親バカ父ちゃん子育て日記
12月31日 長い一日がようやく終わりそうです。と言っても今年も終わってしま
いそうです。早いものです。イヤになります。今年も一年辛抱強く子育て日記を覗
きに来て下さった皆さん!本当にどうもありがとうございました。明日からもまた、
のらりくらりと書き続けます。涼子が本を読め!と待っています。これからもがんば
って育児をやりましょう。どうぞ良いお年を・・・。
12月30日 夜9時前にようやく食事のオーダーを終えました。さあ今度は自分
達の食事は何にしようか・・・と思いきや、そうです。昨日頂戴した伊勢エビがあり
ました。箱を開けると4匹もの大きな伊勢エビが、がさごそ動いていました。これは
大変だと、どうしようかなぁと考えながらエビを掴まえ、塩ゆでする事20分間。鍋ご
と外に出して冷まし、たまねぎのスライスといんげんとを冷めたエビに加え、フレン
チドレッシングで和えました。エビの殻に和えたサラダを載せ、マヨネーズ、生クリ
ーム、ブランデーなどで作ったオーロラソースをかけてできあがり。それはそれは
ものすごく美味しかったです。少し早めのお正月って感じでした。甘エビしか知らな
い涼子は、バナナのような太い身をガブッて感じで食べていました。歯を磨いてや
る時、歯にいっぱいエビが挟まっていたので、これまたこれを取り除くのに一苦労で
ありました。美味しいものを食べるには下ごしらえもなかなか手間がかかりますが、
後かたづけも大変です・・・。
12月29日 良いお天気で、涼子と母、そして近所の女の子と3人でゲレンデへ
遊びに行ったようです。チビ二人が母に目がけて雪を投げつけてきて、大変だった
ようです。仕事も久しぶりに大忙しでばててしまいました。何度も来て下さるお客さ
んには何かとお気遣いをしていただく事が多いのですが、今日はなんと生きた伊勢
エビをおみやげに持って来てくださった方がありました。ホントに感謝、感謝です。
明日ちょっと豪華な食事にして、頂戴します。しばらく賑やかな日が続きます。
12月28日 おそらく今年最後の温泉となる、野沢温泉に夜9時を回ってから出
かけました。野沢温泉街はスキーのお客さんが多く、先日まで閉まっていた土産物
屋やゲームセンターなどが営業をしていて、随分賑やかになっていました。温泉施
設もあちこちで混雑していました。結局昨日から手伝いに来てくれている母と女房
は麻釜湯へ、涼子とボクは河原湯に入りました。帰り道、涼子にアイスクリームを
買ってやると、とても嬉しそうな顔をして、その顔はまるで福助の足袋という満面の
笑顔でありました。明日からびっしり仕事が続きます。どうぞ皆さん、安全運転でお
出かけください。
12月27日 今月5日の酔っぱらい中年、大暴れ事件がとりあえず決着しました。
あの日以来何度か中年男は謝りに来ましたが、ボクには納得がいかず交渉を続
けていました。ボクの怒りが収まらず発狂でもすれば、彼は職場を懲戒免職になり、
村からも社会的な制裁が加えられるの確実ですが、彼には母親や奥さんがいて、
その人達が謝りに来られたことが、ボクにはこの中年男をほんの少し許してやる気
になり、示談という形をとり、示談金を少々受け取ってこの事件の片を付けました。
後味があまりいいものではありませんが、このように解決するしか方法はありませ
んでした。それにしても事件を起こした本人は何も覚えていないというのですから、
あきれてしまいます。あのような形で傷害事件や、殺人事件が起こったとしても、犯
人は覚えていない、悪気はなかったということで、たいした罪にはならないのでしょ
うね。被害者が一番損をします。やられ損です。万が一、同じ事を繰り返したら、こ
んなものでは済まない、と言うことを伝えて、中年男は帰っていきました。都会であ
れ田舎であれ、怖い体験をするのは場所を問わないようです。
12月26日 年末に近づいてきました。今年ももうしばらくで終わります。早いも
