親バカ父ちゃん子育て日記
1月31日 翼の三歳児検診と、航の七ヶ月検診というのが村の施設で
あり、女房はチビふたりを連れて、雪が降る中、出かけていきました。
普段ニコニコしている航ですが、保健婦さんに抱っこされると、いきなり
泣き出したと言うことです。もう、誰が母で、誰が見慣れている人か、航
なりにわかっているようです。翼は背を測るとき、上から押さえつけられ
て泣き出したということです。さらに歯を診てもらう時、最初に口をあ〜
んと開け、それからかみ合わせを見るのに、い〜んとするらしいのです
が、その時、翼はゴリラのように、下の歯だけを見せ、笑いを取ったよう
です。我々親も大変ですが、チビ達を診て下さる先生方も、ご苦労様で
あります・・。
1月30日 お金がないので、東ヨーロッパへでも行ってやろうと、ハン
ガリーとブルガリアのガイドブックを、先日買っていました。ボクの道楽の
ひとつは海外旅行で、ヨーロッパや北米の事を考えない日はありませ
ん。忙しくなればなるほど、仕事をこなしながら、万年雪の山々、深い色
の森や湖、どこまでも真っ直ぐに延びる道路、見渡す限りの高原や畑、
荒々しい北海や穏やかな地中海・・、想像する世界は実際に行った場
所もあれば、写真でしか知らない場所も様々です。ハンガリーのガイド
ブックを見ていると、ウィーンからブダペストまでドナウ川を船で行ける
と書いてあったので、それはおもしろそうだと、ひとりニマニマしていまし
た。イギリスのテムズ川とスイスのライン川は観光船に乗った事があり、
フランスのセーヌ川は源流から英仏海峡の河口まで、道路沿いを車で
走りました。カナダのセントローレンス川はモントリオールの丘から眺め
ました。ドナウ川は見たことも、船に乗ったこともないので、一度挑戦し
てやろうと思います・・・。と、ニマニマしていたら、翼がまたオムツでウン
チです。こらっ! たこっ! お前だけ家におれっ! このカスっ!!
1月29日 とても良いお天気だったので、昼ご飯を食べ終えると、女房
は涼子と翼を連れて、ゲレンデへスキーに出かけました。スキーのでき
ないボクは航と留守番です。出かける前には、翼がぐずぐず言うかな、
と少し心配していた女房ですが、翼なりにゲレンデの雰囲気にのまれた
ようで、静かに女房といっしょに、リフトに乗ったり、女房に抱かれて滑
るのを楽しんでいたようです。涼子も既に学校でスキーをやっているの
で、全く親の手がかからず、随分、楽になったと、女房は話していまし
た。そうすると、来年は航も一緒に連れていってもらえるかもしれず、ボ
クにとって、この世の春のような時間が訪れるかもしれないと、ひとりニ
タニタしていたのでありました・・。
1月28日 隙あらば、オムツでウンチをしている翼の態度が、とうとう
女房の逆鱗に触れ、夜10時を回って、翼はウンチをおしりにくっつけた
まま、パジャマ姿で、勝手口から雪の世界へ放り出されました。外はマ
イナス何度の世界で、周りには雪しかなく、灯りも見えません。薄着で素
足の翼は雪まみれで、ドアまでたどり着くと、「母さん、開けてぇ!」 を
繰り返し、大声で泣き喚き、ドアを叩きます。それが無駄だとわかると、
「誰か、開けて!」 を繰り返すようになりました。連日わがままを繰り返
し、ウンチもしらばっくれて、何も言わない翼は、これまた連日この世の
地獄を味わっています。結局、ボクが助け出し、オムツを取り替え、着替
えをさせました。身体はぶるぶる震え、足は真っ赤になっていました。以
外だったのは、翼の泣きが止まった事でした。助かったぁ、と思ったので
しょうか。かわいそうでした。女房はボクの母に似てきました・・・。
1月27日 マクドナルドに行きたいと翼が言ったので、夕方、連れてい
ってやったのに、マクドナルドでも含め、今日一日だけで、三回もオムツ
でウンチをしやがって、翼の野郎・・・、許さんっ!!!
