親バカ父ちゃん子育て日記
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Boden in Grindelwald


4月1日 実は宝くじがあたりました。3億円です。びっくりりえたんを誰かに譲り、今月中旬から
ヨーロッパへ自宅を探しに行こうと思っています・・・な〜んて事になればどうでしょう?孫の代ま
でないでしょうね、ハハハ・・・・・・・。この仕事を始めて、4月1日を迎えるというのは、何となく正
月を迎えるような気がします。まだスキーのお客さんがいらっしゃるので、こんな事を言うとしか
られそうですが、エイプリルフールということで・・・・・
4月2日 リフトが無料の日なので、女房と涼子がリフトに乗りに行きました。何より涼子は喜ん
でいたようで、帰ってきてすぐにボクになにやら報告をしてくれましたが、きっちりと聞き取ること
ができませんでした。昼の営業を終えてからボクも出かけてみようと思っていたのですが、どうも
最近どういう訳か忙しくて、リフトには乗ることができませんでした。後1週間です。スキーをやり
残している方は是非是非遊びに来て下さい。雪は例年よりたくさんありますから・・・・・
4月3日 今のところこの冬最後のお客さんを送り出し、シーズンを終えた感じです。昼間から
ビールを飲み、夜に店の営業を終えてから近くの馬曲温泉に行きました。もうくたくたです。シー
ズン当初は、雪も少なく除雪が楽だったので、疲れはどうって事なかったのですが、やはり3月
を越えた辺りからだんだん疲れがたまってきて、3月の連休を終えた頃には、体に力が全く入
らなくなってしまいました。とりあえず、明日は定休日ですので、ゆっくり休む事にします。9日ま
で、スキー場は営業を続けますが、とりあえず、今シーズンびっくりりえたんまで来て下さった、
多くのお客さんに感謝致します。本当にどうもありがとうございました。満足していただけたかど
うか不安ですが、機会があれば是非また遊びに来て下さい。
4月4日 朝9時頃起きました。よいお天気だったので、どこかへ行こうと女房の目が鋭くなって
いました。体はけだるくボク自身は一日家で過ごしてもよかったのですが、天気があまりにも女
房、涼子に味方していて、出かけざるを得ませんでした。どこか湖にボートにでも乗りに行こう
と、管理事務所へ電話すると、湖面はまだ氷っているとの事で、ボートはいきなり却下されてし
まいました。近くの遊園地なども4月中旬からの営業とかで、どこに行こうかいろいろ探しました
が、やはり温泉に行くことにしました。以前は陸の孤島と呼ばれていた秋山郷の、小赤沢温泉
に行くことにしました。鉄分の多く含まれた茶色の温泉で、よくガイドブックにも紹介されている
珍しい色の温泉です。秋山郷にもまだまだ雪が多く残っていて、風呂上がりはとてもすがすが
しくホッとしました。近くで弁当を広げ、これまたとても美味しく食べられました。おにぎりとスー
パーで買った、出来合いの焼き鳥と、コロッケだけの質素な物で、家の中で食べたりすると、
文句のひとつやふたつはすぐに出てきそうな味なのですが、これがまた不思議な物で、外で山
の景色を見下ろしながら食べたりすると、これより美味しい物はないのではないかと感じてしま
うくらいに美味しくなってしまうのです。家に帰ってから涼子に”今日はみんなでどこに行ったの
?”と聞くと、大きな声で”やきとり〜”と言いました。”焼き鳥をどこで食べたの?”と聞くと、”し
んぶ〜ん”と言いました。弁当を食べるときにお尻に新聞を敷いて座って食べたのですが、新
聞を敷いて、涼子を座らせたとき、涼子はとても嬉しそうな顔をして、”たのしいね〜”と言った