のです。この一年は良い年だったでしょうか?今こうして家族みんなが健康で暮ら
せているので、良い年だったと思うべきでしょうか。健康面では涼子が4月に1週間
程度入院しました。それ以後はずっと元気でいてくれました。女房は歯医者通いが
結構続いています。ボクはと言えば、胃カメラを初めて飲みました。みんな大きな
病気にはかからなかったのでよかったです。仕事の面では、夏から秋にかけての
大きな宿泊の契約を取り損ねてしまって、しばらくショックでありました。また、11月
12月は営業的には悲惨なもので、もっと努力が必要です。さらに自分の料理の技
術をもっと高めないことには、生き残っていけないということも痛感しました。自分
の店、このびっくりりえたんは人里離れた山の中にありますが、お客さんが少ない
のは立地にも随分問題があるとずっと考えていましたが、そうではないのです。立
地条件ではここと変わりないような所で商売をしている先輩達がいて、その店がも
のすごく繁盛しているのです。店の雰囲気、提供しているもの、提供の仕方など、
ボクが改めなければならない事はたくさんありますが、やはり調理技術のレベルア
ップが今のボクには最大の課題だと考えます。遊びの面ではどうだったでしょう。
雪解けから夏にかけて、今年はよぉく海釣りに出かけました。登山には一度だけ白
馬の八方に行ったくらいでしょうか。今年前半は例年のように遊びにも必死で出か
けていましたが、前記の大きな宿泊の契約を取り損ねた頃からエネルギーが急激
になくなり始め、涼子の記憶に大きく残るような遊びはやっていません。遊びへの
情熱は仕事の成果に比例するようです。ただ、温泉だけはたくさん入りました。い
い仕事ができた後、涼子と温泉に入っている時や、温泉街を涼子がスキップにな
らないスキップをしている後ろ姿を見るにつけ、案外こんな瞬間が幸せなのかもし
れないと感じたりしました。来年こそはヨーロッパかアメリカへ旅できるような環境
にありたいと思います。それから最近気づいた事ですが、ボクの古くからの友人を
含め、30代の男の口から夢を語っているのを聞かなくなりました。10代や20代
の前半頃までは、ボクは多くの男友達と自分の夢を話すのがおもしろかったし、
夢物語の交換ができたのですが、最近全く誰の口からも現実的な金や仕事の話
ばかりで、つまらなくなったのに気づきました。長渕の歌ではありませんが、夢を
喰って生きてゆけた時代も確かに刻んでみたと、こんなはずじゃなかったと、絵
面はいつしか割れていたと、情熱と挫折の繰り返しの中、どうにも続けていかな
ければならない暮らしがあって、ボク達の体から夢が消えていったのでしょうか。
語ることさえなくなるなんて哀しいことではないでしょうか。非現実的な事ではなく、
これからの人生の中で、叶えられれば少しは誰かが羨ましく思うような実現可能
な夢を持てないのでしょうか。子供も女房もローンも、ボク達が背負い込んだ荷
物は誰もが同じはずです。すみません。子供も女房も荷物ではありません。が、
しかし、背負い込んだ荷物は同じです。最近ボクはどこへ向かって走っているのか
だんだんわかってきたように思います。笑われてしまいますが、ボクはアルプスの
少女ハイジに出てくる、アルムおんじのようになりたいと考えているようです。頑固
じいさんを目指しているようです。いつか将来、舞台をヨーロッパかカナダに移して
びっくりりえたんをやりたいと思います。実現可能でしょうか。くじけそうになる時や、
涙する時がありますが、皆さんにケツを叩かれながら、ボクはただただ夢に向かっ
て突っ走ります。来年もよい年でありますように。皆さんの夢をお聞かせください。
12月25日 先週に引き続き上越に仕入れに行きました。年末・年始のための
買い物です。あまりにも買うものがたくさんありすぎて、あちこち出かけなければな