1月26日 家の玄関脇に狭いスペースですが、乾燥室があります。そ
こに据え付けられているガスストーブから変な臭いがしていました。また
きちんとスイッチが入らず、ストーブ本体をバンバン叩いて、スイッチが
入る時はまだ良い方で、いくらどこを叩いてもスイッチはオンにならず、
仕方なくファンヒーターを持ち込んだ日が何日もありました。宿泊や食
事のお客さんは、変な臭いがするなぁ、と思っていたに違いありません。
原因は排気口のところからハチが入り込み、冬眠をする予定だったよ
うなのですが、ストーブをつけた途端に、ヤツらは焦げてしまい、妙な臭
いが周辺に漂っていたのです。ボクがストーブの異変に気づいたのは、
スキーのお客さんがお見えになってからで、外側の排気口の入り口付
近に、真っ黒に焦げたハチがいるのを見つけ、狭い排気口に割り箸を
突っ込むと、出るわ、出るわで、焦げたハチを50匹程度外に出しまし
た。それは12月の中旬の話で、それからというもの、不快な異臭はす
るし、ストーブのスイッチは入りにくいし、どうしようもありませんでした。
そのストーブを今日、エイヤっ! と、ばらしてみました。直径3センチ、
長さは10センチくらいでしょうか。それくらいの配管に焦げたハチやヤ
ツらのたまごなど、びっしり詰まっていて、”こら、つかんわぁ〜” と妙に
納得するほどの死骸、残骸がありました。焦げたハチ100匹なんて、気
持ち悪いです、ホントに・・。びっくりりえたんガスサービスの卓越した技
術のおかげで、ようやくスイッチはスムーズに入るようになりましたが、
臭いは若干残っていて、この冬は皆さんにご迷惑をお掛けしそうです。
すみません・・・。
1月25日 明日と思っていた食事予約が、夕方になって、今夜の間違
いだと、お客さんから知らせがあり、急いで仕込みを開始しました。連
絡があるまでは、のんびり翼のウンチの見張り番をしていたのですが、
にわかに忙しくなり、慌ただしく調理を始めました。自分達の夕食には
鯖寿司でも作ろうと企んでいましたが、寿司酢を合わせ、飯切りをする
時間がなく、チビ達にはごはんの上に、ごま塩やしば漬けと大葉のみじ
ん切りを乗せ、その上に焼いた鯖の半身をそのまま乗せて食べさせま
した。厨房で孤軍奮闘しているボクに、翼が 「これ美味しい!」 とわざ
わざ言いに来てくれたので、思わず笑ってしまいました。朝から一日中、
おまるに座り続けていた翼は、夕方になって、ようやくウンチが出て、す
っきり夕食が食べられたのでしょう・・。
1月24日 雪が降る中、先日通行止めだった飯山から上越への国道
292号線を通って、仕入れに行きました。やはり道路脇には、これまで
間近に見たことがない量の雪が積もっていました。山から雪が襲って来
ないか、恐る恐る、ハンドルを握っていました。また、交通量もとても少
なく、こんな日に峠越えする人はバカだけだろうなぁ、と思いました。今
日は宿泊のお客さんもなく、久しぶりにテレビを見ていると、ホリエモン
逮捕のニュースばかりを目にしました。「俺もでっかく悪いことをして、逮
捕でもされたいなぁ・・」 と女房に言うと、「逮捕されるんやったら、どうせ
父さんは軽犯罪法違反くらいやなぁ・・。ちん〇ん露出罪くらいやわぁ、は
はははははぁ〜」 ということらしく、逮捕してもらっても、刑務所暮らしも
三日くらいで、また家に戻って、まかない作りをさせられるようです。ちん
けなクソ親父で、ボクは一生を終えそうです・・。
1月23日 しばらくぶりに、朝から除雪機で除雪をしました。翼はボク
が除雪を終えて戻ってくると、既におまるに座っていました。今日も翼に
とって長い一日が始まりそうでした。朝食のパンを食べる時も、教育テ
レビの人形劇を見る時も、翼はずっとおまるに座っていました。お昼前
11時頃、玄関の掃除を終えて、翼のいる部屋に戻り、「おい、ウンチ出
たかぁ?」 と聞きながら、股の間を見てみると、まさにウンチがムニュ
ムニュっと出ているその時で、「母さんっ! 母さんっ! ウンチ出た!」
女房も急いでやって来て、ウンチを確認し、写真を撮って、証拠を残し、
手をパチパチと叩いて、大人ふたりは歓声を上げました。翼はいつもの
ようにバカみたいに、おどけて白目を剥き、航はキョトンとしていました。
夜になって、翼がおまるを指さし、「あそこに座る・・」 と言いだし、「翼は
賢くなったなぁ!」 と大人ふたりは感激していましたが、結局、ウンチは
出てこず、翼は自分のちん〇んを見ながら、「たぁたのちん〇ん、あか
〜い! 父さんのは何色? だんだん緑になってきたぁ・・」 とウンチに
集中しなくなり、お役ご免となりました。それにしても、翼はよくがんばり
ました。二時間も おまるに座って がんばった 今日は翼の ウンチ記
念日。 たかみちか。
1月22日 朝からとても良いお天気で、お客さんがみんなチェックアウ
トされると、お昼頃から買い物と食事に出かけました。女房もそうだと思
いますが、なんだかボクもくたくたです。食事に行っても、翼がガサガサ
するので、やはりゆっくり食事など不可能です。どつきまわしたろかっ!