のです。よほど新聞の上に座ったことが印象深かったようで、子供というのは何に感動してい
るのか、なかなか掴めないもので、温泉の近くの山で弁当を食べたことなど全く記憶にはなく、
新聞の上で食べた事を我々に話してくれるんですから、子供というのはおもしろいものです。
4月5日 最近涼子は人前に出るのを嫌がります。そして”はじゅかし〜”等と言うのです。少し
前まで、恥ずかしい等と言ったことがなかったのに、”はじゅかし〜”なんて言うから驚きです。
少し人間らしくなってきたのでしょうか・・・
4月6日 庭が殺風景なので木でも植えようと植木屋さんに行きました。木島平でペンションを
始めて4年目になりますが、今まで庭をいじることなど考えたこともありませんでした。どうやっ
てお客さんをウチに来てもらうか、そればかりを考えていて、家の内装だとか、特に外回りなど
はまるで考えもしませんでした。雑草を抜いたり、草刈りをしたりは何度かやりましたが、いわ
ゆるガーデニングなるものには全く手をつけませんでした。もともとセンスもないし、庭いじりな
ど嫌いと言うこともあるのですが、最近少し、ほんの少し、気持ちに余裕が出てきたので、もう
少し庭も綺麗にしないと、と思い植木屋さんに行ったのです。白樺の木を数本買うつもりで行っ
たのですが、割と大きめの物がほとんどで、値段で折り合いがつかず、他の木を見ていたら、
おじさんが”シャラの木は高級感があって、虫も付かないし、雪囲いをする必要もないよ”と教
えてくれたので、大きい物から小さい物まで数本見て、一番小さいものを1本買うことに決めま
した。小さいと行っても我々の背の2倍はあるし、値段も”へ〜え”って感じで、結構高いんです。
今は春になったばかりで、はだかんぼうですが、どうなりますやら、明日取りに出かけて、駐車
場に植えるつもりです。
4月7日 ウチのご近所は、どんなときも非常に頼りになります。昨日買ったシャラの木ですが、
ボクのワゴンでは運べないので、ご近所に軽トラを借りて運びました。それから植えるとき、ボ
クがこの手の仕事が不得意なのを知っていて、みんなが集まってくれて木を植え、土をかぶせ、
土の周りの飾りまでやってくれました。殺風景なウチの駐車場が、アッという間に、おしゃれに
なりました。もちろん買った木は1本だけなので、部分的な物ですが、才能のある人たちに恵ま
れてボクは幸せ者です。
4月8日 ご近所でこの冬の打ち上げをやりました。酔っぱらいまして今日はこの辺で・・・・・
4月9日 ここ2,3日よいお天気が続き、家の周りの雪もほとんどなくなっていきました。真っ
白だった風景が、茶色になってきました。そのうち花が咲き始め、木島平にも本当に春がやっ
て来そうです。宿泊のお客さんがなくなりましたが、なんだかんだと食事のお客さんも来てくれ
て、嬉しい限りです。春はいいよな〜。
4月10日 風の強い日があり、数日前から唇の左端が切れて血がにじんだりしています。そ
れを見つけた涼子が”ここいたいの?”と心配してくれます。2歳の娘に心配されるのは、気恥
ずかしくもありますが、嬉しいものです。心配してくれるだけで良いのですが、ボクの顔に5セン
チの所まで自分の顔を近づけてきて、中指の先端を自分の口に入れたかと思うと、すぐさま口
の中でぬらした指を、ボクの傷口へもって行き、薬を塗るように自分の唾を塗ってくれるのです。
”これでいたくないからね”と言って、何度でもボクの傷口に唾を塗ってくれます。ボクは情けな
い顔をしながら、”もういい、もういい、ありがとう”と言うのですが、涼子は全く聞く耳を持たず、
唾を何度でも塗ってくれます。あ〜、もうたすけて〜!!!!!