らず、本当に疲れます。自分達のものといえば・・・、涼子に買ってやったアイスク
リームくらいでしょうか。そうそうお客用兼女房用の焼酎もあります。ボクのものは
と言えば・・・、そうです。今日は火災保険や広告代をウン十万支払って、ショックの
あまり何もありません。良いお天気で景色がとてもよかったので、これで良しとしま
しょう。
12月24日 東京のディズニーシーの宣伝がテレビで映りました。”誰でも冒険
家になれる海” などというコピーが流れたのですが、それを聞いていた涼子が 
「えーっ!父さんも冒険家になれるのぉ!」 と大声で叫びました。冒険家という
意味を知っているのか知らないのか、なんとも自分の事を棚に上げて、失礼な事
を言ってくれます。そのうち驚かしてやります。
12月23日 クリスマスも近いので、宿泊のお客さんにケーキをサービスしようと
昨日から準備をしていました。フラン・オ・ポンムというリンゴのスフレを焼き上げ
ました。冷たく冷やしてお客さんや涼子にも食べてもらおうとがんばりました。もう
ちょっと冷やして食べてもらおうと、雪の積もる中へ持ち出そうとしたその時、重た
いポンムの器が真っ逆さまに落ちてしまいました。ひっくり返してみると見るも無惨
なカッコになってしまいました。せっかく作ったのに・・・、くそ〜っ!見栄えはしませ
んが、味に代わりはないので、イチゴやヨーグルトやなんだかんだと飾り付けて、
お客さんには落としたことを素直に言い訳させて頂いて、ムリヤリ食べてもらいま
した。お客さんは皆さん、ホントに優しい人ばかりで、残さずに全部食べてください
ました。涼子にも一口食べさせてみると、アルコールが強かったのか、口から全部
出してしまいました。久しぶりにつまらないことをすると、ろくな事はありません。
12月22日 お客さんのいない時に食堂で過ごすことはほとんどありません。ま
た、薪ストーブもお客さんのいない時にはまず使用しません。今日のお昼に、ほん
の一時ですが、薪ストーブを自分達のために使いました。やはり薪の燃える暖か
さはガスストーブやファンヒーターとは違って、ほんわかとしっとり暖かく、匂いまで
自然で気分が落ち着いてきます。涼子が赤ん坊の頃、薪ストーブでやけどをしない
かと心配したりしましたが、当然ストーブは熱いので近づきもせず何の事故もあり
ませんでした。逆にこれからの方が、薪をくべたいと言ったりするので、気になった
りします。薪ストーブもいよいよ本番です。
12月21日 そり遊びをするのに牧の入ゲレンデまで行ってみました。先日は
雪が降ったばかりだったので、それほどスピードは出なかったのですが、今回は
違います。歩くのにも滑ってしまうくらいつるつるなのです。涼子を前や後ろに乗せ
ては滑ってみたのですが、スピードが出過ぎて怖くなってしまいました。もちろん
ボクがです。涼子はギャーギャー言いながら喜んでいましたが、一度道路ののり
面にぶつかってしまって、ズボンの膝の部分が破れ、少し内出血をしたように青く
なっていましたが、臆することなくそりを続けろ!とボクのケツを叩きます。ボクが
スキーをすることはありませんが、そりでも涼子に負けてしまうのは時間の問題で
あります。
12月20日 昼過ぎに雪は止みました。2,3日除雪をしていなかったので、家の
周りは雪だらけになっていました。青い空が出てきたので、除雪機で除雪をしまし
た。除雪機を使って除雪を始めるとすぐに2時間くらいは経ってしまいます。下着
のシャツも汗でボトボトになります。除雪を終えると涼子に捕まってしまって、そり
の相手をさせられます。家の前の坂道を何度も何度も滑っては駆け上がります。
涼子は全く疲れません。ホントに疲れません。「いっぱい、い〜っぱい、そりしよう
ね!」 とそり遊びは果てしなく続きます。明日は関東方面にも雪が降るそうです。
大変ですぞ〜。がんばってちょ!
