親バカ父ちゃん子育て日記
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8月1日 本日宿泊のお客さんがなく、店の定休日と重なったので、前日の泊まりのお客
さんがチェックアウトされるや否や、新潟の海へ繰り出しました。涼子は最近、”ウミキラ〜
イ” が口癖のようになっていて、どこに遊びに行くかを聞いても ”ドウブツエ〜ン” としか
言わないので、ムリヤリではありましたが、ボクの趣味を最優先させまして、海水浴に行き
ました。平日にも関わらず、多くの人が泳ぎに来ていました。ボクは5月からの腰痛で、ほ
とんど野外の遊びから遠ざかっていましたが、今日は久しぶりにシュノーケルをして遊びま
した。良いお天気で海水も温かく、何時間でも泳いでいられました。おもしろい形のかにを
2匹と、ヤドカリを1匹さらに小さなふぐを4匹捕まえました。かぶと虫のように、家で飼うこ
とができないので、帰り際に全て海に戻しました。夕方上越で仕入れを済ませ、妙高の杉
野原温泉というところへ行きました。お風呂にいた、長い髪の毛をくくったおじさんのことが
涼子にはとても怖く映ったらしく、温泉に入ってしばらくは口も利かず、ボクにくっついたまま
離れませんでした。近くのファミリーレストランへ昨日の涼子の誕生日祝いに、お子様ランチ
を食べに行きました。涼子はそこそこ納得していたようですが、ボクには食べるものがなに
もなく、ビールを飲んで少々腹を立てながら店を出ました。つかの間の休日はアッという間
に終わりました。明日からまたがんばります。
8月2日 夕方にすごく大きな音の雷が鳴って、数十秒間ではありましたが、停電しました。
雨が降り、少し涼しくなりました。しかし日中はとても暑く体がべとべとするので、なにもする
気が起こりませんでした。夜8時くらいから忙しくなり、涼子の寝る時間に食事になってしま
いました。パパパ〜ッと食事を済ませ、涼子を風呂に入れ、ミルクを飲んだ後、静かだな
と思っていたら、もう眠っていました。暑い一日で、じっとしているだけでも何かしらだるくな
ってくるのに、走り回る涼子にはかなりのエネルギー消費だと思います。昼間は走り回り、
夕方には雷でひとしきり怖がって、お客さんが来店し始めると、また元気になり、ごはんを
食べて風呂に入って、眠ってしまいました。3歳になったばかりの涼子はすこぶる元気です。
8月3日 お客さんと長く話しているうちに、結構な時間になり、しばらくひとりでテレビを
見ていた涼子の泣き声でおひらきとなりました。涼子にとってしばらく試練の時間が続き
ます。ごめんごめん!明日は一緒にごはんを食べよう!
8月4日 先ほど風呂に入り、それまでご機嫌でいてくれた涼子が突然泣き始めました。
それは涼子の下唇の内側に、口内炎ができていて、それを忘れていたボクが、顔を拭い
てやるときに、唇の所も加減をせず強く拭いたものだから、”イタイ〜” と大きな声で叫ん
だかと思うと、大泣きをされました。朝から一日忙しくしていて、涼子もさっと風呂に入れて
寝させてやろうと思い、急いだ結果がこうでした。昨日に引き続き、ごめん、ごめん!!!
8月5日 去年も来てくださったご家族が、奥さんの妹とその彼氏も連れて遊びに来て
くれました。ご家族にはお子さんが3人いて、涼子は遊んでもらえるので、嬉しくてたま
りません。食事の時も子供同士で食べると、互いにいつもよりよく食べたようです。また、
花火を一緒にさせてもらったり、お菓子をもらったりで大満足のようです。寝る時間にな
ったのですが、まだまだ遊び足りない涼子は、お姉ちゃん、お兄ちゃんの部屋から戻る
時、”ありがとう” や ”おやすみ” などの言葉もなく、膨れたつらで、僕たちの部屋に
帰ってきたようです。その話を女房から聞かされて、またまたボクの怒りは脳天に達しま
した。膨れて戻ってきたその顔が、見る見る泣き顔に変わっていきました。こうしてボクは
よく怒るので、涼子から ”キライ宣告” を告げられているのですが、それは親として当然
の事であります。よくここに書きますが、ボーカリスト志望であったボクの声の通るのは、
半端ではありません。失礼ながら、お客さんがいようが、いようまいが、涼子に怒るときは、
真剣に大声で怒鳴ります。全て涼子のためなのです・・・・・。と書きましたが、あまり躾が
行き届いていないのは、やはりボクの怒り方に問題があるのでしょうか・・・・・?
