親バカ父ちゃん子育て日記
11月の親バカ父ちゃん子育て日記
12月の親バカ父ちゃん子育て日記
1月の親バカ父ちゃん子育て日記
2月の親バカ父ちゃん子育て日記
3月の親バカ父ちゃん子育て日記
子育て日記トップ
Boden in Grindelwald


3月1日 シーズンに入る前には、長いなあと思っていたのに、もう後残すところ1ヶ月になりま
した。とは言っても、この1ヶ月がまた、より長く感じたりします。都会では春を感じる季節なの
でしょうが、こちらはまだまだ雪いっぱいの冬です。機会があれば皆さん!是非!遊びに来て
下さい。
3月2日 先ほど奈良の山友達から電話があり話していたのですが、彼はこの4年で、4,5千
万円も稼いだというのです。スキー場関連の仕事をしている我々は、不景気風が吹いて、いつ
破産をしても、おかしくない位なのですが、彼は今時の仕事なのか、ずいぶん羽振りがいいよ
うです。テレビでも景気の良い事を言っている人も最近では、結構増えたように思います。僕ら
にもほんの少しでいいから分けてほしいものです。
3月3日 雛祭りで、涼子が生まれた最初の時には、雛寿司などを作ってお祝いもしましたが、
3度目にもなると蛤でも買って、適当な料理しかしませんでした。ところが、母は雛ケーキなる
物を涼子に買ってあげて、涼子を喜ばせていましたが、ふと、ボクが子供の頃のことを思い起
こすと、ケーキなどを買ってもらった記憶など全くなかったことに気づきました。そのことを母に
言うと、男の子は、端午の節句で、お団子を買った、と言うのです。団子とケーキじゃずいぶん
違うなあと思いましたが、祖母と孫の関係というのはそういうものなんだなあって妙に納得しま
した。今度ボクは祖父になる可能性は少なからずあるので、涼子に作った物よりもっと豪華な
雛寿司を作るのかもしれません。
3月4日 涼子がハイジのビデオを見ていたので、なにやらボクもつられて、ガイドブックを見て
いました。スイスは良いですねえ。ヨーロッパアルプスで何とか暮らす事はできないものでしょう
か?昨年スイスに行ったとき、山を眺めていたら、なんであんたそんなとこに住んでんのん?と
言うような標高の高い高いところに家が数軒ありました。まさに”アルムおんじ”が出てきそうな
家なのです。暮らしが成り立つのならボクも山のずっとずっと高いところへ住んでみたいです。
何とかスイスアルプスに住む方法をどなたか、ご伝授下さい。
3月5日 朝6時に起き、今日はず〜っと料理をしていました。まあ疲れました。涼子もご機嫌
な時間もあるのですが、全く泣きやまず、こちゃこちゃごんたばかり言う時間もあります。今日
の様に一日仕事をしている日は、涼子には悪いとは思いつつ、怒鳴りつけることもあります。
お父さんもつらいです。許せ!涼子!!!
3月6日 買い出しに出かけて、涼子がシャボン玉がほしいと言うので、買ってやりました。半
年ほど前には上手にシャボン玉にならなかったのですが、今日はなかなかうまい具合にいくつ
もの円形を作り出していました。それを涼子は、”いっぱいいっぱいシャボン玉のともだちがい
る”と上手に表現していました。多くのシャボン玉を見ていると、この雪国にももうすぐ春がやっ
て来そうな感じが少しだけしていました。
3月7日 警察の不祥事が毎日、テレビで放送されています。新潟県警本部長ともう一人エラ
イさんが、仕事もせずに温泉旅館に泊まって、麻雀をしたり観光したりして、あまり怒られてい
なかったようですが、今日の新聞で、26歳の巡査が飲酒運転で、懲戒免職になったと書かれ
ていました。なんかこれっておかしくありません?50歳過ぎのエライさんは肩書きなりの、給料
なりの仕事もせず遊んでいて、懲戒免職にならず、まだ駆け出しの巡査が、飲酒運転で事故
を起こしたということで、懲戒免職です。な〜んかあかんわ!甘い汁ばっかり吸うてやがるくそ
公務員なんか、くそくらえじゃ!日本の借金が天文学的な数字であるのは、仕事もせんやつに
給料払いすぎてんのんと違うんかあ!ぺーぺーなんかなんぼクビにしたって国民は納得せん
ぞー!エライ地位についている年をとったあほんだらはヤメさせろ!!!随分言葉が荒くなり
ました。それでも警察にはもっとしっかりしてもらわないと本当に困りますよね・・・・・
3月8日 何日かぶりに吹雪きました。ちょっと雪が降っていなかったので、ゲレンデは少ししゃ
ぶしゃぶって感じがあったのですが、持ち直したようです。今年は、例年に比べウチのお客さん
は少なかった感じで、体が楽でした。除雪作業に追われる日も数えるほどしかなかったので、ホ