12月19日 よく降ります。雪です。12月からこんなに降るのはこちらに来てから
初めてです。つまらない仕事があって、ボクは家にいることにして、女房と涼子に
長野市内へ仕入れに行ってもらいました。仕入先のお兄ちゃんに雪は降っている
かと尋ねられたらしいのですが、ここから車で1時間と離れていない距離なのに、
別世界のようです。去年までの暖冬や、地球温暖化はどこへ行ったのでしょう?
12月18日 今日も朝から雪が降り続いていました。火曜日の定休日なので食
堂を閉め、雪の降る中、山越えをして上越まで仕入れに出かけました。肉、魚、野
菜、酒などの食材から、トイレットペーパー、雪かき用のスコップ、長靴、灯油に除
雪機用のガソリンとあちこち動き回ってくたくたになって帰ってきました。雪道はそ
れだけで運転するのに、より気を使うので大変です。家に帰ってくると、座る間もな
く、仕入れたものを整理し、すぐさま晩ご飯の準備にかかります。ボクは稼ぎが人
一倍良くて、よくできた女房とお利口な娘と暮らしていますので、いかなる事があろ
うとも、当然晩ご飯の準備は全てボクがやらなければなりません。人生はいつも短
く感じるボクですが、この冬は長くなりそうです・・・。
12月17日 我が家の晩ご飯は仕事の忙しさに左右されるのですが、お客さんが
いない時は8時頃、お客さんがいらっしゃる時は9時やそれ以後になります。夕方
7時頃、お腹が空いたから卵かけご飯が食べたいと言い出した涼子に併せて、晩
ご飯の準備をしました。卵かけご飯を用意しなかった食卓を見て涼子は、「どうして
卵かけご飯がないんだよお!」 と大声でわめき立てました。それまで食事の時間
になると、何かと文句を言い続けていた涼子ですが、その度に優しくなだめたり、
知らん顔をして放っておいたりしたのですが、今日ばかりはボクもとうとう頭にきて、
ダーッと短く、激しく、怒ってやりました。当然涼子は涙、涙、涙であります。ボクが
話す意味もだんだんわかって来ているなぁと思うのは、顔がゆがんで涙が出てくる
その瞬間であります。涼子を泣かしてしまうのは、ボクにとってとてもつらいことです
が、やはり涼子のためであります。言葉をより選ぶように、ボクも注意をしなければ
なりません。
12月16日 降り続く雪の中、涼子はひとりで駐車場の雪の斜面を利用して、ひ
たすら遊び続けています。親が遊び場や遊び道具を与えてやらなくても、スコップや
そりを勝手に持ち出して、雪を丸めたり、積もったばかりの雪の表面に体ごと倒れ
ていったりと、飽きることなく遊んでいます。さすがに道路でそりをひとりでさせるの
は危険すぎますが、涼子もわかっているようで、そりでスピードを出して滑りたい時
はボクを呼びに来ます。そのうちスキーを履くと思いますが、スキーのできないボク
と遊んでくれるのも時間の問題です。だんだん大きくなってきます。
12月15日 昨晩12時頃からだったでしょうか。雪が降り始めました。今午後11
時を回っていますが、まだ雪は降り続いています。昼過ぎに涼子と近所の涼子の友
達と一緒に、家の前の坂道をそりで遊びました。そりにボクと子供二人が乗って滑
るにはそりが小さすぎるのですが、坂の途中で誰かが転げ落ちたり、3人とも転倒
したりとボクはヘトヘトなのですが、子供達は転がる度に元気が出てくるようで、雪が
降っても冷たい風が吹いても、彼女たちはホントに元気でありました。坂道をギャー
ギャーわめきながら行ったり来たりしているので、ご近所が 「ちかちゃん(ボクの事)、
明日身体痛くなって仕事できないよ〜!明日じゃなくって明後日かぁ?」 などとから
