親バカ父ちゃん子育て日記

子育て日記トップ
１１月の親バカ父ちゃん子育て日記
12月の親バカ父ちゃん子育て日記

Boden in Grindelwald

	１月１日　夜が遅く、朝が早いのでちょっと寝不足です。もちろん夕べは、午前２時過ぎに涼子のおねしょで目を覚まし、４時にはミルクで起こされて、６時半には起きました。涼子だけでももう少しおとなしくしてくれれば、まだましなのですが、ちょっと大変です。
	１月２日　除雪をしなくていいので、まだ少しは大丈夫ですが、もう疲れました・・・・・
	１月３日　膝の裏が痛くなってきました。寝不足と仕事でちょっとたいへん。どんなに忙しくても、どんなにしかめっ面で仕事をしていても、涼子だけは元気で走り回ってくれているので、助かります。こんな日病院通いなどまっぴらごめんです。昨年の夏には、お盆のピーク時に、涼子が入院してしまったので、それはそれは大変でした。子供は元気が一番です。
	１月４日　夕食の忙しい時間に、涼子がいたずらをやめないで、ボールに入れていた調味料を床にこぼしたので、ボクは大声で怒鳴りつけ、暗い電気のついていない部屋に、涼子を放り出しました。やつはひとしきり泣いた後、眠くなったのか、いつものように右手の中指をしゃぶりながら、左手にはタオルを持って、眠ってしまいました。なんかかわいそうなことをしたなあ、と反省しているのですが、それでもやはり怒る時には怒らないと、と思って涼子の寝顔を見ながら謝っていました。。。それから話は全く違うのですが、今日とても頭にくることがありました。昼の３時過ぎに、村の消防団の人たち数人が、食事にやって来ました。今日は火曜日で店は定休日です。ボクは朝から上越へ仕入れに出かけ、帰ってきてしばらくたってのことでした。何の準備もできていない上、宿泊のお客さんの夕食の下ごしらえもあったので、女房にはお客さんに断るように言いました。すると、消防団のはっぴを着た男の一人が、”ここは何という店だ、火をつけるぞ”　などと入店を断る女房に言ったというのです。ボクはそれを聞いて、無性に腹が立ってきました。はっぴを着た、いわゆる消防団の制服を着た人間が、冗談でも他人の家に火を付ける等と、口走っていいものなのでしょうか？連中はそのまま帰ったらしいのですが、これは大問題だと思います。制服を着た警察官が、冗談でも一般庶民に対し、金を出せとか、殺すぞ等と言っているのと何ら変わりありません。仕事が落ち着けば、火をつけると口走った人間に対し謝ってもらおうと、何とかしようと思います。皆さんはいかが思われますか？
	１月５日　お風呂に涼子を入れたのですが、今日初めて、ボクが頭を洗った後に、頭にお湯をかけてもらいました。今まで当然ながら、ボクが涼子を洗っていたのですが、涼子に助けてもらったのは初めてで、素直に感動しました。。。
	１月６日　先日の消防団の話ですが、旅館組合に相談すると多くの人が同情してくれ、団の人たちがウチに謝りに来てくれて、ボクもホッと安心できました。人は皆、知らず知らずに過ちを犯す生き物です。今回は素直に過ちを認められ、即座に謝罪されたので、こちらが恐縮するほどでした。自分も謝らなければならないような事をしたときには、素直に素早く対応できればと思った一日でした。
	１月７日　明日は連休初日で、また多くのお客さんがお見えになるのに、ゲレンデの状態が良くありません。家の周りに現在は雪が全くありません。こちらに移り住んでこんな事は初めてです。新聞の週間天気予報にも、雪マークは連休後の１１日にあるだけです。とは言っても全く滑れない訳ではなく、今日宿泊のお客さんも一日中滑ってらっしゃいました。この辺りは雪質が良いからとか、木島平はボーダーのメッカだからっていう理由で来てもらうお客さんが大勢いるのに、何とも情けない状態です。雪を待つしか方法はありません。
	１月８日　涼子はよくボクに似ていると言われるのですが、ボクはどこが似ているのか正直なところよくわかりません。ボクは別にいいのですが、涼子がこんなに汚くなったボクに似ているなんて、結構気の毒だなあと思うわけです。まじまじと涼子の顔を見て気づくのは、不細工な鼻の広がり具合が似てると言えば似ているかなあ、と思うのですが、世の中の親と呼ばれる人たちは、自分の子供を見て、やはり似ているところに気づいているのでしょうか？