ントに楽でした。その分、当然ながら売り上げが少なく、後々ひびいてくると思いますが、まあど
うすることもできません。あと20日あまりありますが、機会があれば皆さん遊びに来て下さい。。
それはそうと、ピザ生地を女房が伸ばしていたら涼子がやって来て、自分もやると言いだし、直
径3センチくらいのピザを見事に作り上げ、それをトースターで焼き、ぺろっと食べてしまいまし
た。2歳の乳児が自分でピザを伸ばし、食べているなんて、想像できますか?なんかおもしろい
ですよ・・・
3月9日 一日雪が降っていました。3月にこれだけ雪が降るのは、こちらに住み始めて初め
てだと思います。今日は宿泊のお客さんがなかったので、温泉にでも行って、ゆっくりしようと
思っていたのですが、雪がひどすぎてやめました。雪のために一日家で缶詰なんて、まあ雪国
では仕方ありませんね・・・
3月10日 昨日のリベンジではありませんが、今日は良いお天気になったので、お客さんが
来るまでの間、温泉に行きました。栄村の北野天満温泉です。ここからは50分位かかります。
涼子が7ヶ月の時に1度つれてきたことがありました。それまでによその温泉に行ったことは
あったのですが、大泣きをされて湯船にはつけてはいませんでした。それが7ヶ月の時初めて
温泉の中に入れたのがこの温泉でした。座るのが精一杯だった頃だと思います。自分の体を
洗うことはできず、涼子だけを洗って外に出ました。温泉の周りの雪はほとんど溶けていて、河
原でビールを飲みながらおにぎりを食べていました。涼子はおにぎりや乳ボーロなんかを食べ
ていました。それが今では、なんじゃかんじゃと、一人でしゃべっては、シャワーで遊び、風呂上
がりには、アイスクリームを美味しそうにほおばっているのです。2年前にこの温泉であった出
来事のほとんどを忘れているように、今日の涼子の嬉しそうな顔もまた、そのうち忘れてしまう
のでしょう。楽しかった事は、もっとたくさん覚えていたいのですが、悔しいけれど、それもまた
忘れてしまいます。娘とはもっといろんなところに出かけて、できるだけたくさんの思い出を作ら
ないと・・と思った一日でした。
3月11日 最近涼子も交えた家族の話題は、雪が溶けてお客さんが一段落すれば、どこに
遊びに行くかということです。今年の冬は、お客さんの入りがあまり良くなかったので、遠くへ
行くことは期待できそうにありません。ロッキー山脈を自転車で走りに行こう、なんて事も言っ
ていたのですが、ヒマはあっても資金的に余裕がなさそうなので、もう後数年待つことにしまし
た。それじゃあ北海道を自転車では?と言うことになりましたが、何となく少し乗り気ではあり
ませんでした。それで、とりあえずここから20分の北竜湖でカヌーでもやろうということだけは、
家族全員賛成でした。去年も同じ事をやったのですが、涼子は、全く覚えている気配がありま
せん。それもそうですよね、まだ1歳だったのですから・・・・・
3月12日 風呂上がりに涼子はいつも踊ります。もちろん素っ裸で踊るのですが、踊ってい
るさまは、サルそのものです。手を上げたり下ろしたり、目の玉を上に向け続けてお調子者面
をしたり、飛んだり跳ねたりして、踊り続けます。毎日なので、飽きてくるのですが、まあ笑っ
ちゃいます。温泉に行っても踊りは続くのですから、これもまた楽しいものです。
3月13日 昼間にまた強い雪が降りました。母と涼子がゲレンデまで散歩に行ったその時で、
彼らはすぐに戻ってきました。1月15日辺りにとても雪が少なかったので、そのころに降ってく
れていれば、キャンセルもほとんどなかったであろうに、天候だけは本当にどうしようもありま
せん。こちらは、雪だらけなのに、都会ではもう梅や、桜の話をしているのでしょう?3月も半
ばになるとスキーなんて季節はずれの感じがやはりありますよね。それでもスキーをやってみ
ようと思う人は、まだまだ滑れますので、遊びに来て下さい。
3月14日 何を隠そう、ようやくこの一ヶ月間、涼子の深夜のミルクがなくなりました。以前の
ように深夜に起こされることなく、朝方まで眠れるので、随分楽になりました。それが今朝5時
頃、一ヶ月ぶりに起こされたので、悪夢の続きを見るような思いがしましたが、ボクも眠ってし
まい、涼子も寝てくれたようで、食事の用意の時間まで眠れ、ほっとしました。子育てはなかな
かつらいものです。
3月15日 日中とても天気が良く、もうひどい雪もなさそうなので、片づけていたベンチを庭に
出しました。ベンチに座りながら、庭の周りの雪を眺めていると、今年もほぼ終わったなって感