8月6日 連日大勢のお客さんに来ていただいて、我々夫婦も嬉しい反面少々ばて気味
です。そんなとき元気を出す方法として、夏のシーズンが終わったらどこに遊びに行くか、
これを考え始めると、ほんの少しの間ですが、何となく疲れを忘れます。ヨーロッパやカ
ナダにも足を伸ばしたいとよく考えるのですが、今年は広告費が随分かさんでしまった
ので、どうも行けそうにありません。とすると、どこにしようか、北海道か、東北か、それと
も、もっともっと近場で温泉に浸かっているか、そんな話をしていると、バカみたいに嬉しく
なってきます。なんとか夏の間は、皆さんの旅のお手伝いに専念して、ボク達もどこか
知らない所へ行ってみたいと思っています。
8月7日 夏のお客さんはご家族がほとんどです。涼子はお兄ちゃんや、お姉ちゃんに
会えるのがとても嬉しくて仕方なさそうです。涼子にすれば仲良く遊んでいて、突如みんな
が帰ってしまうというのが、理解できないようで、”ドウシテ、オニイチャン、カエルノカナ”
とか ”リョコタンモ、オネエチャントオウチニカエル” などと別れ際は、全く笑顔を見せま
せん。考えてみると、本当に仲良くなった人と、別れてしまうのはつらいことです。涼子は
素直に、バイバイするのが嫌なのです。”また来てくれるよ” と言っても、そんな事は理解
できないようです。我々大人は笑顔で手を振り別れますが、本来別れる時の態度というの
は涼子のものが正解かもしれません。
8月8日 シーズン中に、ボクがお客さんを観光地へ案内するのは、異例のことなのです
が、今回は沖縄からのお客さんということもあり、戸隠まで案内しました。昨晩からのかぶ
と虫捕獲作戦に続き、今朝もがんばりました。昼から戸隠へ出かけました。戸隠でボクだ
け、木島平へ戻り、仕事に入ったのですが、やはり随分疲れました。しかしながら、少年
達を見ると、全くそんな風ではなく、遊ぶ体力のなさに、年齢を感じてしまいました。自分も
子供の頃はあんなに元気だったのでしょうか?大人になるとなぜ、こうも簡単に疲れてしま
うのでしょうか?そのうち涼子にバカにされるのでしょうが、なんとか元気に遊びに、仕事に
がんばっていたいものです。
8月9日 昼の営業を臨時休業し、上越まで涼子を連れて、仕入れに出かけました。昼ご
はんにハンバーガーを車の中で食べたのですが、また涼子は怖い顔をしたのです。機嫌良
く食べていたのが、”カライノ、トッテ” とピクルスを取れと言っていたので、ピクルスを取っ
て、ボクの口に入れ、ハンバーガーを返してやると、突然怖い顔をして、”ドウシテタベルノ”
と怒っているのです。”涼子がカライノ食べるの?” と聞くと、ウンとうなずき、既に数回噛み
砕いたピクルスを口から出して、涼子に食べさせました。カライノが嫌なのかと思ったら、そ
れが結構お好みの味らしく、いつもピクルスだけを取り除いて食べると、女房から聞かされ
ました。子供の機嫌をとりながらの仕入れもそこそこ大変です。
8月10日 昼寝をして起きた涼子がぐずり始めました。昼の営業を終えて、昼ご飯を食べ
る時でした。ボクの膝の上で寝ころばせながら、機嫌が直るのを待ちつつ、食事をしていま
した。食事を終えても涼子のご機嫌は直らず、お客さんの来る時間まで、ほんのわずか横
になるのもままならない状況でした。女房もボクも毎日ばてばてで、10分、20分の昼寝が
体力回復に不可欠でした。我々が横になる前に ”涼子!おしっこは?” などと聞いても
ぐずったまんま、まともに返事をしません。放っておいて10分程度横になったのでしょうか。
駐車場に車の入る音が聞こえ、鉛が入ってるかに感じる肩をおこし、背中を立てて、起き
あがりました。涼子は相変わらずぐずっています。2組のお客さんが食堂に入って来られ、
ボクはまだシャキッとできないまま、黒いパソコンのディスプレイを眺めていました。女房が
お客さんから喫茶のオーダーを受け、準備をし始めたその時に、涼子が ”オシッコ” と