	１月９日　冬のお客さんで年に１，２度あるのですが、アルコール類を部屋に持ち込まれて、その飲んだ空き缶や、空き瓶を放り出したままにしていくのです。はっきり言って、飲み物を持ち込まれたりすると、宿サイドとしては、売り上げが上がらないので、あまりおもしろい話ではありませんが、２，３本部屋に持ってはいり、その空き缶などをきちんと持って帰ってもらう分には、全く問題ないと考えます。それが、数人のグループでお越しになり、堂々とケースの缶ビールや酒を持って入り、今日のお客さんなどは、チェックアウト後に、駐車場に堂々と放り放しにされていました。携帯電話の番号を聞いていたので、連絡をして、ゴミを引き取りに来ていただきましたが、部屋に持ち込むのは構いません。ただもう少しモラルをもって行動してもらいたいものです。
	１月１０日　年末から続いたお客さんが、ひとまず今日で終わったので、母は奈良に帰りました。一度も温泉にも連れても行けず、仕事の手伝いだけをしてもらって、母はそそくさと帰りました。もう少しゆっくりするように、引き留めたのですが、根っからの貧乏性で、じっとしていられないらしく、奈良の庭木に肥料をやるとか、小鳥に餌をやるとか、まあボクから言わせれば、どうでもいいようなことのために帰るんですから、どうしようもありません。温泉にくらいは行ってもらいたかったのですが、母というのはこういうものでしょうか・・・・・
	１月１１日　久しぶりに寝坊をしました。起きようと思っても手や足や腰がしびれたようで、立ち上がれませんでした。緊張がほぐれて、だら～んとなってしまいました。火曜日で店も閉めて、お正月に上山田から来てくれたお客さんのお薦めの、別所温泉に行ってきました。歴史のある温泉街らしく、歩いていても気持ちよく、温泉の泉質もよくてなかなかでした。浴場はあまり広くない上、お客さんの込み合う時間だったようで、お風呂の中は人でいっぱいでしたが、涼子には怖い顔をしたおじさん達も、どこか笑みをたたえてくれているようで、親としてはとても嬉しかったです。あ～気持ち良かった・・・・・
	１月１２日　今日の木島平はホントにひっそりしていて、お正月前後にごった返したのがウソのようです。今の時期に雪も少なくて、本来の木島平の姿では、ないように思います。年末には、マイナス７度にまで冷え込んだのも、これまたウソのようです。腰が悪いので、寒いのはより苦手なのですが、凛とした寒さはいつ頃やって来るのでしょうか？
	１月１３日　少し風邪をひいたようです。女房が一週間ほど前から具合が悪く、そろそろ元気になってきたのに、今度はボクの番のようです。涼子は今のところ、相も変わらず元気でいてくれているので、ヤツにうつさないようにしないといけません。
	１月１４日　風邪気味でけだるくてどうしようもありません。よく思い出してみると、毎年１月の半ば位に、ぐずぐず言っている様な気がします。寒くなるから気をつけないと、と思っていても毎年風邪をひくのは、うーん、だめですねえ・・・。最近、この界隈の話題は、雪の話ばかりです。この時期にこれほど雪がないのは、何十年ぶりだとか、この地域の経済は、スキー場を中心に成り立っているので、不景気話に輪をかけるように、雪がない、仕事がない、儲からないとそんな話ばかりが行き交っています。週間天気予報では、１６日・１７日・１８日と連続で雪マークになっているので、何とか期待したいものです。とは言え、あまり降りすぎても、困りますので、業務に支障のないような程度で、お願いしたいと思います。雪さん！頼みます！
	１月１５日　一日中うっとうしい天気で、雪も少しは降ったのですが、大した量ではなく、じめじめとくら～い雰囲気が、木島平に充満していた様な一日でした。ボクの気分もすぐれず、一人元気なのは涼子くらいで、なんだかんだと覚え立ての日本語を駆使して、走り回っております。。。
	１月１６日　女性のお客さんだと、涼子は喜んでそばに行きます。今日も数組女性のお客さんが、お見えになり、昼寝もしないで、一生懸命なにやら自己アピールをしているようです。お客さんと涼子のウマが合うと、それこそ涼子はお客さんのテーブルから離れず、女房がそのテーブルに近づこうものなら、”かあさんおさらとってきてえ”　等と覚え立ての日本語で、やられるらしいです。２歳も半年にもなると、ホントませた口が利けるようになるものです。まあ、男のお客さんが来ても、別に知らん顔しているので、よしとしておきましょうか・・・・・