と何度も思いますが、イライラ、カリカリしているだけで、どうすることもで
きません。母はボクを育てるのに、苦労しただろうなぁ、と思い出し、諦
めています。家に帰る途中から、雲行きが怪しくなり、飯山まで戻ると、
車の前が見えないほど、吹雪き始めました。客室の窓を開け放して出
かけたので、窓からは雪が部屋に吹き込み、枕や毛布には雪が積もっ
ていました。大袈裟ではありません。積もっていたのです。あ〜ぁ・・・・・
って感じです。それでもチビ達の疲れを知らぬキーキー声が、ボクの身
体を貫通し、これからさらに夕食の段取りをしなければならないボクは、
どこで人生は狂ってしまったのかと、情けなくなってきます。はぁ〜あ、
メシの支度してくれる人いませんかぁ・・・。
1月21日 航の夜泣きは、生後間もなくよりも、今の方が激しく、日に
よっては、一晩に五回も起こされることがあるようです。夕べも何度も航
に起こされていた女房は、時間があれば、横になろうとしますが、翼は
涼子が家にいると、よりうるさくなり、女房は昼寝どころではありません。
やっと航が眠り、その間に自分も眠ろうとして、横になっていた女房です
が、隣の部屋でドンドン、ドンドン走り回る涼子と翼がいるので、全く寝
付けません。たまりかねて起き出し、女房はチビふたりを怒鳴りつけま
す。涼子も翼も力が有り余っていますが、外は寒く、外に出る気はなさ
そうです。どんよりとした我が家で、ボクは仕込みを続け、お客さんを笑
顔で迎えるわけなのです・・。
1月20日 昨晩、おまるに座り続けた翼ですが、いつもと同じように、
時間切れ、お役ご免となりました。翼をおまるから抱き上げると、その
中にはおしっこと、大きな鼻くそをふたつ丸めたような小さなウンチがあ
って、女房と涼子とボクは手を叩いて歓声を上げました。翼はなんだか
わからず、とりあえず白目を剥いて、おどけていました。航はさらに訳が
わからず、口をへの字に曲げ、泣き始めました。その翼が今朝になって
オムツでウンチをし、さらに風呂の前にオムツでウンチをしたものだか
ら、風呂の中で、翼はボクにおしりを数回平手打ちされ、これ以上情け
ない顔はできない、もう生きていくのはヤダ! というくしゃくしゃな泣き
顔を向けていました。翼にとって、つらい毎日が続きます。すまん!翼!
1月19日 ようやく ”おまる” に座るようになった翼ですが、ウンチは
全く出てきません。夜に半時間、一時間と座っていると、愛用のチュッチ
ュタオルを掴んだまま、右手親指をしゃぶり、あんなにうるさい翼が静か
になってきます。そのうち身体がふらつき、目を閉じたり、開いたりを繰
り返し、可哀想になってくるので、オムツを履かせてやり、布団に寝かせ
ます。その夜は深夜にオムツの中でウンチをするか、明朝、誰にもわか
らないように、オムツでやっています。そしてまた、ボクか女房に叱られ
ています。今も、女房や涼子に 「がんばれ!」 と励まされながら、おま
るに座っていますが、おもちゃの救急車を持ち、「ピ〜ポ〜、ピ〜ポ〜」
と繰り返し、ウンチは出てきそうにありません。三歳になったばかりでは
無理なのでしょうか・・・。
1月18日 歩行器で歩き回る航が、電気コードを掴んでは、口に入れ
て遊んでいます。危なっかしいので、コードを掴んで遊ぶ航に、「航ぅ!