4月11日 昼から食品衛生協会の総会などがあり、休日にも関わらず時間をとられてしまい
ました。夕方から時間をもらっても・・・と多少腹立たしかったのですが、気を取り直し、温泉に
行くことにしました。牟礼村と言うところの温泉に行きました。すごく近代的な建物で、温泉らし
い温泉が好きなボクには少し物足りなかったのですが、それでも広いお風呂で涼子と一緒に
遊んでいるのはとても楽しいことです。温泉の後、いつものドライブインに行って食事をしまし
た。とりあえず冬のトップシーズンを終え、家族で温泉に行き、食事ができると言うことは、今
のボクにとって、この上なく幸せな事かもしれません。
4月12日 風呂に入る前、涼子が”せなかがかゆい”と言い出しました。2枚来ていた服の1
枚を脱ぎ、ボクに背中をかかせました。続いて、自分でズボンを脱ぎ、おむつも脱いで、お尻
を丸出しにした後、”おしりかゆい”と言いだし、お尻をボクにかかせました。”どうして自分で
掻かないの?”と言っても、気持ち良さそうに寝ころんでいるだけで、何も言いません。ボクも
テレビを見ていただけですから、どうってことないのですが、そんなこと自分でやれよなって思
いながら、結構ボクも喜んでいるのかもしれません。断っておきますが、変な意味ではありま
せんよ・・・・・
4月13日 さすがにもう雪は降らないだろうし、雪道を走ることもないだろうと思い、冬タイヤ
から夏タイヤに履き替えました。今履いていた冬タイヤは、この冬に買った新品だったので、
とても走りやすく快適でした。ところが、今日履いた夏タイヤは少し古いもので、ポンコツの車
にはとても快適とは呼べる感じではありません。車を買う余裕は全くないので、せめてタイヤ
でもと思いますが、もう少し稼がないといけません。なさけないな〜。
4月14日 夕べ午前3時頃目が覚めました。横で寝ている涼子を見ると、布団を全くかぶっ
ていませんでした。”こらあかん!!”とすぐに毛布と布団を掛けました。ボクは寝るときに、よ
く毛布と布団を自分の体にぐるぐる巻きにして、眠ってしまうことがあります。もちろん無意識
にです。ボクと一緒に寝ている涼子には気の毒なのですが、今までにも何度かボクだけが布
団をかぶっていて、涼子は何もかぶらず眠っているということがありました。それでも涼子が
健康なのか、ボクが気づくのが早いのか、涼子はまず鼻水ひとつ垂らしていませんでした。
それが、今日はさすがに鼻水を垂らしていて、まだ鼻をかむことのできない涼子は力無く鼻
水をすすることしかできず、とてもかわいそうなのです。先ほど涼子は眠りましたが、鼻水が
邪魔をして、なかなか眠れなかったようです。今夜もたぶん鼻水が邪魔で何度も起こされて
しまうでしょう。今も眠れないのか、せき込みながら、泣く声が聞こえます。父さんをゆるして
ください・・・・・
4月15日 やはり涼子はボクの責任で風邪をひいてしまいました。鼻をかませようとするの
ですが、”ちいさいから、できない”などと、泣き言を言って、鼻水をすするだけで、外に出さな
いのです。ボクが原因で風邪をひかせてしまったのですから、ぐずってもしかりつけることも
できず、往生しています。放っておくと、鼻水はたれ流しのままで、垂れた鼻水をなめている
だけだし、ふいてやろうとしても逃げ回るし、どうしようもありません。熱が出ていないので、少
しはましですが、早く治ってもらいたいものです。
4月16日 日曜日だというのに、ほとんど行き交う車がありません。たぶん見かける車は、
この辺りの住人で、とても静かな日でした。涼子がシャボン玉をやりたいと言うので、玄関
に腰掛けてシャボン玉を二人で追いかけていました。シャボン玉の割れる音を知っていま
すか?割れる音が聞こえるくらいに、静かなのです。雪もほとんどなくなってしまいました。
大勢のお客さんが来てくれていたなんて、ウソのようです。涼子は鼻水をすすりながら、
シャボン玉をいくつも大きな空に飛ばしていました。何かたくさんの幸せを誰かに届けてあ
げているようでした。
4月17日 昼の営業を終えてから、野沢温泉に行きました。こちらに来てから2度目です。
1度目は温泉街を車で出かけて、とても不自由をしました。そしてそのころは野沢の外湯巡
りが、野沢に宿泊している人しかできませんでした。それ以後、こちらに住み続けていくうち
に、野沢の細々とした悪評ばかりを聞いていたので、野沢には全く出かけないようになり、
またウチに泊まってくれるお客さんにも、ほとんど紹介をしませんでした。それからひょんな
事で、野沢の外湯巡りが宿泊者以外でもできるという事を知り、今日出かけてみることにし