言いました。ええ加減にせえよ!と思いましたが、すぐさま涼子を抱きかかえ、トイレに行
き、パンツを膝辺りまで下ろした時に、ジャーっとやられてしまい、ボクの怒りはまたまた
脳天を突き破り、”おまえ何で辛抱でけへんのじゃ!” と大声で怒鳴った後、雑巾をとりに
行き、”自分で拭けっ!” と漏らした小便の前に投げつけてやりました。拭けもしないのに、
とりあえず小便の上を雑巾でなでた涼子は既に、大泣きをしていて、ボクの顔を見ていま
した。涼子のほっぺたをつねりながら、”おまえみたいに、ゆうことの聞かれへんヤツは、
こっちの部屋にくんな!向こう行っとけ!” と隣の部屋の布団の上に投げつけてやりまし
た。トイレの掃除をしているボクに向かって、泣きながら ”モウワルイコト、シマセンカラ、
モウワルイコト、シマセンカラ” と何回同じ事を言ったでしょうか。さすがにボクもかわいそ
うになってきて、抱きかかえ、”ごんたばっかり、ゆうとったらあかん!どうしてお母さんや
お父さんのゆうことが、聞けんのや!今度からちゃんとゆうこと、聞かんなあかんねど”
と許してやることにしましたが、ホントに頭にきた事件でした。大声を張り上げ、何事かと
思ったお客さん達。どうか許してちょんまげ!!!
8月11日 21歳の時カナダを自転車を使って旅行していました。ユースホステルで南アフ
リカからきていた26歳の兄ちゃん達二人と知り合いました。ひとり旅で、言葉も自由に操れ
ないボクは、笑うことが少なかったように思います。そんな中、南アフリカの兄ちゃん達がボ
クに教えた、おならをするときの仕草なのですが、右手拳を高く上げ、何かを引っ張るように
しながら、”ぷうっ” とやります。ボクはそれを見せられるたびに大笑いをしていました・・・。
年月を経て、ボクはおならをするときに、よくこの動作を涼子にして見せていました。それが
最近涼子がおならをするときに、”チョットミテテ” と言った後、右手を上げたかと思うと、
”ぶう” とやるのです。たまにおならの方が手の動きより早く出てしまったりしますが、なか
なかやります、この乳児は・・・。
8月12日 飲食店の仕事をするきっかけは、大学時代に友達から割烹料理屋のアルバイ
トに誘われたのが最初でした。今も交流があるのですが、そのお店にいた板前さんは、よく
仕事もできたうえ、カウンター越しにお客さんと話をするのがとても上手な人でした。また、
そのお店は夜11時30分まで玄関を開けていたのですが、それ以後にもお客さんが飲んだ
り食べたりして、お客さんが帰ると言わない限り、粛々と営業は続いていく店でした。そんな
中で、もうお店が閉店の準備をやり始め、自分たちのまかないの話になっている閉店間際
に、お客さんがふらっと戸を開けて入ってくる事がありました。従業員はみんな血の気がひい
た思いで、少なくともボクだけはこころの中で、舌打ちをしていました。そんなとき、その板前
さんは、微塵も嫌な顔をせずに ”いらっしゃいませ〜” と大きな声でお客さんを迎えます。
ボクはそんな彼の姿勢に、その当時から頭が上がらず、今現在も仕事の中で彼から学んだ
接客業の基本を頭の隅に置いて営業をしているつもりでいます。それが今夜、ボクは少し
お客さんに対して失礼な事をしたかもしれないような事がありました。今日は客室が満室で、
夜のレストラン営業は休業をしていて、宿泊のお客さんの食事だけに専念していました。9時
になり、店の明かりを消しに行こうとしたときに、親娘連れが二人で入ってきました。普段な
ら、”いらっしゃいませ” の声がいつもの通り、元気に出るのですが、満室もしくは満室に
近い状態の日がずっと続いていて、女房ももちろんボクもそこそこ体力が限界に近づいて
いて、お客さんの顔を見たその時、一瞬入店を断ろうか、とためらったのでした。前述した
ように、店の玄関は ”close” にしてあるにもかかわらず、お客さんは入って来られました。
店の中は煌々と明かりがついていて、営業中だと思ったのでしょう。そのお客さんには、当