だ〜め、だ〜め!」 と言って、首を横に振り続けました。航はコードを
掴んだまま、ボクの目をじっと見つめています。そのうち、目をそらし、コ
ードから手を離して、翼の方へ行きました。わかっているのか、いないの
か。なんかいつもと違うなぁ、と感じてくれていればいいのですが、どうで
しょう・・。畳の上に座る航に、両手を差し伸べると、両手を上げて返す
ようになりました。抱っこしてもらえることがヤツにはわかってきたようで
す・・・。
1月17日 対外的にボクは主人と呼ばれますが、三人の子供を風呂
にいれ、ごはんの支度をし、女房が風呂から出てくる頃、うまい具合に
暖かい夕食と冷たいビールの用意が整います。本当の主人は誰なの
か・・。実のない、哀しき主人なのです・・・。
1月16日 買い物に出かけようと、車を車道へ出すと、なんと道路上
に雪がありません。運転のしやすいことと言ったらありません。空は青く、
この冬初めて、ゲレンデでのスキーとなった涼子は、絶好の日和だった
でしょう。背の高い雪の壁が緩んで、これから春が来るのかと、錯覚し
そうですが、雪はまだまだこれからです。涼子は真っ黒に日焼けして戻
ってきました。女房が客室の掃除をしてくれている間、翼と航とボクは、
陽の当たる南側の部屋で、ストーブもつけず、電車を走らせて遊んでい
られたのです・・。
1月15日 今日も雨の予報だったのですが、雨は止んで、晴れました。
外に出て雪の様子を見ると、やはり幾分解けていて、一見、春のようで
した。家の周りに植えてある木々の枝が、積もった雪の間から、助けて
くれと言わんばかりに、ほんの少し見えてきましたが、無傷でいられる木
は一本もなさそうです。情けないくらいの格好になっているのがほとんど
で、雪解け後の春には、新たに何本かの苗木を買う必要がありそうで
す。ボクの一番お気に入りである、イロハモミジも例外ではなく、雪の中
にいる彼が一番心配です。涼子も翼も雪があるだけで、楽しく遊んでい
るようです。来年は航も参加できるでしょうか。ボクは右手で箸を持つの
もだるくて、今夜の夕食は人差し指と中指にスプーンを挟んで食べるつ
もりです・・。
1月14日 久しぶりの雨です。お客さんは雨に濡れて、ボトボトになっ
て帰ってきました。お気の毒です・・。しかし・・・! 雪が少々緩みまし
た。少し積雪が少なくなった気がします! ボクは今日、一日中、厨房に
缶詰状態で、料理三昧でしたが、外の景色を見ながら、にまにま、にま
にま・・・、としていました。午後9時45分現在、チビ達も夕食にありつけ
ました。女房が風呂からあがると、ボクもビアタイムとなります。無茶な
献立に、自分で自分の首を絞めた感じで、お客さんは怒っているかもし
れませんが、なんだか今日の雨に、ボクはひとり、にまにま、にまにまし
ています。明日も雨だってぇ! うっしっしぃ・・。にまにま、にまにま・・・。
1月13日 夕食時、航は離乳食を食べ、お腹はそれなりに大きいはず
なのに、ぐずぐず言い出しました。みんなで代わる代わる抱っこをした
り、おもちゃを渡したりしますが、機嫌は直りません。ぐずぐず言う度に、
航は右手を頭に持っていき、髪の毛を引っ張ろうとします。翼が赤ん坊
の頃、ミルクがほしかったり、眠たかったりで、自分の気持ちが女房や
ボクに伝わらなかった時、翼は自分の手で、自分の髪の毛をよく引き抜
いていました。当時の写真を見ると、右と左の頭が禿げていて、なんだ
か病気の子供のように見えます。航がそうならないように、今日は航が
ぐずぐず言いだし、イライラして、手を髪に持っていくと、すぐさまその手
を引っ込めていました。しかし、航のぐずぐず、イライラは直りません。あ
まりに航が右手を頭に持っていくので、ボクはその頭を、散髪屋が頭を
洗うようにカリカリ掻いてやりました。するとどうでしょう。航は目を閉じ、
全身の力が抜けて、気持ち良さそうに眠り始めました。そうです。航は頭
が痒かったのです。しばらく航の頭を掻いてやっていると、航は寝息を
立てて、眠ってしまいました。航は翼のように、イライラして、髪を抜こう
としていたのではありませんでした。ごめんなぁ・・、航ぅ・・・。
1月12日 上着のはんてんを上手に着られるようになった翼が、今日、
