんと歌唱指導し、木島平村民会館を立ち見が出るほどの
お客さんで埋め尽くさせ、ボクは翼の給料をピンはねし、世界一周とは言
わず、世界百周旅行を決行するつもりなのであります。もっとしっかり稽古
しろ!な、翼!!!
7月19日 時間があれば公園へ行こうと言ったばかりに、昼ごはんの
後、横になって眠ってしまったボクの隣で、ゴソゴソする涼子に起こされま
した。涼子と翼をつれて車に乗り、公園に着いた途端、翼はだっこ。涼子
の膝のすぐ下くらいの深さ、翼の股のすぐ下くらいの深さの水辺で、翼が
おぼれ、3人ともボトボトに・・。その後、公園内のお客さんがほとんどいな
くなって、涼子も翼もパンツ一枚で、芝生の上を走り回っていました。腹が
立ったり、笑ったり・・。時間切れで、ボトボトのまま家に戻って、仕込みを
始めました。ちょっとはオレにも休憩させろ!
7月18日 忙しくなると、翼が泣き喚くので大変です。そのとばっちりを、
涼子が受けることになり、かわいそうであります。しばらく辛抱してくれ!
7月17日 夕食の準備ができたのが、夜11時過ぎ。当然涼子は眠って
しまいました。涼子はいつものように、6時にはお腹がすき、昼ごはんの残
りを食べていました。翼はいつまでたってもごはんを食べさせてもらえず、
ギャーギャーなきわめくことになります。お客さんのテーブルにも邪魔をし
て、何か食べさせてもらったようです。申し訳ありません。涼子が翼くらい
の時には、母に手伝いに来てもらっていましたが、交通事故の影響で、頼
む事はできません。涼子にも翼にもつらい日が続きますが、特に翼は試
練の日々であります。
7月16日 涼子が学校で友達に、犬の写真がついているノートを、おば
あちゃんに買ってもらった、という話をしたところ、他の女友達3人から、
「こそこそ話をしたらダメなんだよ!」 と責められ、涼子ともう一人の友達
は泣いてしまったそうです。こそこそ話ではないと説明したそうですが、聞
き入れられず、泣いてしまったそうです。わかりにくい話ですが、涼子もい
ろいろ勉強しているようです。
7月15日 今でも涼子は眠たくなると、「背中かいて、おしりかいて!」
と訴えます。翼はこの暑さで、頭に汗をいっぱいかいて、頭は汗疹がいっ
ぱいです。頭をかいてほしそうにする翼を見て、女房は翼のおしりをかき
始めると、翼は女房の手をとって、自分の頭へ持っていきます。するとま
た女房は頭からおしりへ手を移動し、翼は女房の手をおしりから頭へ移
動させます。何度か繰り返すうちに、お客さんが帰ってきました。そのうち
翼も眠たくなると、「頭をかいて!」 と叫ぶのでしょうか・・・。
7月14日 翼はユンボを見ると、「ゴホー、ゴホー」 と叫ぶようになり、
ユンボはゴホーになっています。今日は犬を見て、「ワンワン、ワンワン」
と叫んでいました。テレビに映るシマウマも 「ワンワン」 と言っていまし
た。現在のところ、四足動物がワンワンになっていますが、初めて日本語
が話せたと、我が家は賑やかになっています・・・。
7月13日 涼子の参観日と懇談会。算数の授業で、青い車が6台。赤
い車が3台。青い車は赤い車より何台多いでしょうか。というような授業
でした。前回の授業よりも、子供たちは幾分真剣に取り組んでいるように
見えました。懇談会では夏休みを過ごす注意点などを先生から聞きまし
た。その後、子供の家庭での様子をそれぞれ話しました。親というものは
自分の子供の良い点はたくさん見えるようですが、悪い点はほとんど目
につかないものなんだなぁ、とつくづく感じました。気をつけなければいけ
ません。
7月12日 part2 以前からパソコンの具合は良くありませんでした。8
日にパソコン修理屋さんへ持って行き、オーバーホールのようなことをして
もらいました。ところが、インターネットは普通に見られるようになりました
が、HPの編集ができません。あれやこれやと才能のないボクが何をして
も、どうにもなりません。そしてようやく今日、いろいろな方にお世話にな
って、とりあえず、ボクでも動くようになりました。涼子も翼も元気です。ボ
クはホッとしましたが、あちこち出かけて疲れました。お待たせしました・・。
7月12日 申し訳ありません。ようやくパソコンが正常に動くようになりま
した。とは言っても、まだ不安であります。子育て日記再開致します。