じがしてきました。涼子や、友達のようかちゃんが庭で遊び、我々親は暖かい日差しの中お茶
を飲んでいました。何というか正月を迎える気分です。あまり気持ちよく正月を迎えられそうで
はありませんが、とりあえず、最低の仕事はこなせたなって感じなので良しとしましょうか。自分
の努力不足なのですから、仕方ありません・・・
3月16日 朝から雨交じりの雪が降っていました。風も強くひどい天気でした。なのに昼間は
どういうわけか、食事のお客さんが結構来てくれました。涼子は外に出ることができず、家の中
で大暴れです。ボクはもうしばらくでシーズンが終わると思うと、何か少し疲れてきた感じです。
まだ今月中に二度も週末があるのですから、気を引き締めてやらないといけません。もう少し
がんばります。
3月17日 朝起きるとスゴイ雪でした。もうほとんど降らないだろうなあ、と思っていたのです
が、2,30センチは積もっていたのではないでしょうか。砂利の見えていた駐車場も、真っ白
になっていました。春はホントに来るのでしょうか?また冬にまい戻りです。やれやれ・・・
3月18日 高校生のお客さんが来るたびに、俺もあんなふうに挨拶ひとつできなかったのか
なあ、って思います。こんにちはとか、おはようございます、なんてこちらから言ってもほとんど
知らん顔だし、人に物は頼むけど、やってもらったことに対するありがとうの言葉も全くない。
もっとも全部が全部そんな人ばかりではありません。ホントに高校生?と驚くくらいにハキハ
キとしっかりしている人も当然ながらいます。ふと、思いました。勉強できない、クラブできない、
挨拶できない、そんな若者ばかりじゃないですよね、スキーやスノボをする人たちは・・・・・
3月19日 村治香織さんのCDでカバティーナという曲を演奏されていますが、すごく良い曲で
すよね。このCDは去年の春頃に買ったのですが、ずっと僕のお気に入りになっています。スペ
インの田舎の昼下がりなんて、勝手に想像しているのですが、車も人も通らない時間に雪景色
を眺めながら、コーヒーカップを片手に、この曲を聴いていると、何もかも放り出して、ボクが想
像するスペインの風景の中に行ってみたくなります。できれば母や女房や娘でない、恋人みた
いな人と出かけたいなんて思います。まあ一生無理でしょうから、今夜の夢にでも出てきてくれ
ればいいな、って思います・・・・・
3月20日 日中は結構強く吹雪きました。去年の天気はどうだったかな?とメモを見てみると、
ちょうど今日は雪が降っていました。それもそれなりの量だったようです。3月20日にもなるの
に雪が降るなんて、雪国で育っていないボクには、ホントにピンときませんが、まだ吹雪いてい
るんですから仕方ありません。除雪機を使うほどの量ではありませんが、まだまだ冬です。
3月21日 母が奈良へ帰りました。宿泊のお客さんが一段落したのですが、毎シーズン、まだ
お客さんがいるときに帰ってしまうので、慰安旅行ではありませんが、温泉にでも浸かってゆっ
くりしてもらう事ができません。いつも申し訳なく思うのですが、これが母という物なのです。お疲
れさまでした。
3月22日 今日も朝からスゴイ雪でした。何センチも積もるほどではありませんが、かなりの量
が降っていました。涼子をつれて買い物に出かけましたが、時間がかかって大変でした。そう言
えば4月からチャイルドシートの着用が義務づけられますが、これから面倒になりますね。子供
の命を守るべき物なのですが、何かと矛盾点もあると思います。できるだけ着用するようにしま
すが、子供がごてた時が非常に問題です。取り締まる不祥事の蔓延した警察官と口論になるか
もしれませんが、覚悟しておきます。
3月23日 今午後10時少し前ですが、雨が降っています。昨日なら雪だったのに、今日は雨
に変わりました。これで雪も随分溶けるのではないでしょうか。まだスキーでお越しになるお客
さんもあるので、あまり降ってもらいたくありません。。。
3月24日 涼子が枕を踏みつけていたので、”足をどけなさい”と言うと、一瞬ボクの顔を見ま
したが、すぐに笑顔に戻って、枕を踏み続けていました。少し声を大きくして、同じ事を言いまし
た。涼子は枕を踏みつけたまま、笑ってボクの方を見ていました。さらに声を大きくしましたが、
足をどけようとしなかったので、怒鳴りつけてやりました。すると涼子はやはり泣き始めました。
彼女にとってとても怖かったらしく、しゃくり上げながら、しばらく泣いていました。泣かれるとこ
れまたボクとしては、かわいそうになって、”大きな声を出して、ごめんね”と謝りました。でも