かわれてしまいます。普段の日でも大変ですが、雪遊びの相手も半端ではありませ
ん。
12月14日 いよいよ明日は木島平スキー場のスキー場開きの日です。長い冬が
始まります。天気予報では今夜から大雪が降るそうで、雪との闘いも本格的になって
きます。先日涼子と近所を散歩していたら、畑で雪に埋もれた白菜を収穫していた
おばちゃんに、涼子は声をかけられました。「雪が降ってよかったねぇ」 「でもね、お
父さんは雪が好きくないの」 涼子はボクの冬嫌い、雪嫌いをよぉくわかってくれてい
ます。がんばってやりましょう。こちらへお越しの皆様。雪道を侮っていてはいけませ
ん。早めのチェーン装着で、どうぞ安全運転でお越し下さい。
12月13日 涼子の長靴が小さくなってきたようで、新しい長靴を買いに出かけま
した。雪道を歩くのに、雨の日用の長靴では足が冷たすぎ、雪道用の長靴を買いま
した。新しい長靴に涼子はご機嫌で、家の中で履いて回っています。この冬はずっと
お世話になる靴です。大事に使ってもらいたいと思います。ボクの長靴も6年目を迎
え、あちこち破れてきました。大事に使っているつもりですが、この冬には買い換え
ないといけないかもしれません。ホントご苦労様です。長靴クン。
12月12日 数日ぶりに雪が止み、快晴の日となりました。こんな日に仕事だけだ
とばちが当たると、涼子を連れて牧の入ゲレンデへ雪遊びに行きました。お茶とお
菓子とタオルをザックに入れて、赤いそりを片手に長靴を履いて山に向かっていき
ました。例のごとく長い山歩きになると、道路ぎわの雪が気になったり、喉が不自然
に渇いたりして、涼子とボクはなかなか目的地にたどり着きません。ようやく牧の入
ゲレンデにたどり着き、それまで持って歩いていたそりに涼子とボクはまたがりまし
た。凍り付いた下り坂を100メートル位、一気に滑って行きます。それはそれはおも
しろくて、くせになりそうです。涼子は何度も 「もう一回、もう一回!」 となかなか帰
りたくない様子でした。帰りはそりに涼子をウルトラマンのスタイルで乗せ、そりを引
っ張って戻ってきました。雪の降る日はたまらなくイヤですが、晴天の日はホントに
気持ちの良いものです。
12月11日 ニュースで札幌はドカ雪だとやっていましたが、ここ木島平も結構な
量の雪が降り積もり、今日は今シーズン初めて除雪機を使って除雪しました。こん
なに早い時期に除雪機を使うのは初めてではないでしょうか。この冬は長くなりそう
です。除雪機の音を聞くだけでワンワン泣いていた涼子ですが、今日は除雪機のす
ぐ近くまでやって来て、除雪機やボクをめがけて雪を投げつけて喜んでいました。少
しは大きくなったのでしょう。そういえばフーセンガムで風船が作れるようになったと
涼子は大喜びで、鏡を見ながら風船作りに励んでいます。
12月10日 食べ物を保存したりする時に使うラップの芯の形状は細長い筒であ
ります。涼子はそれを持って望遠鏡の様に覗いて遊んでみたり、時代劇の刀の様
に振り回して遊んだり、口をくっつけて大声を出して遊んでいます。大変恐縮ですが、
人一倍教育熱心なボクは今日、おならが出そうになった時、その筒をお尻に持って
いき、見事おならの音をその筒に反響させる事ができました。それを見ていた女房
と涼子は大笑いで、次は自分もと、出ないおならをムリヤリ出して音を響かせようと、
ラップの芯を母娘で奪い合いをしていました。平和な母娘であります。なに?平和ボ
ケはボクですか・・・。最近やけくそです。
12月9日 多くは積もりませんが、朝起きたときからずっと雪が降り続いています。