然ながら食堂に入ってもらって、食事をしていただいたのですが、ボクとしては、一瞬ため
らったその表情を見透かされていないか非常に気になるのです。プロとしては失格です。
ボクがお客の立場なら、決して見逃さないことです。もっと精進しなければなりません。
8月13日 高校時代の友人が来てくれました。関西から木島平まで来るのは、時間もか
かり、体力も使うし、高速代などもバカになりません。はるばる来てもらって、涼子の面倒は
見てもらうは、食事は一番後回しになるはで、良いことより悪い面ばかりが気になってしま
います。何より、ボクの頭も随分ボーっとしていて、きちんと会話になっているのか定かでは
ありません。いつも申し訳なく思っています。
8月14日 最近涼子は近所の友達と遊んでいないので、少しストレスがたまってきている
ようです。お客さんの子供達は入れ替わりでたくさん来てくれるのですが、やはり心底楽し
んでいないのかもしれません。仕事で何かを始めると決まって僕らの邪魔をします。買い物
には毎日連れて出かけているのですが、自分のペースで何かをやっている訳ではないの
で、おもしろくなさそうです。もう後2週間ってところでしょうか。9月にもなればいつもの遊び
ができるから、もうちょっとガマンして・・・。
8月15日 上越まで仕入れに出かけました。お盆の真っ最中ということもあって、道路は
至る所で大混雑です。田舎に越してきた理由のひとつが、都会の渋滞嫌いにあったので、
車の長い列を見ると、出かけるのをよそうかと思いましたが、そうも言ってられず、裏道を
通りながらも、やはり巻き込まれてしまいました。スーパーなども日頃は閑散としているの
に、今日は生まれたばかりの赤ん坊から年寄りまで、ホントに多くの人でした。涼子はスー
パーの中の遊具がお気に入りで、いつもは裸足になってはしゃぎ回っているのに、今日ば
かりはお兄ちゃん、お姉ちゃんに押され気味でした。もう一息です。
8月16日 日中はまだまだ暑いですが、今日の夕方から夜などはなんだか涼しくなった
ような気がします。幾分早く仕事が済んで、3人で食事をしていると涼子はいつもの”ごん
た”もなく、今まで通り明るくて、どこかふざけた乳児に戻りました。まだ3歳なのですから
無理もありません。涼子が生まれてからシーズン中は、ボクの母にずっと手伝いに来ても
らっていたのですが、この夏は初めて3人で過ごすことにしました。それ故、放っておかれ
る事も多くなりました。忙しくなると全く構ってもらえず、ぐずぐず言うことが多かったこの夏
ですが、今夜は少し早く終われたので、涼子もご機嫌の様子です。
8月17日 やはり少し涼しくなっているのでしょうか?仕事を終え、シャワーをしていたの
ですが、風呂場に付けている換気扇の風が少し冷たく感じました。最近までは、風呂場も
暑くて暑くて仕方なかったのですが、今日などは換気扇で引き寄せられる風を感じるくらい
だったので、涼しくなり始めているのかもしれません。昼寝をしている涼子を見ても、一時の
ように頭が汗でぼとぼとになっていることはなくなりました。もちろん日中はまだまだ暑いの
ですけれど・・・。
8月18日 夏の疲れもピークにきています。今までやらなかったへまを続けてやりました。
ピザを切るときに大きな牛刀という包丁で8ピースに切るのですが、右手で包丁を持ち、左
手で包丁の上の所を支えるというか、軽くおさえます。ぐさっ、ぐさっという感じで切るのです
が、集中力が散漫になり、支えていたはずの左手がピザを切った瞬間にずれてしまい、左
中指の爪を5ミリほど切り落とし、さらには同じく左中指の爪の下をこれまた、その牛刀で
2カ所も大きく切ってしまいました。また、ステーキを焼いていて油が飛び散り、右手の7,8
ヶ所にやけどをしてしまいました。薬をすぐにぬったので、それほど大きな痛みはありません
が、痕が残りそうです。もう後しばらくなのですが、朝も起きるのが非常につらくて大変です。
ん〜ん、がんばるで〜!!!!!