スキーウエアの上着も自分で着たようです。「たぁた、すごいなぁ!」 と
言いながら、翼をよく見てみると、赤いウエアに両腕は通しているのです
が、上下が逆さまで、なんとも変な格好で、得意げな顔をしていたので、
笑ってしまいました。よく考えてみると、翼は未だに自分で服も着られな
いし、ズボンもはけないのです。ある程度脱ぐことはできますが、なかな
か時間のかかる話しなのです・・。
1月11日 三日連続で除雪機を使っていません。が、しかし、午後7時
半現在、また、すごい勢いで雪が降り続いています。歩行器に乗る航は
ようやく、自分の行こうとする場所へ足が動くようになってきました。昨日
38度5分の熱を出していた航ですが、今日は表情も良く、元気になった
ように見えます。ボクは今日は一日中、ずっと家にいて、できる限りぼん
やりと過ごしていました。雪の野郎のおかげで、つらい毎日なのです・・。
1月10日 昨日、かろうじて九九を間違わずに言えた涼子ですが、三
学期の始まった今日、さっそく九九の試験があり、五十問中十三も間違
いです。アホかっ! こいつわぁ! と叫び、泣きたくなりますが、その他
四名の夕食をこしらえつつ、イライラしながら、涼子に試験のおさらいを
させました。もうちょっと、しっかりせぇやぁ・・・。
1月9日 地元テレビ局のひとつが、料理の撮影に来ました。ピザを二
種類と、山芋をおろして焼いた ”山芋ステーキお好み焼き風” です。
ピザはできあがったものを、山芋ステーキは調理中とできあがりを撮影
してもらいました。女性アナウンサーがボクに話しかけ、何か答えないと
いけない場面がありましたが、”そんなの聞いてないよ〜” って感じで、
気の利いた返事ができませんでした。きっちり話す彼女はプロを感じさ
せました。それにしても、以前、他の局からはピザと、焼きそば味に仕
上げた、その名も ”スパゲティー大阪鶴橋” を撮影しに来ました。その
テレビ局には、焼きそばを作りにスタジオまで出かけたこともあります。
ボクがおちゃらけで作る、お好み焼きや焼きそばを面白がってくれるの
ですから、大阪生まれでよかったと言うことでしょうか。放送は12日木
曜日です。もちろん県内だけです・・。う〜ん残念・・・。
1月8日 知らず知らずに涼子の力は強くなっていて、涼子に肩や腕を
叩いてもらいましたが、「ちょっと弱くして!」 と悲鳴を上げるほどでし
た。あちこちだるく、痛いのです・・。
1月7日 もう午後11時半になろうとしていますが、まだ終わりません。
初めて涼子に除雪を手伝ってもらいました。さすがに二年生にもなると
違うものです。まじめに取り組んでくれて、ほんの少し助かりました・・。
1月6日 覚悟して上越へ仕入れに出かけ、温泉に入って帰って来まし
た。上越への山道は途中から雪のため、通行止めになっていました。仕
方なく高速道路を利用し、上越へ向かいました。どこを走っても、ものす
ごい雪の量で、屋根に登って雪下ろしをする人が目立ちました。道路も
道幅が狭くなり、その上、路面にも硬くなった、あるいはしゃぶしゃぶの
雪が残っていて、スムーズには運転できません。家の食堂から見える、
信濃平の民家が倒壊したと新聞で読みましたが、人ごとではありませ
ん。ボクや女房は、まだ若いので、仕方なくでも気合いを入れて、スコッ
プを持ち、あるいは機械を動かし、除雪をしますが、お年寄りには不可
能かと思います。こんな時こそ自衛隊にでも来てもらって、除雪作業を
お願いしなければ、被害はもっと増えるだろうし、なんのための自衛隊
なのか、意味がありません。・・と女房と話していたところ、ラジオから、
小泉さんが自衛隊を派遣させると言っていたと聞き、なかなかやるがな
ぁ〜! と感心しておりました。ホントに笑い事ではなくなってきました。
まだ、たっぷり二ヶ月は降雪が続くというのに、どうなるのやら・・・。
1月5日 家の周りにできた雪の壁によじ登り、上から約50センチ位を
スコップで、駐車場とは反対側へ放り投げます。雪は重く、そして堅く、そ
う簡単には作業は進みません。雪が降りしきる中、思っていた半分程度
をやり終え、くたびれてしまい、家に入りました。休む間もなく、食事の準