7月7日 今日も暑い日でした。お昼前から翼を連れて、高社山の中野
市側から出ている、田上の名水へ行きました。車で10分とかからない杉
林の涼しい場所にあり、翼を水遊びさせるには好条件です。小さな空の
ペットボトルを持った翼は、流れ来る水をペットボトルに満タンにしては、
ザーッと流し、また満タンにして空にします。それを1時間近く黙々と続け
ていました。シャツ一枚とおしめひとつで、山の水が心地良かったのでし
ょう。涼子は毎日、真っ赤な顔をして学校から戻ってきます。マラソンでゴ
ールした選手のようです。ボクには全くマネできません。エライ!冷たい
山の水が家の庭にも流れていたなら、涼子は頭から水をかぶれるのに、
残念です。しばらく暑い日が続きそうです・・。
7月6日 今回奈良での滞在は48時間もありませんでした。3年数ヶ月
ぶりの帰郷ですが、仕事や学校があるので、短時間になってしまいまし
た。短い滞在でしたが、久しぶりに多くの友人や親戚に会うことができま
した。ようやく結婚するヤツ。離婚をしたヤツ。現在、仕事もプライベート
も波に乗れていないように見えたヤツ。親や兄弟を亡くしてしまったヤツ。
病気で倒れ、右半身の自由が利かず、入院していた叔父。突然やって来
た風来坊のようなボクを、みんなは暖かく迎えてくれました。ボクは彼らに
どのように映ったのでしょう。頼りになる友人のひとりは、父親を亡くし、ひ
とりで大きな屋敷に住んでいました。「お前はふたりとも親がいるから幸せ
やぞ。寝たきりやったとしても、親はいてくれた方がええ。死んでしまうよ
り、寝たきりの方がええ。俺はそう思う。親孝行しよう思ても、もう俺には
おらん・・」 彼は中学時代に母親を亡くしてしまいましたが、素直で明るく、
腹の据わったところは現在も変わっていません。彼のお父さんにはボクも
随分世話になり、勇気づけられました。彼は父親を連れて、アメリカやス
イスを旅していました。今回はボクの母親の事で、彼のお兄さんにも世話
になり、ボクは迷惑をかけっぱなしであります。何をする気も起こらなかっ
たという彼は、ようやく力を取り戻し、来月ひとりでアメリカ、カナダを旅す
るようです。4月に突然倒れ、右半身が動かなくなっている叔父は、「ちょ
っと肥えたんと違う?」 とボクに笑顔を見せてくれました。電話で聞く様子
より、元気に見えましたが、時折涙を見せる叔父はよほど悔しかったのだ
と感じました。学校を出てから、土日などの休み以外、数十年働き続けて
きた叔父ですから、少し休みを取れということかもしれません。子供三人
を立派に育て上げ、住宅のローンも済み、果たすべき責任はもう何もあり
ません。ゆっくり治療を続けてください。ボクは墓参りを済ませ、三輪明神
をお参りしました。人生は山あり、谷ありであります。いいことばかりも続か
ないし、悪いことばかりも続かないのを知っているのが大人であります。小
さな目標、あるいは夢、希望を見つけだし、這い上がってくる気概を身に
つけている友人や叔父を誇りに思います。
7月5日 飯山市内にある温度計は、お昼過ぎに35度になっていまし
た。同じ35度でも、奈良の35度とは違うようで、身体がべとつきません。
水道の蛇口から出る水も冷たく、ホッとしました。冬の木島平は雪だらけ
で、生活しにくいものですが、夏は奈良に比べると、生活しやすいです。
涼子は昨日までの疲れなど全く見せず、元気に学校へ通っていました。
7月4日 急遽、奈良の実家に帰ることになり、2日のお昼過ぎから留守
にしていました。申し訳ありません。お仕事再開致します。涼子も翼も短
期間で長時間の移動、よく耐えてくれました。お疲れさま・・。
7月1日 涼しい日でした。夜8時前に、涼子と翼を連れて、近所にかぶ
と虫を探しに歩きましたが、涼しいというより寒く感じ、ササッと見て歩い
て、戻ってきました。コカブトを二匹捕まえましたが、逃がしてやりました。
日中は暑く蒸しますが、朝晩はまだまだ涼しく過ごしやすいです。かぶち
ゃん、くわちゃんの季節はもうすぐです。

■1週間や1〜2ヶ月あるいはそれ以上の長期滞在をご希望の
お客様はご相談ください。長期滞在者向けの2食付き料金
設定致しております。お気軽にご相談ください。

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