8月19日 我々夫婦にかまってもらえない間、涼子はビデオを見ていることがよくありま
す。最近はあんぱんまんばかりを見ているのですが、今は夜の11時23分であるにも関
わらず、まだ見ています。飽きもせずによく見ています。笑っているのですからびっくりし
ます。目がかゆいらしく目の縁が赤くなっています。”はよ、寝ろよな” ・・・。
8月20日 しばらく続いていた宿泊のお客さんが今日は一組もなかったので、食堂の
営業を終えてから、北志賀の温泉に行きました。20日ぶりの温泉で体から力の全てが
抜けていくようでした。家に帰って外のテーブルで食事をすると、これまたつまらないお
かずが美味しく感じるのですから不思議なものです。涼子は眠たい目をこすりながら、
我々夫婦に合わせて機嫌良く、食事をしてくれていました。つかの間の休憩です。明日
からまたがんばります。
8月21日 宿泊のお客さんの晩ご飯から、5ミリ角の透明なプラスティックの破片が出
てきたと、クレームがつきました。ドリアの中から出てきたと言うことで、ボクは謝るしか
なく、”すみませんでした。気をつけます。” と言って、一応許していただいたのですが、
合点がいかないのは、どのようにしてその破片がドリアの中に入ったかです。厨房の中
のものを一通りチェックしてみたのですが、割れているようなものは何もなく、ましてや、
クレームのついたお客さんの前にもドリアはおろか、他にも多くの料理を出していました。
まな板の上には食材の他、包丁や箸、スプーンなどの調理器具、それから布巾ぐらいで
しょうか。ドリアの中に入れるものは、ごはん、ウィンナー、玉ねぎ、インゲン、ベシャメル、
ケチャップ、調味料でしょうか。破片混入の可能性があるとすれば、お米かもしれません。
何とも言えませんが、厨房の中にはかけたものは何一つなく、食材の中にまぎれていた
のを発見できず、使ってしまったように思います。いずれにせよ、お客さんに料理をだした
のはボクなので、ボクに責任があります。怪我などされずに済んで良かったと思います。
ご迷惑をおかけしました。以後気をつけます。
8月22日 最近ボクと涼子は仲良くありません。”りょこたんと父さんは友達?” と聞くと、
”トモラチ、チガウモ〜ン” とやられます。”ほんなら、もう絶交な。バイバ〜イ” と言うと、
快く ”バイバ〜イ” とやられてしまいます。昼寝をしようとした時間に、涼子は全く眠たく
ないらしく、我々夫婦が横になっていても、ひとり騒いでいました。10分程度ひとりで騒い
だ後、女房は全く動かなくなりました。ボクも目を閉じて、じっとしていたところへ、”ウンチ”
と一言・・・。これはチャンスと、”りょこたんと父さんは友達?” と聞くと、”トモラチ” と言う
事だったので、未だトイレでウンチのできない涼子に、おむつをはかせ、ウンチさせて、そ
れを取り、トイレに捨てるという一連のウンチ作業を快く引き受けたのでありました。それに
してもウンチの時だけ ”トモラチ” とは、情けない・・・・・。
8月23日 長野県がいいところだな、と感じる事があります。ボクの仕事のひとつは料理
をする事なので、仕入れには必ずと言っていいほど自分が出かけます。仕入れと言っても
近くのスーパーで済むこともあるし、食材専門の問屋に買い物に行く事もあります。長野県
内で済むこともあるし、海のある新潟県まで行くこともよくあります。故に買い物のついでに
郵便局や、ホームセンター、銀行など様々な場所へもよく出かけるのですが、その時同行
しているのは涼子であります。涼子がまたどこででも、いろんな人たちから声をかけられ
て、何か幸せなヤツだな、とよく思います。スーパーのレジのおばちゃんや、もちろん買い