	１月１７日　ずっと微熱があるようで、なかなか風邪が治りません。鼻をたれていようが、くしゃみが出ようが、熱が出ようが、頭が痛かろうが、仕事はやりますが、育児はしないといけないし、朝・昼・晩とご飯も作らないといけない。大人はつらい・・・・・
	１月１８日　まだ少しだるいのですが、なんとかがんばって、上越まで仕入れに出かけました。今朝、起きた時には、雪が降っていたのですが、大した量ではなく、それは新潟県内に入っても同じでした。例年、今の時期には、家の周りには、自分の背ほどにも雪が積もっているし、新潟の新井市や、上越市等には、各家の１階部分が埋まるほどに、雪が積もっているのですが、今年は、新潟県内でも雪が少なくて、いったいどうなっているのか、変な感じがします。長野県内の各スキー場でも、全面滑走可能のところは、たくさんあるのですが、かなり雪質が悪いと思います。さらさらのパウダースノーは、いつになれば舞い降りて来るのでしょうか。
	１月１９日　今日は宿泊のお客さんがなかったので、食事のお客さんが帰るとすぐに温泉に出かけました。体の調子もずいぶん良くなったので、木島平の南側にある中野市の長峯温泉に行きました。熱いお湯に長くつかって、痛みのある腰を伸ばしていると、ホントに気持ちのいいものです。涼子はシャワーがとても好きで、シャワーから出るお湯で、なにやら一生懸命遊んでいました。ふと気づいたのですが、ボクは涼子が３ヶ月になる頃に初めて温泉に連れていきました。その時は、すごく泣かれてしまって、お風呂どころではなくなり、それからしばらくは、温泉に行っても涼子だけはお風呂にいれませんでした。８ヶ月になる日に再度挑戦し、成功したので、それ以来ずっと長野、新潟にある温泉にずいぶん連れていきました。それがです、ほんとにいろんな温泉に行きましたが、自分で自分のことをできない年齢の子供と一緒に、お風呂に入っているお父さんを未だかつて見たことがありません。これはいったいどういう事でしょうか？世のお父さん！育児やってますか？育児やっていなくても、子供とお風呂に入るのはいいものですよ！
	１月２０日　マイナス３６度の寒気団なんてテレビでやっていましたが、日中はいいお天気で、家の周りは、からからに乾いていました。それが、夜９時頃から雪が降り始め、今１１時半になりますが、スゴイ雪が降っていて、もうすでに１０センチくらいは積もっています。１月に入り、まとまった雪は初めてです。明日は、いよいよ除雪機を動かさないといけないような感じです。予約のキャンセルがいくつかありましたが、とりあえずこれで一安心です。どうか皆さん、車の装備は万全にして、無理のない運転で、お出かけ下さい。
	１月２１日　天気予報はあたっていました。今朝起きてみると、３０センチくらいの積雪がありました。朝食を出し終えて、すぐに除雪機で除雪をしました。部屋から涼子がボクに手を振っているのに気づき、ボクも手を振った以外には、寒さにこわばった顔で除雪を続けていました。それにしても、今シーズンは本当にまとまった雪は遅くなりました。例年、この時期はピーピー言いながら、除雪を続けているのに、機械を使うのが、今日が初めてなのですから、結構驚きです。今午後１０時半ですが、まだ降り続いています。これで春まで雪とのつきあいが本格化しそうです。
	１月２２日　朝起きた時には、まだ雪が降っていました。それがいつの間にかいいお天気になり、今シーズン最高のスキー日和になりました。涼子は近所の友達らと、小さなスコップを振り回し、元気に遊んでいました。最近少し涼子の顔の色が白くなってきたなあ、と女房と話していたのですが、今日でまた一気に日焼けをしたようです。これからしばらく日焼けの季節になります。
	１月２３日　車で３０分のところにカメラ屋さんがオープンし、１日限定５台でデジカメを販売していました。使い方もなにもわからなかったのですが、とりあえず買わないといけない代物だったので、金曜、土曜と行ってみました。しかし１番人気の商品らしく、ボクが出かけたときには完売していました。最終日の今日、朝食の段取りを済ませ、開店時間より１時間早めに出かけ、見事にゲットしました。とりあえず、ホントとりあえず買ってみたのですが、このホームページに取り込むことのできる日はいつになるのやら、機械音痴のボクは、早くもびびっています。