カラスが寝場所がなくなったのか、百羽いや数百羽のカラスが畑の上を飛び回った
り、電線に止まっています。気持ち悪いです。今日も昨日に続き外回りを除き、家の
中の冬支度を一日中やっていました。涼子は雪が小降りの時には外を走り回って
いました。ゼラニウムの花びらを雪に押しつけていたので、どうしてそんなことをして
いるのか聞いてみると、雪に赤い花の色が着くかどうか試していたようです。これか
ら寒い日がずっと続きます。
12月8日 昨日駐車場に積もった雪は解けてしまいました。やり残していた薪スト
ーブ用の丸太をチェーンソーで切りました。枯れてしまってそのままだったマリーゴ
ールドやコスモスも根元から切りました。ベンチやブランコも片づけ、除雪機に燃料
を入れ、いつでも動かせるようにしました。葉が一枚もなくなった白樺とコブシの木
にイルミネーションの飾りを巻き付けました。物置にしていた乾燥室からバーベキュ
ーセットや釣り竿、魚釣り用の網と、虫取り用の網、ダイストマトの缶詰や頂いた大
根、ネギ、白菜など床下収納室へ移動し、雪かき用のスコップや長靴を表に出して
きました。涼子もウロウロしながら手伝ってくれます。近所の兄ちゃん達は積もった
雪に心奪われたのか、志賀高原へ初滑りに出かけたようです。冬支度も整いつつ
あります。
12月7日 トタン屋根に当たる雨の音と共に夕べは眠りにつきました。いつしか音
が鳴りやみ、何となくいつもより明るく感じて布団から抜け出し、カーテンを開けると、
静かに雪が降り積もっていました。雪は山の頂上付近には11月上旬頃からありま
したが、とうとうボク達の住まいするところにも下りてきたようです。雪かきが必要な
程でもありませんが、ピリッとほんの少し緊張します。涼子は雪の積もる庭で、涼子
専用のスコップを持ち、大喜びで走り回っていました。いよいよ雪との闘いが始まり
そうです。
12月6日 奈良の実家に帰った折、奈良市内の銭湯に出かけました。○×温泉
と名前は書いているのですが、やはり名前負けをしていて、野沢温泉などのこの界
隈のお湯には全く及ばなかったように思います。それでも銭湯の雰囲気がとても良
くて、ボクは毎回出かけてしまいます。今までは涼子をお風呂に入れるのが面倒く
さく感じたこともありましたが、大きくなってくるに従い、涼子と温泉施設に入るのも
限られた時間だと思うと、ホントに人生は短すぎると改めて感じます。まぁ、仕方が
ないですよね。
12月5日 初めて飲食店で仕事をしたのは、大学1年の時でした。高級な割烹料
理屋で皿洗いが主な仕事だったのですが、1階のカウンターで皿を洗いながらも、お
客さんがたばこを持つと、すぐさま皿洗いの手を止め、マッチを擦って火をつける。
ビールのグラスや酒の猪口が空にでもなっていれば、ママやチーフに怒鳴りつけら
れ、半分位になったのを見計らってビールや酒を注ぐ。2階の座敷へも料理を運ん
だり、宴会の後片づけをしたり、そのお店では料理に関わる以外の仕事は全てやっ
たような気がします。それから月日はアッという間に流れ、青春時代の多くの時期を
飲食店で過ごしてきました。厨房内で喧嘩もしたり、お店でお客さん同士が喧嘩をし
たり、いろいろありましたが、今日自分が独立をして初めて警察の方を呼ばなければ
ならないような事件がありました。酔っぱらってボクの店に入ってきた中年男性が、
グラスを投げるなどの大騒ぎを始め、ボクに ”いちゃもん” をつけてきたのです。
入ってくるなり、ピザを3枚注文したその男性は、ボクと女房がピザを作るその間に、