”どうして父さんが大きい声を出したかわかる?”と聞くと、わかっているのかいないのか、何と
もボクには判断がつきませんでしたが、彼女も”ごめんなさい”と言ってくれました。だんだん人
の言っていることが、理解できるようになっています。躾はこれから難しくなってくるのでしょうね。
3月25日 朝から雪でした。それも結構な量なのです。1月、2月なら数十センチ積もっていた
だろうなと思われるくらいの量です。ところが、そこはそれ、3月も後半なのです。5センチ程度
積もるには積もりましたが、昼過ぎには駐車場に積もっていた雪がほとんど消えてしまいまし
た。そろそろ春でしょうか?涼子はこの冬でまた少し、日焼けしたようです。
3月26日 昨日に引き続き、朝起きたときには雪は降っていなかったのですが、9時頃から降
り始め、今午後9時半ですが、まだ降り続いています。昨日も書きましたが、1月、2月なら除雪
機で駐車場の雪をとばさなければならないはずなのに、それほど積もらないのです。やはり 
Spring has come ! なのです。。。昼のレストランの営業中、涼子をトイレにつれていこうと、嫌が
る涼子の手首を掴んで、持ち上げると、涼子が”手が痛い”と涙ながらに訴えました。トイレに行
くのが嫌なときは、わりとぐずぐず言うのですが、涙を流すのは初めてで、どうしたんだろうと手
を持ってやると、左手の手首のすぐ上のところが痛いらしく、動かせないのです。右手は普通に
動くのに、左手を動かそうとすると涙ながらにスゴイ怖い顔をして、怒るのです。”これは困った、
折れたりしたかな?”と真剣に考えるほど、女房や、お客さんまで巻き込んで、様子を見ていた
のですが、しばらくして眠ってしまいました。2時間ほど経つと、涼子は起き出し、先ほどまで痛
かった左手を確かめるように動かし始めました。これはまずいな!と思ったのですが、少しずつ
少しずつ大きく動いていったので、大事には至らなかったようでした。ホッとしました。乳児には
何があるかわかりません。きちんと僕らに意志を伝えられるようになるまで、まだまだ大変で
す・・・・・
3月27日 車の調子が悪くなって、修理をしてもらいに行きました。2時間ほどかかるというの
で、近くの本屋へ時間つぶしをしに行きました。どんな本や雑誌に目を通したかと言えば、海外
旅行関係やアウトドア関係、ビジネス関係に自己啓発関係などでした。不思議と恋愛関係の本
には手がでませんでした。恋愛には全くほど遠い暮らしをしているからでしょうか?少し寂しく感
じました。ボクも機会があれば10代、20代のように恋愛がしてみたいと思っていますが、何よ
り見てくれが非常に悪くなっていますので、まあ無理でしょう・・・・・
3月28日 嬉しい事なのですが、3月も後半になってきているのに、宿泊の予約や、食事の予
約をいつになく頂戴しています。仕事があると言うことは、とても喜ばしい事なのですが、シーズ
ンの最終日がもう間近に近づいていると思うと体に力が入りません。何とか最後の力を振り絞
ってがんばっているのですが、体がふやけてしまっています。それでもこの太った体にムチうっ
て、もうヒトがんばりするよう努力しま〜す。
3月29日 やはり今日も朝から体に力が入らなくて、もうどうしようもありません。こんな日に
限って、組合の仕事はあるし、店の方もいつもより忙しいし、涼子のごんたもひどいものです。
ちょっと休憩をしたいものです。
3月30日 チャイルドシートをつけました。涼子を乗せて買い物に行きました。倍かかります。
時間が・・今日は少し時間があったので、何とか帰ってこれましたが、時間のない日は涼子を
連れていくのは無理のようです。自分の命を守るのは当然ながら自分しかありませんし、子供
の命を守るのも我々親の仕事なのですが、子供がぐずったときなど、どのように対処すれば
よいのでしょうか?法律を作った皆さん、ちょっと教えてください・・・・・
3月31日 なんと明日から4月なんですねえ。早いものです。まだ家の周りや、ゲレンデには、
雪がたくさん残っていますが、これから12月まで雪とおさらばできると思うとホッとします。雪が
なくなると寂しいなんて言う人もいますが、スキーをやらないボクにとっては、ホントにホッとしま
す。涼子はどんな気持ちなのでしょうか?暖かくなってきているのを感じてはいるのでしょうか?
外に出ると涼子は、嬉しくて仕方ないらしく、走って走って走りまくっています。ボクは、相変わ
らず体に力が入らず、温泉に浸かれる日を今か今かと待ち続けているのです。