	１月２４日　先ほどテレビで建設大臣が出ていました。昨日行われた四国の吉野川に堰を作るかどうかの住民投票に対する話をしていたのですが、なんかこんな人が大臣なんて情けないなあと思いました。彼の住民投票に対する考えも、ボクには賛成できませんでしたが、なにより人の話を聞かないんです。議論を商売にしている人が、人の話を、それも一般市民の話も聞けないで、自分の意見だけを押しつけるように、何でも知っているように、人の話を遮りながら話すのです。なんか、かっこわるう・・・・・
	１月２５日　雪の降る中、母と涼子を連れて上越へ買い物に出かけました。大雪の中の越えは結構大変です。トラックが数台事故をしていました。雪道の運転に慣れている地元の人たちでも、事故を起こしてしまうのですから、都会からやって来る皆さんは、是非とも気をつけて戴きたいものです。
	１月２６日　とても天気の良い日でした。宿泊のお客さんを見送った後片づけをし、そばを食べに行こうと、戸隠へ出かけました。北信五岳と呼ばれる、妙高、黒姫、斑尾、戸隠、飯綱という山々が、とてもきれいに見えました。空気は澄み、山は純白で、空は真っ青です。そこへ、人があまりいないんです。昼時をはずしたそば屋もすいていて、気持ちよくひとときを過ごせました。涼子は雪に足を取られるのに腹を立てて、なかなか歩こうとせず、だっこだっこで我々大人は、そう言った意味では、くたびれてしまいました。母は、こんなそばを食べたのは初めてだと、ひどく感激したようでした。信州はなかなかいいところです。
	１月２７日　涼子は２歳と半年くらいになるのに、いまだミルクを飲んでいます。今日も晩ご飯の時、ご飯を食べないで、ミルクがほしいと言っていたので、ご飯を食べてからと言うと、泣いて泣いて、ご飯を食べようとしません。ここで、かわいそうだとミルクをやると、またそのまま眠ってしまい、２時や３時頃に再度ミルクを作らないといけなくなります。いやがる涼子に少量ですが、なんとかご飯を食べさせて、後はミルクをやりました。しばらくして、眠ってしまいましたが、なんとか、朝まで眠らせる方法はないものでしょうか？
	１月２８日　女房が”アルプスの少女ハイジ”のビデオを借りて来ました。昼ご飯を食べながら、ビデオを見たのですが、やっぱりハイジはえーなあ！ハイジのおじいさんは何をして、生計をたてていたのでしょうか？ボクも景色の良い、あんな山で暮らしてみたいです。お金さえあれば、もしくは、仕事さえあれば、ボクもおじいさんのように、山で暮らしてみたいです。今、山で暮らしてるやン！と言われそうですが、山のレベルが違います。ボクは、２４歳の時に一度、ハイジの故郷、マイアンフェルドを訪れていますが、ビデオのような景色ではありません。むしろ、アイガー・メンヒ・ユングフラウのあるグリンデルワルドの方が、ビデオのハイジの風景に近いです。ボクには放浪癖というか、ホントに行きたいと思ってしまうと、その思いを抑えられなくなることが、今までによくありました。子供の頃からずっと風景写真が好きで、すばらしい写真に出くわすと何時間も見入っている事が今でもあります。これから将来、ボクは何年この木島平で暮らしていくかわかりませんが、いつの日か、もっとすばらしい風景のあるところで暮らしてみたいと思っています。
	１月２９日　気がついてみると、涼子はよく怒るようになりました。何かしら怒っています。先ほども、寝ると言って、ボクも涼子の横で一緒に布団に入りました。女房が布団の中に入れてくれていた湯たんぽが、邪魔になったようで、怒るんです。”も～、重たいこれ～！”　どけろと言うのです。もう少し言い方があると思うのですが、ホントによく怒ります。まあすぐにご機嫌にはなるのですが・・・・・
	１月３０日　夕べも涼子はミルクを飲み、何度か泣いて、そのたびに目が覚めました。いい加減子育てはつらいものです。お客さんのないオフシーズンなら、まあ何とかがんばれますが、オンシーズンはさすがに眠らないとばててしまいます。いったいいつになったら、朝まで眠らせてくれるのでしょうか・・・・・
	１月３１日　一日中雪が降っていました。除雪機での除雪も朝、昼、晩と３回もやりました。久々に除雪でくたびれてしまいました。涼子はボクが除雪機を動かすのが怖いらしく、機械が鳴り始めると涙を流して泣きます。秋にもチェーンソーで薪を切っていると、どうも音が怖いらしく泣いていました。怖い顔を僕らによく向けるくせに、なぜ機械の音が怖いのかよくわかりません。ボクには、涼子の夜中の”ミルクつくってえ”の方が、よほど怖いです。