備にかかり、チビ達を風呂にいれたのは、午後9時を回っていました。
つらい除雪作業で、今日は左肩がだるく、左手を熱い湯につけると痺れ
た感じがします。それでも、チビ達三人と一緒に風呂に入れることは、こ
の上なく幸せな感じがします。チビ達も遅い夕食を済ませましたが、ボク
もより遅い、ビアタイムとでもいきましょう・・・。
1月4日 今日は宿泊のお客さんがなく、少しはゆっくりできるかなぁと
の思いは甘く、今朝は猛烈な積雪で、朝食を出し終えると、すぐに除雪
を始めました。ガソリンがなくなり、ガソリンを買いに行き、再び除雪を始
め、午前11時過ぎにひとまず除雪を終えました。遅い朝食を摂った後、
正午から屋根にのぼり、女房と共に雪下ろしをしました。涼子が翼と航
の面倒を見てくれています。下ろした屋根雪をさらに除雪機で雪の壁の
向こうへ飛ばします。除雪機の動きが悪く、ベルトを二度切り、その度に
交換し、オイルを入れ、アクセルのワイヤーを調節し、なんだかんだで
やっと格好がついたのが午後八時半。投光器の光りで修理をしている
と、情けなくなってきましたが、大変なのはボクだけでなく、村の農機具
屋さんへ行った時に見た村の家々に積もる雪、雪、雪・・。ものすごい雪
の量で、つぶされている家がないのが不思議なくらいでした。村の人達
も総出で除雪作業をされているのを思い出すと、なんだか自分だけじゃ
ないなと、ほんの少し元気が出てきました。まだ今年は明けたばかりで
す。これから先、いったいどうなるのでしょう・・・。航を風呂にいれ、晩飯
でも喰うことにします・・・。
1月3日 イライラ、イライラして、血圧も上がってるだろうなぁ・・とぼん
やり考えながら、今日もようやく終えられそうだと、自分達の夕食の段取
りをしている間に、歩行器に入った航がテーブルのみそ汁に手をかけ、
こぼれてしまいました。みそ汁は並べてから数分経っていたので、そん
なに熱くはなかったようで、航に怪我はなく、そして、みそ汁の多くは歩
行器のテーブル部分にこぼれたのが幸いして、炬燵布団は濡れずに済
みました。女房は風呂に入っている間の出来事なので、後片づけはもち
ろんボクだけの作業となり、もう、こんな人生イヤじゃっ! ボケッ! と
叫びそうでした。今年もより楽しくなりそうです・・・。
1月2日 厨房で航にミルクをあげている最中に、お客さんがお戻りに
なり、「お帰りなさ〜い!」 と大声をあげると、航はびっくりして泣いてし
まいます。航と風呂に入っていて、航を女房に手渡そうと、「母さ〜ん!」
と大声をあげても、やはりびっくりして泣きそうになります。最近では航
に、「母さん、呼ぼか?」 と声をかけ、徐々に大きな声を出していき、
女房を呼んだりしています。航の泣き声の方がずっと大きいと思います
が、いろいろ気遣いが必要であります・・。
1月1日 昨晩、この日記を終えてから、翼にトイレでウンチをさせよう
と、女房は必死になっていました。くさいおならが出て、翼はもうウンチが
出るというのに、トイレに行くのを嫌がり、何より、パジャマもパンツも脱
がせようとしても抵抗します。女房も徹底攻撃の構えで、怒鳴ったり、な
だめたりを繰り返します。ほとんど怒鳴りつけているようで、翼は大声で
泣き叫び、こちらも徹底抗戦の構えです。翼が可哀想になり、雪でドア
が開けられない床下収納庫に、懐中電灯と雪かき用のスコップを持っ
て、ボクは小さなおまるを取りに外に出ました。狭いトイレの中で、翼と
女房と涼子が格闘を続けていましたが、ボクが止めに入り、翼は救われ
ました。もちろん、翼はおまるにも腰掛けはしません。結局、ウンチを腹
に残したまま、翼は眠ってしまいました。寝ている間、翼は二度、大声で
泣き叫び、枕元に座り込んでいました。まだまだ、ウンチはできそうにあ
りません・・・。

■1週間や1〜2ヶ月あるいはそれ以上の長期滞在をご希望の
お客様はご相談ください。長期滞在者向けの2食付き料金
設定致しております。お気軽にご相談ください。

1999年
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食事注文制の宿 びっくりりえたん
TEL&FAX  0269−82−3423