親バカ父ちゃん子育て日記 |
6月30日 「あのさぁ、お父さんさぁ、ちょっとさぁ・・・」 「なぁに?」 「ちょ っとさぁ、言いたいことあるんだけどさぁ・・・」 「なんだよぉ!」 「あのさぁ、 父さんさぁ、ちょっと、きもい!」 「なななにぃ!?どこがどういう風にきも いんだよぉ!」 「あのさぁ、父さんさぁ、ボインのおねえちゃん好きって言 ってたじゃん!だから、き・も・い!」 これから気持ち悪いだの、くさいだ のと、ズケズケ言うようになるのでしょう。しかしボクは、小娘なんぞに負け ません。いや、ひょっとしたら負けるかもしれません。いや、そんな事はな い!負けない・・・と思う・・・。ん〜・・・・・。 |
6月29日 風呂で翼の顔をガーゼで拭いてやるのですが、とても嫌がり ます。別に力を入れて拭いている訳でもないのですが、顔を横に向けるな どして、抵抗します。涼子は赤ん坊の頃から、特に嫌がるふうでもなかった のですが、翼は顔を触られるのが嫌いなようです。だんだん力が強くなっ てくるので、洗いづらくなります。 |
6月28日 宿泊のお客さんがなく、どこかへ出かけようと話していました。 別に出かけたいところもないし、食べたいものもなく、かと言って家にいると 涼子も翼もうるさいし、フラフラと車に乗り込みました。雨の中、白馬までち んたらと行きましたが、ホントのところは時間とお金があって、ひとりになれ るなら、フラフラとヨーロッパに行ってみたいのでありますが、叶わぬ夢で あります・・・。 |
6月27日 翼の写真の多くがかわいく笑っているものなので、泣き叫ぶ 翼もたくさん撮ろうと、カメラを向けると、ニッと笑います。「笑ってないで、 泣きなさい!」 なんて言うのですが、カメラを向けていると、笑っているの です。あまりにニコニコするので、カメラを置いて何か他のことを始めると、 また大泣きを始め、カメラを向けると、またニッと笑います。誰かとずっと 遊んでいたいようです。 |
6月26日 翼はそこそこの時間、ひとりで座っていられるようになりまし た。それでもすぐそばに誰かがいないと、どちらかに転んでしまい重い頭を 床にぶつけてしまいます。また最近特に、ウンチの回数が多く、それに比 例してボクもウンチまみれになって困ります。自分達の部屋は、おむつを 替えているその隙にやられた小便や、お尻にこびりついたウンチを取り除 く時に、誤って畳に落ちたウンチのかけらやらで、ジメジメしたこの梅雨時 にかぐわしい香りで満ちています。その香りの元に、翼がダルマのように 転がって、畳をペロペロ舐めたりするので、きっと立派な男になると思いま す。 |
6月25日 宿泊のお客さんと、涼子と翼を連れてホタルを見に行きまし た。1歳にもならない涼子に初めてホタルを見せようと出かけた時は、現 場に着くと既に眠ってしまっていて、涼子には見せられませんでした。それ が今では、お客さんに 「ほら、あそこにいるよ!」 とか 「こうやって採る んだよ!」 と自慢げに言っているのです。真っ暗なところへ連れて行かれ た翼は何がなんだかわからない様子で、目を大きく見開いてキョロキョロし ていました。ホタルが終わった地域もあるようですが、木島平はこれからで す。 |
6月24日 涼子と翼を連れて、村のホテルの温泉に行きました。施設の 中は空いていましたが、子供二人連れで温泉などへ行くと、疲れるばかり で、風呂に入った気がしません。涼子には自分で身体を洗わせ、翼にはで きるだけ泣かないように、ご機嫌を伺いながらの入浴タイムでありました。 参りました・・・。 |
6月23日 翼が初めて間近に、翼より少し大きめの犬を見ました。なんだ こりゃ!という顔を見せた後、犬が一つ二つと小さく吠えました。翼はニタ ーッと笑い、犬を見つめ続けています。そのうち見かけない車がやって来 て、犬は大きな声で何度も吠え続けました。すると翼は泣き顔になり、「ウ ェ〜ン!」 と一度泣き声をあげ、ボクはその場を少し離れました。次回翼 は犬を見てどんな反応を見せるでしょうか。笑うか、泣くか。楽しみです。 |
6月22日 涼子はテレビに夢中で、女房とボクはオーダーに追われ、大 忙しの中、歩行器に入った翼が、我々のテレビの部屋から、厨房をすり抜 け、大きな男達十数人がいる食堂へ入って行きました。翼に気づいたお客 さんのひとりが、「生ビールみっつ!」 と翼に注文していました。ガス台の 前で奮闘していたボクは、料理をしながら聞き耳を立て、泣き出すかなと思 っていたのですが、泣き声はまるで聞こえてこず、翼はおじさま達の飲み会 の中にニコニコしながらとけ込み、代わる代わる抱っこをしてもらっていた ようです。びっくりりえたんの仕事の要である、食堂を訳もなくウロウロする 役は世代交代の時がきたようです。 |