	１月１日　夜が遅く、朝が早いのでちょっと寝不足です。もちろん夕べは、午前２時過ぎに涼子のおねしょで目を覚まし、４時にはミルクで起こされて、６時半には起きました。涼子だけでももう少しおとなしくしてくれれば、まだましなのですが、ちょっと大変です。
	１月２日　除雪をしなくていいので、まだ少しは大丈夫ですが、もう疲れました・・・・・
	１月３日　膝の裏が痛くなってきました。寝不足と仕事でちょっとたいへん。どんなに忙しくても、どんなにしかめっ面で仕事をしていても、涼子だけは元気で走り回ってくれているので、助かります。こんな日病院通いなどまっぴらごめんです。昨年の夏には、お盆のピーク時に、涼子が入院してしまったので、それはそれは大変でした。子供は元気が一番です。
	１月４日　夕食の忙しい時間に、涼子がいたずらをやめないで、ボールに入れていた調味料を床にこぼしたので、ボクは大声で怒鳴りつけ、暗い電気のついていない部屋に、涼子を放り出しました。やつはひとしきり泣いた後、眠くなったのか、いつものように右手の中指をしゃぶりながら、左手にはタオルを持って、眠ってしまいました。なんかかわいそうなことをしたなあ、と反省しているのですが、それでもやはり怒る時には怒らないと、と思って涼子の寝顔を見ながら謝っていました。。。それから話は全く違うのですが、今日とても頭にくることがありました。昼の３時過ぎに、村の消防団の人たち数人が、食事にやって来ました。今日は火曜日で店は定休日です。ボクは朝から上越へ仕入れに出かけ、帰ってきてしばらくたってのことでした。何の準備もできていない上、宿泊のお客さんの夕食の下ごしらえもあったので、女房にはお客さんに断るように言いました。すると、消防団のはっぴを着た男の一人が、”ここは何という店だ、火をつけるぞ”　などと入店を断る女房に言ったというのです。ボクはそれを聞いて、無性に腹が立ってきました。はっぴを着た、いわゆる消防団の制服を着た人間が、冗談でも他人の家に火を付ける等と、口走っていいものなのでしょうか？連中はそのまま帰ったらしいのですが、これは大問題だと思います。制服を着た警察官が、冗談でも一般庶民に対し、金を出せとか、殺すぞ等と言っているのと何ら変わりありません。仕事が落ち着けば、火をつけると口走った人間に対し謝ってもらおうと、何とかしようと思います。皆さんはいかが思われますか？
	１月５日　お風呂に涼子を入れたのですが、今日初めて、ボクが頭を洗った後に、頭にお湯をかけてもらいました。今まで当然ながら、ボクが涼子を洗っていたのですが、涼子に助けてもらったのは初めてで、素直に感動しました。。。
	１月６日　先日の消防団の話ですが、旅館組合に相談すると多くの人が同情してくれ、団の人たちがウチに謝りに来てくれて、ボクもホッと安心できました。人は皆、知らず知らずに過ちを犯す生き物です。今回は素直に過ちを認められ、即座に謝罪されたので、こちらが恐縮するほどでした。自分も謝らなければならないような事をしたときには、素直に素早く対応できればと思った一日でした。
	１月７日　明日は連休初日で、また多くのお客さんがお見えになるのに、ゲレンデの状態が良くありません。家の周りに現在は雪が全くありません。こちらに移り住んでこんな事は初めてです。新聞の週間天気予報にも、雪マークは連休後の１１日にあるだけです。とは言っても全く滑れない訳ではなく、今日宿泊のお客さんも一日中滑ってらっしゃいました。この辺りは雪質が良いからとか、木島平はボーダーのメッカだからっていう理由で来てもらうお客さんが大勢いるのに、何とも情けない状態です。雪を待つしか方法はありません。
	１月８日　涼子はよくボクに似ていると言われるのですが、ボクはどこが似ているのか正直なところよくわかりません。ボクは別にいいのですが、涼子がこんなに汚くなったボクに似ているなんて、結構気の毒だなあと思うわけです。まじまじと涼子の顔を見て気づくのは、不細工な鼻の広がり具合が似てると言えば似ているかなあ、と思うのですが、世の中の親と呼ばれる人たちは、自分の子供を見て、やはり似ているところに気づいているのでしょうか？