物をしている人。郵便局の人や、八百屋の普段は全く笑わないおばちゃん。温泉に浸か
っているおじさんや、ガソリンスタンドのお姉ちゃん。ボクの実家のある奈良や大阪などで
は、声をかけるなど考えられなくて、ほほえんでいる事すらありません。こういうところは
田舎のよいところだとつくづく感じます。
8月24日 涼子がここ2,3日、鼻をつまらせています。寝るときに窓を開けて寝ている
のですが、最近夜中はめっきり涼しくなって、寒く感じる日すらあります。我々大人は、寒
ければタオルケットを掛けるなりの事ができますが、寝相の悪い涼子は僕たちが眠って
しまうと、誰にも布団を掛けてもらえず、パジャマひとつで寝ています。それが最近の夜の
涼しさが涼子の鼻を襲い、鼻水を垂らしていたりするわけです。鼻をかむことのできない
涼子は、夜中はおろか、昼寝の途中にも鼻の具合が悪いらしく、度々泣いて目を覚まし
ます。垂れた鼻を拭くことはたやすいのですが、涼子本人が鼻水を外に出さない限り、気
持ち悪さは残っていて、いつまでもぐずぐず言っています。なんとか鼻をかませる方法は
ないのでしょうか?
8月25日 今日も暑い一日でした。昨晩寝るとき、とても涼しく窓を5センチ程度開けた
だけで寝てしまったのですが、夜中に女房があまりの涼しさに窓を閉めたほどでした。
それがやはり日中ともなると、真夏と変わらぬ暑さで、うんざりするほどでした。涼子の
鼻の具合はまだ悪いらしく、そこへ背中やお尻がかゆいと、僕たちが休憩していると掻
かせにやってきます。この暑さももうしばらくだと思うのですが、早く良い季候になって育
児をするのにも楽にさせてほしいです。
8月26日 夕方から近所のチビちゃん達と走り回っていた涼子は汗びっしょりです。
ごはんを食べるときに、膝の所に乗ってきたりするのですが、ボクも短いズボンをはい
ているので、肌の触れ合う部分がぺたぺたしてとても気持ち悪いです。背中がかゆい、
頭がかゆいと、ちょっと走り回り過ぎだと思います。父さんはぺたぺた大嫌いです。。。
現在夜9時過ぎですが、これから食事の準備です。気合いを入れ直してがんばります。
8月27日 約1週間の間、涼子は鼻をつまらせています。それと平行して、目がかゆ
いらしく、よく目をこすっています。毎日毎日目をこすっていたら、一重だった涼子の目が
二重になり、なんだか涼子でないような顔になりました。またそのうち一重に戻るのでしょ
うか?見慣れない顔なので、変な感じです。
8月28日 午後7時20分過ぎですが、少し休憩の旅に出ようと思います。昼過ぎに
温泉に入っていて、女房と話がまとまりました。行き先は・・・内緒です。すぐ帰ってきま
す。涼子は僕らがガサガサやっているので、自分もムリヤリそわそわしているようです。
それでは・・・。
8月31日 実は月曜の夜から車で新潟港に向かいました。23時50分発のフェリーで
秋田に行くことにしました。月曜の昼間に新井市の山の中にある温泉に行き、山を眺め
ながら弁当を食べていたときに、”おれらもちょっと夏休みにするか?” と女房に言うと、
”そうしよう!” ということで、初夏に直江津の港で涼子が船に乗りたいと言っていたのを
思いだし、とにかく船に乗ってどこかに行こうと、秋田にしました。何より一番船の運賃が
安かったからです。秋田港から乳頭温泉、岩手の小岩井農場、仙台で1泊し、福島の喜
多方、洲走温泉と足早に廻り、十日町を経由して昨日の夜遅くに帰ってきました。あちこ
ち走りすぎて少々疲れましたが、この木島平から東北がこんなにも近いとは夢にも思わ
ず、また機会があればひとつの県をゆっくりと回りたいと思いました。まずは下調べという
ことで・・・。