6月21日 あまりに暑かったので、お昼過ぎからみんなでカヤノ平へ涼み に出かけました。土曜日に出かけることはほとんどないので、カヤノ平の人 の多さにはびっくりしてしまいました。やはり土・日は皆さんウロウロされて いるのがよくわかりました。そして予想に反して、カヤノ平から帰ると大忙し で、こてんぱんにやられたという感じです。かわいそうなのは涼子と翼で、 涼子は晩ご飯も食べさせてもらえずに眠ってしまいました。翼は誰にもかま ってもらえず、泣きじゃくっていました。許せ!みんな・・・。 |
6月20日 夕べは真夏のように暑く、6月にしては珍しく窓を少し開けて眠 りました。ボクは暑がりで、寒がりですから、前日まで布団を首までかけて 寝ていたのがまるでウソのように、お腹にタオルケット一枚で眠ったのです から相当なものだと思います。今日は翼がなんだか甲高い声を出し、何か を訴えています。今日まではなかった怒りようです。父特製の焼きプリンも 食べてご機嫌なはずなのに、早くも反抗期でしょうか・・・。 |
6月19日 台風が来ているようですが、こちらにはほとんど影響がなさそ うです。蒸し暑い一日で、雨でも降ってくれれば少しは涼しくなるのでしょう けれど、ペタペタと気持ちの悪い日でした。翼の身体もどんどん熱くなり、こ れから抱っこやおんぶをするのが、ますますイヤになります。日に日に歩 行器での動きも活発になり、翼も全身汗だらけの夏に突入しそうです。 |
6月18日 「契約書に書いたぁる通り、耳揃えて一千万円出さんかぃ!」 この言葉にひるんでしまった、まだ商売を始めて間もない頃のボクに、一番 親身になって、対処の仕方を教えてくれ、深夜に弁護士の自宅などへ案内 してくれた友人のお父さんが亡くなりました。保護された元で働いてきたボ クの父とは違い、友人の父は自分の力で生活を成り立たせてきた尊敬す べき大先輩であり、多くの関所をくぐってきた強者でありました。残念です。 元ダイエー若井君から連絡があり、「お前、来んなよ!ボケ!今日通夜で、 明日葬式や!来んなよ!ボケ!西岡にはちゃんとやっとくから!」 どうに もできないボクを古い友人達が支えてくれます。いろいろありがとうござい ました。西岡とはこれからもうまくやります。心配なさらないで、安らかにお 休みください。 |
6月17日 翼の髪の毛は普段ベッカムのようですが、風呂に入れば、涼 子にムチャクチャにされます。ストレッチマンのようになったかと思えば、竹 村健一や、軍事評論家の江畑さんみたいになったりします。林家三平のよ うにされても、涼子の事が好きでたまらない翼はニコニコ笑っています。そ れでもそのうち翼の逆襲が始まることでしょう・・・。 |
6月16日 「ばっちゃんにはこんな歌教えてもらったよ ♪赤い靴 履い てた 女の子♪ とか ♪山は白銀 朝日を浴びて♪ とか ♪赤いリンゴ に くちびる寄せて♪ とか・・・。お父さんにはねぇ こんな歌教えてもらっ たよ ♪おまえの母さん でぇべぇそぉ 海水パンツに 穴開けて ちん○ んぶらぶら 宙返りぃ♪」 来月は6歳になる涼子に、英才教育は滞ること なく行き届いております。 |
6月15日 今日は朝から料理三昧でした。気合いを入れてやった割には それぞれ納得できません。食べていただくお客さんにはわからない事かも しれません。「美味しかったです。ありがとうございました」 とはお客さんは おっしゃいますが、本当のところはわかりません。味が決まっても、盛りつ けが雑だったり、見てくれ良く仕上がっても、味になんとなくしまりがなかっ たり、どうもダメなのです。翼の離乳食と涼子の食事からやり直しぃっと・・・。 |