	１月９日　冬のお客さんで年に１，２度あるのですが、アルコール類を部屋に持ち込まれて、その飲んだ空き缶や、空き瓶を放り出したままにしていくのです。はっきり言って、飲み物を持ち込まれたりすると、宿サイドとしては、売り上げが上がらないので、あまりおもしろい話ではありませんが、２，３本部屋に持ってはいり、その空き缶などをきちんと持って帰ってもらう分には、全く問題ないと考えます。それが、数人のグループでお越しになり、堂々とケースの缶ビールや酒を持って入り、今日のお客さんなどは、チェックアウト後に、駐車場に堂々と放り放しにされていました。携帯電話の番号を聞いていたので、連絡をして、ゴミを引き取りに来ていただきましたが、部屋に持ち込むのは構いません。ただもう少しモラルをもって行動してもらいたいものです。
	１月１０日　年末から続いたお客さんが、ひとまず今日で終わったので、母は奈良に帰りました。一度も温泉にも連れても行けず、仕事の手伝いだけをしてもらって、母はそそくさと帰りました。もう少しゆっくりするように、引き留めたのですが、根っからの貧乏性で、じっとしていられないらしく、奈良の庭木に肥料をやるとか、小鳥に餌をやるとか、まあボクから言わせれば、どうでもいいようなことのために帰るんですから、どうしようもありません。温泉にくらいは行ってもらいたかったのですが、母というのはこういうものでしょうか・・・・・
	１月１１日　久しぶりに寝坊をしました。起きようと思っても手や足や腰がしびれたようで、立ち上がれませんでした。緊張がほぐれて、だら～んとなってしまいました。火曜日で店も閉めて、お正月に上山田から来てくれたお客さんのお薦めの、別所温泉に行ってきました。歴史のある温泉街らしく、歩いていても気持ちよく、温泉の泉質もよくてなかなかでした。浴場はあまり広くない上、お客さんの込み合う時間だったようで、お風呂の中は人でいっぱいでしたが、涼子には怖い顔をしたおじさん達も、どこか笑みをたたえてくれているようで、親としてはとても嬉しかったです。あ～気持ち良かった・・・・・
	１月１２日　今日の木島平はホントにひっそりしていて、お正月前後にごった返したのがウソのようです。今の時期に雪も少なくて、本来の木島平の姿では、ないように思います。年末には、マイナス７度にまで冷え込んだのも、これまたウソのようです。腰が悪いので、寒いのはより苦手なのですが、凛とした寒さはいつ頃やって来るのでしょうか？
	１月１３日　少し風邪をひいたようです。女房が一週間ほど前から具合が悪く、そろそろ元気になってきたのに、今度はボクの番のようです。涼子は今のところ、相も変わらず元気でいてくれているので、ヤツにうつさないようにしないといけません。
	１月１４日　風邪気味でけだるくてどうしようもありません。よく思い出してみると、毎年１月の半ば位に、ぐずぐず言っている様な気がします。寒くなるから気をつけないと、と思っていても毎年風邪をひくのは、うーん、だめですねえ・・・。最近、この界隈の話題は、雪の話ばかりです。この時期にこれほど雪がないのは、何十年ぶりだとか、この地域の経済は、スキー場を中心に成り立っているので、不景気話に輪をかけるように、雪がない、仕事がない、儲からないとそんな話ばかりが行き交っています。週間天気予報では、１６日・１７日・１８日と連続で雪マークになっているので、何とか期待したいものです。とは言え、あまり降りすぎても、困りますので、業務に支障のないような程度で、お願いしたいと思います。雪さん！頼みます！
	１月１５日　一日中うっとうしい天気で、雪も少しは降ったのですが、大した量ではなく、じめじめとくら～い雰囲気が、木島平に充満していた様な一日でした。ボクの気分もすぐれず、一人元気なのは涼子くらいで、なんだかんだと覚え立ての日本語を駆使して、走り回っております。。。
	１月１６日　女性のお客さんだと、涼子は喜んでそばに行きます。今日も数組女性のお客さんが、お見えになり、昼寝もしないで、一生懸命なにやら自己アピールをしているようです。お客さんと涼子のウマが合うと、それこそ涼子はお客さんのテーブルから離れず、女房がそのテーブルに近づこうものなら、”かあさんおさらとってきてえ”　等と覚え立ての日本語で、やられるらしいです。２歳も半年にもなると、ホントませた口が利けるようになるものです。まあ、男のお客さんが来ても、別に知らん顔しているので、よしとしておきましょうか・・・・・