たのです。無料駐車場に車を止め、野沢の街を探検することにしました。歩いて行くにつれ、
”ええがなあ”と連発していました。そうです。野沢温泉街はとてもよいところなのです。坂道
が随分ありますが、涼子はそのほとんどを歩き通しました。温泉あり、土産物屋あり、神社
あり、そして何より街が綺麗なのです。今回は時間の都合で、温泉には入れませんでした
が、とても雰囲気のある街で、次回は必ず温泉に入りに行くつもりです。さすが野沢でした。
4月18日 レストランが定休日で、昼前からウチのお客さんを誘って、上越へ行きました。
仕入れを済ませ、高田公園と言うところの花見をしに行きました。木島平地方とは全く違っ
ていて、桜はほぼ満開で、多くの人でびっくりしてしまいました。弁当を食べて、赤倉の温泉
に行きました。こちらはまだ雪が多く、人が少なくて温泉は貸し切り状態で、とても気分良く
浸かっていられました。涼子はお客さんの島崎さんがいるので、いつになく緊張していまし
たが、まあまあハッスルしていました。家に帰って、島崎さんちで食事をごちそうになり、
ゆっくりと一日を過ごせました。
4月19日 ちょっとした用事があり、長野県南部の南アルプスの村、長谷村というところに
行ってきました。南部の方は桜が見頃で、特に長谷村へ行くには高遠町というところを通らね
ばならず、その高遠町は桜見物の人でごった返していました。昨日僕たち家族は上越の高田
公園に花見に行きましたが、そこも満員でしたし、今日通りかかった高遠町もスゴイ人で、平
日の昼間にも関わらず遊んでいる人はたくさんいて、日本は平和でいいなあなんて思ったりし
ました。涼子は一日車に乗せられていたので、少し疲れ気味ですが、家に帰ってくると、鼻水
をすすりながらいたずらを始めていたので、心配するほどでもないようで、ほっと一息です。
4月20日 昼の営業を終えて、近くのダムへランニングをしに行きました。女房と涼子もつい
てきて、彼らはシャボン玉をして遊んでいました。シャボン玉に飽きた涼子は、ボクの走ってい
る姿を見て、楽しそうに見えたのか、自分も走り始め、女房はその後ろをついて歩いていまし
た。走り終えて、道路脇の溝を覗いてみると、カエルの卵が気持ち悪くなるくらいたくさんあり
ました。もうしばらくで、おたまじゃくしになって出てきそうでした。今は夜は静かなものですが、
田植えの頃になると、げーげー、がーがー、とてもにぎやかになります。にぎやかと言うと柔ら
かく聞こえてしまいます。とてもうるさくなります。とは言っても、睡眠を妨害されるほどではあ
りません。田舎ならではの大合唱となります。カマキリの卵をふたつ見つけて帰ってきました。
かぶと虫やくわがたの幼虫もそろそろ活動している事でしょう。また楽しい季節がやって来そ
うです。
4月21日 この1週間、不本意ながらずっと遊んでしまいました。店に来るお客さんもほとん
どなく、当然ながらというか、宿泊のお客さんもありません。冬に遊んであげられなかった分、
涼子と遊んでいますが、涼子も随分成長してしまって、ボクという人間のつまらなさ、というも
のを見抜いてしまっているようで、何かあるとすぐに女房の方へ行ってしまいます。娘には早
くも粗大ゴミ扱いされる兆しがあります。寂しい気もしますが、よく考えるとボクも放っておか
れた方が何かと自由も利くようで、少し嬉しくもあります。とは言っても、やはりもう少し娘と遊
んでいたいな!!!
4月22日 昨日遊んでいるとここで書きましたが、今日はうって代わって、とても忙しくなりま
した。何もかもが重なるようで、食事のお客さんの予約が入り、オーダーをこなし始めると、
電話が鳴り始め、宿泊のお客さんがチェックインし、涼子がうんちをして、パンツを下ろしたま
ま、お尻にうんちをつけて踊っていたりします。何を優先させるか、一瞬のうちに判断しないと
いけませんが、やはりうんちが部屋中に飛び散るのを始末するのが、今日は一番の優先事
項でした・・・・・
4月23日 スキー場の清掃がありました。毎年冬のシーズンが終わり、ゴールデンウィーク
に入る前に、空き缶拾い等をしながら、旅館組合のみんなで掃除をします。今年はいつもの
年より、ゴミが少なかった気がします。単にお客さんの数が減ったのか、それともお客さんの
マナーがよくなったのかわかりませんが、ゴミが減ったのはいいことです。
4月24日 家の周りの雪がすっかり溶けました。殺風景な庭が出てきました。庭いじりは好
きではありません。宿泊のお客さんもそろそろお越しになるし、週末から食事のお客さんも少
し増えてきたので、花でも植えないといけません。あまりに殺風景なので何とかしたいです。