6月14日 「ギャーギャー、ギャーギャーわめきやがって、そのうち出て行 ったるぞぉ!朝から晩まで、夜中まで、うるさいんじゃあ、お前は!普通の 家の親父はこんなもんとちゃうぞぉ!メシ作ってもろて、メシ喰わしてもろて、 だっこしてもろて、クソ替えてもろて、風呂入れてもろて、エーっ!わかって んのんか!親父っちゅうのは一人でパチンコ行ったり、飲みに行ったり、 おつかいゆうて遊びに行くんや!父さんだけやないか、こんな惨めに世間 の風潮にしたごうて、ファミパパゆうてバカにされて、休みになったらお前ら 連れてあちこち出かけて、ヨーロッパまで家族で出かけて、俺はアホか! ヨーッ!こら!わかってんのんか!!!」 と最後にドスのきいた声で、翼 を抱っこしながら、ヤツに語りかけると、「エブーーー!ギャーッ!」 と泣か れてしまい、「お〜、悪い悪い!父さんが悪かった!すまん!すまん!」 と謝るボクを隣の部屋で風呂の用意をしている女房が、ゲラゲラ笑ってい たのでありました・・・。今に見とけよ〜!くそ〜っ! |
6月13日 たくさんの子供が泣いているBCGの注射で、翼は一貫して無 表情な顔を続けていたそうです。注射される時にも 「あ、泣かないねぇ・・」 と先生が口にするほど、翼は注射針を見つめたまま、無表情を続けたそう です。注射と聞いただけで泣きわめくのは、いつ頃からでしょうか・・・。 |
6月12日 翼がギャーッとわめいているので見てみると、寝返った後、元 に戻れずにいました。何度元に戻してもまた寝返り、自分では元に戻れず、 何度もわめく事になります。涼子のおもちゃのオルガンを、パンパンと手の ひらで叩いて遊んでいます。風呂にはいると、バスタブの中でお湯を、パン パンとこれまた手のひらで叩いては、はねたお湯が口に入り、鼻からぶー っと出して、一瞬泣き顔にはなりますが、懲りずにお湯を叩き続けます。い ろいろ遊び始めました。 |
6月11日 飯山市内から木島平へ来るのに、千曲川にかかる綱切橋とい う橋を渡ります。今朝の新聞を見て驚きました。昨日の朝、綱切橋周辺の 千曲川を熊が泳いでいたと言うのです。その熊は川から上がって、市街地 のスーパーの敷地など、20分くらい街中を歩き回った後、捕獲されたとい う事です。飯山署員が手を噛まれた程度の怪我だけで済んだそうですが、 怖いですねぇ。山菜採りに出かけたお年寄りが、熊に襲われ怪我をする話 はよく聞く話ですが、それは山の中の話であって、里まで下りてきたというの はこの辺りでは初めてではないでしょうか。山に食べ物がないのでしょうか。 熊に出くわすなんて、あまり想像したくない話です・・・。 |
6月10日 昨日と違って朝から少し風が吹き、肌寒く、どんよりとした天気 でした。「海も荒れてるやろうから、魚釣りはやめようか・・・」 と話していた のですが、仕入れもあり、上越方面へ出かけ、柿崎の海まで行きました。と ころが予想に反して海は穏やかで、魚釣りをするにはとても良い日和でした。 涼子に網を持たせ、翼をバギーに乗せて、女房と共に波打ち際まで下りて 行きました。翼がまだ小さすぎるし仕事もあるので、ビールにバーベキュー とはいきませんでしたが、涼子がキャンキャン言いながら走り回る横で、釣 り竿をビュンビュン振り回していました。結果は小さなカレイとフグを2尾ずつ 釣り上げました。時間があればもっとやりたかったのですが、2時間ほどで 切り上げ、戻ってきました。これからしばらくは海です・・・。 |
6月9日 暑い日でしたが、庭を少々きれいにしました。ボクは庭仕事が大 嫌いなのですが、そのままにしておいても、誰が何をしてくれるはずもなく、 女房とうるさい翼とでこちょこちょやりました。汗をたくさんかいた割には、仕 事はあまり進まず、ビールで昼寝と相成りました。ボクにはセンスがありま せん。 |
6月8日 「母さんはビンのふたをポンッと開けるだけやけど、父さんはお粥 作ったり、じゃがいも裏ごししたりして、父さんの方が美味しいに決まってる やんなぁ、つばさぁ!」 とボク手作りの離乳食をパクパク調子よく食べてい た翼でした。食後、女房に外へ連れられた翼が、どういう訳か食べたばかり のじゃがいもを全て吐き出し、女房共々ベタベタになって、翼だけがニコニコ していました。ほんなら、なにかい!父さんの作る食事がまずかったゆうん かい!えーっ!できあいがうまいっちゅうんかぃ!えーっ!何吐き出しとん ねん!お前は明日から母さんチン製の瓶詰め喰とけ! |
6月7日 歩行器に入った翼はとても激しい動きをします。自分の意志があ って、動いているとは思えず、勝手に足が動き、それに任せてあっちへフラ フラ、こっちへフラフラし、手に触れるもの全てが遊び道具のようです。そう は言っても、部屋の隅にいた翼に声をかけると、ボクの側までニコニコしな がらやって来ました。ボクの思いが通じた初めての出来事です。 |