	１月１７日　ずっと微熱があるようで、なかなか風邪が治りません。鼻をたれていようが、くしゃみが出ようが、熱が出ようが、頭が痛かろうが、仕事はやりますが、育児はしないといけないし、朝・昼・晩とご飯も作らないといけない。大人はつらい・・・・・
	１月１８日　まだ少しだるいのですが、なんとかがんばって、上越まで仕入れに出かけました。今朝、起きた時には、雪が降っていたのですが、大した量ではなく、それは新潟県内に入っても同じでした。例年、今の時期には、家の周りには、自分の背ほどにも雪が積もっているし、新潟の新井市や、上越市等には、各家の１階部分が埋まるほどに、雪が積もっているのですが、今年は、新潟県内でも雪が少なくて、いったいどうなっているのか、変な感じがします。長野県内の各スキー場でも、全面滑走可能のところは、たくさんあるのですが、かなり雪質が悪いと思います。さらさらのパウダースノーは、いつになれば舞い降りて来るのでしょうか。
	１月１９日　今日は宿泊のお客さんがなかったので、食事のお客さんが帰るとすぐに温泉に出かけました。体の調子もずいぶん良くなったので、木島平の南側にある中野市の長峯温泉に行きました。熱いお湯に長くつかって、痛みのある腰を伸ばしていると、ホントに気持ちのいいものです。涼子はシャワーがとても好きで、シャワーから出るお湯で、なにやら一生懸命遊んでいました。ふと気づいたのですが、ボクは涼子が３ヶ月になる頃に初めて温泉に連れていきました。その時は、すごく泣かれてしまって、お風呂どころではなくなり、それからしばらくは、温泉に行っても涼子だけはお風呂にいれませんでした。８ヶ月になる日に再度挑戦し、成功したので、それ以来ずっと長野、新潟にある温泉にずいぶん連れていきました。それがです、ほんとにいろんな温泉に行きましたが、自分で自分のことをできない年齢の子供と一緒に、お風呂に入っているお父さんを未だかつて見たことがありません。これはいったいどういう事でしょうか？世のお父さん！育児やってますか？育児やっていなくても、子供とお風呂に入るのはいいものですよ！
	１月２０日　マイナス３６度の寒気団なんてテレビでやっていましたが、日中はいいお天気で、家の周りは、からからに乾いていました。それが、夜９時頃から雪が降り始め、今１１時半になりますが、スゴイ雪が降っていて、もうすでに１０センチくらいは積もっています。１月に入り、まとまった雪は初めてです。明日は、いよいよ除雪機を動かさないといけないような感じです。予約のキャンセルがいくつかありましたが、とりあえずこれで一安心です。どうか皆さん、車の装備は万全にして、無理のない運転で、お出かけ下さい。
	１月２１日　天気予報はあたっていました。今朝起きてみると、３０センチくらいの積雪がありました。朝食を出し終えて、すぐに除雪機で除雪をしました。部屋から涼子がボクに手を振っているのに気づき、ボクも手を振った以外には、寒さにこわばった顔で除雪を続けていました。それにしても、今シーズンは本当にまとまった雪は遅くなりました。例年、この時期はピーピー言いながら、除雪を続けているのに、機械を使うのが、今日が初めてなのですから、結構驚きです。今午後１０時半ですが、まだ降り続いています。これで春まで雪とのつきあいが本格化しそうです。
	１月２２日　朝起きた時には、まだ雪が降っていました。それがいつの間にかいいお天気になり、今シーズン最高のスキー日和になりました。涼子は近所の友達らと、小さなスコップを振り回し、元気に遊んでいました。最近少し涼子の顔の色が白くなってきたなあ、と女房と話していたのですが、今日でまた一気に日焼けをしたようです。これからしばらく日焼けの季節になります。
	１月２３日　車で３０分のところにカメラ屋さんがオープンし、１日限定５台でデジカメを販売していました。使い方もなにもわからなかったのですが、とりあえず買わないといけない代物だったので、金曜、土曜と行ってみました。しかし１番人気の商品らしく、ボクが出かけたときには完売していました。最終日の今日、朝食の段取りを済ませ、開店時間より１時間早めに出かけ、見事にゲットしました。とりあえず、ホントとりあえず買ってみたのですが、このホームページに取り込むことのできる日はいつになるのやら、機械音痴のボクは、早くもびびっています。