明日にでも花を買いに出かけましょうか・・・
4月25日 定休日だったのですが、食事の予約をもらったので、朝から上越に仕入れに出
かけ、3時頃に帰ってきて仕込みを始めました。お客さんをこなして、9時前から近くの馬曲
温泉に行きました。露天風呂に浸かる瞬間が何とも言えず、たまらなくいい気分です。露天
風呂では2分くらいでしょうか、ボクと涼子の貸し切り状態になりました。しばらくして次から
次へとおっちゃん達が入ってきて、涼子は怖くなってきたのか、”おとうさん、でよ”と言ったの
で、もう少し浸かっていたかったのですが、出ることにしました。誰もいない露天風呂はいい
ですよ〜、それもまた娘と一緒に入るのはとても気分のいいものです。
4月26日 昼の営業を終えてから、長野へ仕入れに行きました。帰る途中に花屋さんが
あったので、庭に植える花をいくつか買いました。帰ってきてさっそく植えました。雪が解けた
後の殺風景な庭が少し明るくなりました。しかしながら、庭いじりが好きな人にとっては、とて
もいい季節なのでしょうが、ボクのようにあまり興味のない人間にとっては、少し苦痛です。
それでもまあ花でもあれば、ホントにきれいなので、仕事と割り切ってがんばります。
4月27日 昨日に同じく昼の営業を終えてから、野沢温泉方面にランニングに出かけまし
た。車で走っているうちに雨が降り出し、ランニングはやめて、温泉に行くことにしました。外
湯の中で一番大きいと言われている中尾の湯に入りました、少し熱いお湯でしたが、涼子
も浸かることができ、さすが野沢と感じさせるなかなか良いお湯でした。それから北竜湖に
出かけました。少し雨が小降りになったので、足こぎボートを借りて、ボートをこぎ出し、湖
の上で持ってきていた弁当を食べました。涼子は自分がハンドルを握れるので、上機嫌で
した。雨の降る中、ボートなど乗っているのは我々物好きな家族だけでしたが、雨の晴れ間
に、大きな虹も見ることができ、楽しいひとときでした。
4月28日 食材を外の冷凍庫に入れるときに、女房に手伝ってもらうのですが、それを横
で見ている涼子も手伝いたいようで、小さく軽いものは涼子に待たせて、ボクに手渡しても
らっていました。その時、時間のかかる涼子に対して、”はよ、せえよう”と何度も言っていた
ようなのです。今日、涼子がボクに食材を渡してくれるその時に、”ハヨ、セエヨウ”と言うの
で、最初何を言っているのかわからなかったのですが、ボクに品物を渡す度に、”ハヨ、セ
エヨウ!ハヨ、セエヨウ!”と言います。よく考えてみると、ボクが何度も涼子に発していた
言葉を涼子はきちんと覚えていて、意味はおそらくわかっていないんだと思うのですが、食
材を渡すときには、”はよ、せえよう”と言うんだと覚えていたようで、何やら涼子にやられ
てしまったような感じがしました。くそっ!
4月29日 涼子は当然ながら、我々が忙しい時には全く相手にしてもらえません。お客さ
んが来て、オーダーをこなしているときなど、涼子が何を言おうが、我々夫婦はかまってや
ることができません。それまでみんなでテレビを見ていたのに、突然涼子は一人にされると
いうことがよくあります。ボクは無心で料理を作り、女房はボクの補助をしながら、お客さん
からの注文を受けたり、できた料理を運んだり、皿を洗ったり拭いたり、会計をしたり、電
話をとったり、チェックインされたお客さんを案内したりします。その横で涼子はできもしな
いのに、ピザを伸ばしたいとか、お腹がすいた、のどが渇いた、ウンチでた、とかそのほと
んどを相手にされず、我々に常に訴えています。かわいそうに思うことがよくあります。そ
れでも涼子は、健気に何か一生懸命やっています。ボクに怒鳴られ大粒の涙を流してい
たこともありました。そのまま眠ってしまったこともありました。これからもまだまだボクは
彼女に対して、怒鳴り続けるのでしょう。どんな娘に育つのでしょうか?許せ!涼子!
4月30日 今日は日曜日でゴールデンウィークということもあり、近所が結構にぎやかで
した。宿泊のお客さんを始め、普段は学校や幼稚園に通っている子供達もみんないて、家
の手伝いをやりながら、楽しそうに遊んでいました。無論涼子も大はしゃぎで、昼寝の時間
になっても、みんなと遊び続けていました。ボクはというと、宿泊のお客さんがチェックアウ
トをされた後、食堂のお客さんを迎え撃つべく、仕込みに励んでいたのですが、今日は全く
お客さんに見放されてしまって、ひとり落ち込んでいたという始末・・・・・。ゴールデンウィー
クに計画のない皆さん!ちょっとお出かけ下さい!!!