6月6日 涼子の予防接種で女房が出かけると、翼とボクだけの楽しい時 間が訪れました。翼をだっこしたり、歩行器に入れたり、ウンチをお見舞い されたり、寝かせたり、ミルクをあげたり、狭い家の中をウロウロ、ウロウロ 歩き回ります。翼を片手に離乳食を作ります。なんとか泣かせず、お粥を作 り、アツアツを冷まして、市販の卵豆腐を混ぜてつぶします。離乳食を前に、 翼は全力疾走を終えた犬のような息を吐きます。見る見るうちになくなって いきましたが、ペースが遅くなってきました。しめしめと思っていると、翼の 動きが止まりました。顔を覗いてみると、なんとヤツは眠っているのです。メ シを喰いながら眠るなんて、なんて幸せなヤツでしょう。あ〜、疲れた・・・。 |
6月5日 ミルクでお腹がいっぱいになったと思っていました。さぁ、今度は 我々の食事の番だと翼を左太股の上に乗せ、昼ご飯のインスタントラーメ ンの前に座ると、「ん〜!、ん〜!」 と翼がボクの顔を左斜め下から覗き 込むようにして、唸っています。「お前!今喰たんとちゃうんかぁ!」 とボク もびっくりしてしまいました。翼の食い気は日に日に勢いを増します。デブ ちゃん一直線です。 |
6月4日 フランス旅行から戻って以来、初めてのコース料理でお昼前から 仕込みを始め、完璧に仕上げたはずなのですが、どうも考えていたものと 違うものに仕上がってしまい、情けなくて仕方ありません。メインには黒鯛と 牛ヒレを使いました。牛ヒレのソースはブランデーやスープ、混合の胡椒を 使って、うまく仕上がったのですが、肉自体にボリュームがなく、見栄えしま せんでした。自分に腹が立ちます。先日の旅行でも、フランシュ・コンテ地 方やブルゴーニュ地方、ノルマンディー地方のオーベルジュに立ち寄り、何 かと勉強させられました。すごいと思わせる料理には、やはり多くの手間が かかっています。いっぱしの料理屋はさすがに努力の跡が見られます。ボ クはまだまだ未熟であります。さらに勉強です・・・。翼の湿疹の多くは消え ました。顔に少々残っている程度です。何もなくてよかった、よかった・・・。 |
6月3日 どうもボクだけ時差ボケが直らず、宿泊のお客さんがお出かけ になると、また眠たくなります。今日もお昼前まで眠ったり、目が覚めたりを 幾度となく繰り返していました。どうしても今日は上越まで仕入れに行かね ばならず、なんとか起きだし車に乗りました。空は青く、風もさほど冷たくも なく、とてもすがすがしい良いお天気でした。翼は湿疹がある以外、変わら ず大泣きと笑顔の1日でした。涼子もボクや女房に叱られ、泣き出した時間 がありましたが、元気に過ごしておりました。フランスショックから立ち直れ ずに、ボーっとしているのはボクだけなのです・・・。 |
6月2日 今朝も6時半頃から翼をおんぶし、9時頃にようやく下ろすことが できました。おんぶされていると、比較的静かにはしています。大小さまざま な赤い湿疹が両手・両足を除く全てにできていて、ニコッと笑う翼の顔が、い つもよりつらそうに見えます。村の診療所に連れていくと、診察の間中、泣 き通しました。翼がボクと似ていると、ボクが思うところは、声の通り具合で す。ボクの声は大きく、よく響く声ですが、翼もどうやら泣き声が異常に大き く、耳をふさぎたくなるほどです。かわいい声とは対照的な声です。その憎た らしい大声が、病院中に響いていました。塗り薬をもらって帰ってきました。 今のところ全く効果はありませんが、熱が出たり、元気がなくなったりという 事もないので、様子を見るより方がありません・・・。 |
6月1日 未だ翼は、一晩に何度もミルクのために大泣きをします。女房に 聞くと、一晩に5回くらい起こされることもあるそうです。ボクも起こされること 度々ありますが、女房のように毎回起こされることはありません。泣いて起き てミルクを与えたところで、ほとんど飲まないこともあるそうです。どうしてこん なに深夜まで泣きわめくのでしょう。お腹が空いて泣くことのないようにと、離 乳食をたくさん与えたり、夜中に目を覚ますことのないように、昼の間あまり 寝させなかったり、何かと作戦を変えて、夜中に起きないように試みるので すが、全くヤツに変化は見られません。どうしたものでしょう。夕方頃から翼 の身体全体に湿疹が出てきました。熱はありませんが、これまたイヤな予感 です・・・。 |
トップ | スキースノボ |
やど | 山登り ハイキング |
料理 | 温 泉 |
スタッフ | 空室状況 |
かぶと虫 | ビジネス 滞在 |