	１月２４日　先ほどテレビで建設大臣が出ていました。昨日行われた四国の吉野川に堰を作るかどうかの住民投票に対する話をしていたのですが、なんかこんな人が大臣なんて情けないなあと思いました。彼の住民投票に対する考えも、ボクには賛成できませんでしたが、なにより人の話を聞かないんです。議論を商売にしている人が、人の話を、それも一般市民の話も聞けないで、自分の意見だけを押しつけるように、何でも知っているように、人の話を遮りながら話すのです。なんか、かっこわるう・・・・・
	１月２５日　雪の降る中、母と涼子を連れて上越へ買い物に出かけました。大雪の中の越えは結構大変です。トラックが数台事故をしていました。雪道の運転に慣れている地元の人たちでも、事故を起こしてしまうのですから、都会からやって来る皆さんは、是非とも気をつけて戴きたいものです。
	１月２６日　とても天気の良い日でした。宿泊のお客さんを見送った後片づけをし、そばを食べに行こうと、戸隠へ出かけました。北信五岳と呼ばれる、妙高、黒姫、斑尾、戸隠、飯綱という山々が、とてもきれいに見えました。空気は澄み、山は純白で、空は真っ青です。そこへ、人があまりいないんです。昼時をはずしたそば屋もすいていて、気持ちよくひとときを過ごせました。涼子は雪に足を取られるのに腹を立てて、なかなか歩こうとせず、だっこだっこで我々大人は、そう言った意味では、くたびれてしまいました。母は、こんなそばを食べたのは初めてだと、ひどく感激したようでした。信州はなかなかいいところです。
	１月２７日　涼子は２歳と半年くらいになるのに、いまだミルクを飲んでいます。今日も晩ご飯の時、ご飯を食べないで、ミルクがほしいと言っていたので、ご飯を食べてからと言うと、泣いて泣いて、ご飯を食べようとしません。ここで、かわいそうだとミルクをやると、またそのまま眠ってしまい、２時や３時頃に再度ミルクを作らないといけなくなります。いやがる涼子に少量ですが、なんとかご飯を食べさせて、後はミルクをやりました。しばらくして、眠ってしまいましたが、なんとか、朝まで眠らせる方法はないものでしょうか？
	１月２８日　女房が”アルプスの少女ハイジ”のビデオを借りて来ました。昼ご飯を食べながら、ビデオを見たのですが、やっぱりハイジはえーなあ！ハイジのおじいさんは何をして、生計をたてていたのでしょうか？ボクも景色の良い、あんな山で暮らしてみたいです。お金さえあれば、もしくは、仕事さえあれば、ボクもおじいさんのように、山で暮らしてみたいです。今、山で暮らしてるやン！と言われそうですが、山のレベルが違います。ボクは、２４歳の時に一度、ハイジの故郷、マイアンフェルドを訪れていますが、ビデオのような景色ではありません。むしろ、アイガー・メンヒ・ユングフラウのあるグリンデルワルドの方が、ビデオのハイジの風景に近いです。ボクには放浪癖というか、ホントに行きたいと思ってしまうと、その思いを抑えられなくなることが、今までによくありました。子供の頃からずっと風景写真が好きで、すばらしい写真に出くわすと何時間も見入っている事が今でもあります。これから将来、ボクは何年この木島平で暮らしていくかわかりませんが、いつの日か、もっとすばらしい風景のあるところで暮らしてみたいと思っています。
	１月２９日　気がついてみると、涼子はよく怒るようになりました。何かしら怒っています。先ほども、寝ると言って、ボクも涼子の横で一緒に布団に入りました。女房が布団の中に入れてくれていた湯たんぽが、邪魔になったようで、怒るんです。”も～、重たいこれ～！”　どけろと言うのです。もう少し言い方があると思うのですが、ホントによく怒ります。まあすぐにご機嫌にはなるのですが・・・・・
	１月３０日　夕べも涼子はミルクを飲み、何度か泣いて、そのたびに目が覚めました。いい加減子育てはつらいものです。お客さんのないオフシーズンなら、まあ何とかがんばれますが、オンシーズンはさすがに眠らないとばててしまいます。いったいいつになったら、朝まで眠らせてくれるのでしょうか・・・・・
	１月３１日　一日中雪が降っていました。除雪機での除雪も朝、昼、晩と３回もやりました。久々に除雪でくたびれてしまいました。涼子はボクが除雪機を動かすのが怖いらしく、機械が鳴り始めると涙を流して泣きます。秋にもチェーンソーで薪を切っていると、どうも音が怖いらしく泣いていました。怖い顔を僕らによく向けるくせに、なぜ機械の音が怖いのかよくわかりません。ボクには、涼子の夜中の”ミルクつくってえ”の方が、よほど怖いです。