ひとり大声でわめきだし、しばらくすると水の入ったお冷やグラスをどこかにたたきつ
け、厨房と食堂の間はグラスの破片が飛び散り、歩けなくなるほどでした。粉々にな
った破片を指さし、どうしてくれるのか聞いたところ、ボクは胸ぐらを捕まれ、さんざん
ののしられ、膝蹴りを何度もされそうになりました。女房に警察へ電話するように頼み、
それからお巡りさんが来てくれるまでの30〜40分、ひたすらその中年男の暴言と、
殴りはしませんでしたが、暴力行為に耐えていました。お巡りさんが3人お見えになり、
ボクはそれまで張りつめていた緊張感が緩みだし、体全体が震えてきました。ボクの
気が短いのはここでは何度も記していますが、自分の店でお客さんと喧嘩をしてしま
うほどボクもバカではありません。中年男の暴言、暴力が、女房や涼子に及ばないよ
うに絶えず気配りしながらの緊張した1時間でした。中年男の奥さんや、母親がお見
えになりました。彼女たちはしきりに謝っていましたが、ボクはこの中年男に酒を飲ん
でいない、”しらふ” の状態で謝ってもらわないと気がすみません。警察の方は事件
にするかどうかをボクに尋ねられましたが、ボクはきっちり謝って頂かないことには
許す気持ちには到底なれません。不幸中の幸いは他のお客さんがひとりもいらっしゃ
らない事でした。手を出し、足を振り回し、グラスを投げつけ、イスを頭の上に持ち上
げて暴れられはしましたが、怪我はありませんでした。謝って頂きます・・・。
12月4日part2 今年の秋、実家に戻る予定はなかったのですが、女房の父が癌
で手術をすることになり、お見舞いに行くことにしました。我々夫婦が帰ったところで
何の役にも立たないのですが、涼子は違います。手術を無事に終えた父は、ボク達
が想像していたより元気でしたが、涼子が見舞う事で、より元気になった事だと思い
ます。涼子の一番お気に入りのおじいちゃんですから、一日も早く元気になって、涼
子と遊んで頂ければと思います。半年ぶりに関西の実家に行ったのですが、どこに
行っても人と車で、その多さには改めて驚きました。大阪生まれのボクですが、都会
では暮らせない体になってしまった感じです。
12月4日 今朝3時頃奈良の実家から戻ってきました。やはりこちらは寒いです。
今夜から日記を再開します。

1999年
11月の親バカ父ちゃん子育て日記 12月の親バカ父ちゃん子育て日記
2000年
1月の親バカ父ちゃん子育て日記 2月の親バカ父ちゃん子育て日記 3月の親バカ父ちゃん子育て日記
4月の親バカ父ちゃん子育て日記 5月の親バカ父ちゃん子育て日記 6月の親バカ父ちゃん子育て日記
7月の親バカ父ちゃん子育て日記 8月の親バカ父ちゃん子育て日記 9月の親バカ父ちゃん子育て日記
10月の親バカ父ちゃん子育て日記 11月の親バカ父ちゃん子育て日記 12月の親バカ父ちゃん子育て日記
2001年
1月の親バカ父ちゃん子育て日記 2月の親バカ父ちゃん子育て日記 3月の親バカ父ちゃん子育て日記
4月の親バカ父ちゃん子育て日記 5月の親バカ父ちゃん子育て日記 6月の親バカ父ちゃん子育て日記
7月の親バカ父ちゃん子育て日記 8月の親バカ父ちゃん子育て日記 9月の親バカ父ちゃん子育て日記
10月の親バカ父ちゃん子育て日記 11月の親バカ父ちゃん子育て日記 12月の親バカ父ちゃん子育て日記
子育て日記トップ


メール

トップ アイコン
トップ

やど

料理

スタッフ

かぶと虫

スキースノ

山登り
ハイキング

温 泉

空室状況

北信州木島平
食事注文制の宿 びっくりりえたん
TEL&FAX  0269−82−3423