親バカ父ちゃん子育て日記
9月30日 ちょっと健康のためにと、先日から漢方薬を煎じて飲んでいます。煎じたお
茶を鍋からペットボトルに移し替えました。涼子が 「それな〜に?」 と聞くので、「漢方
薬」 と答えると、「りょこたんも10年前から漢方薬を飲んでるんだよ」 と、10年前などと
いう言葉を使うようになりました。過去のことは全て ”昨日” という言い方しかできなか
ったくせに驚きです。半年前のことも、1分前のことも全て ”昨日” だったのに、誰に教
わるのでしょうか・・・。
9月29日 涼子と二人で車に乗って出かけると、涼子を車に乗せたり下ろしたりの作
業が大変です。まだ赤ん坊の頃は、涼子をおんぶひもでボクの背中にくくりつけて、出
かけたりしていました。そんな頃は買い物に出たとしても、荷物を車に載せるだけで、涼
子は背中にくっついているわけですから、たいした事はありませんでした。だんだん大き
くなり、チャイルドシートが義務づけられると、荷物を車に載せる以外に、郵便局に行け
ば涼子を下ろしては乗せ、銀行に行っては涼子を下ろしては乗せ、スーパーに行っては
下ろしては乗せと、体重が増えて行くにつれて、ますます大変になりました。ところが今日
初めて涼子が 「自分で下りられるよ」 とボクが下りた後の運転席の方から器用に足を
タイヤのホイルに乗せて、一人で車から下りる事ができました。仕事がひとつ減りました。
明日からも自分で下りてくれるでしょうか。そうなるとホントに少し助かります。
9月28日 昼の営業を終えて、みんなで野沢温泉の新田の湯に行きました。掃除を
されたばかりのようで、お湯がまだ浴槽の半分くらいしかたまっていませんでした。時間
があったので、涼子とボクはのんびり待つことにしました。野沢にはいつも夜に来るので、
雰囲気がいつもと違い、少し変な感じでしたが、明るい時間からの温泉は贅沢な気分に
なれました。家に帰って庭でバーベキューをしました。夏の間はハエや蚊が多く、日中は
暑くてバーベキューどころではありませんが、虫も少なくなり、過ごしやすい気候で、屋外
での食事もまた格別です。涼子は家の中ではあれやこれやとうるさく言いますが、外に
いるととにかくご機嫌に遊んでくれるので、我々も助かります。ホッと一息のできた一日で
ありました。
9月27日 洗面台に、駐車場にある小さなグリ石が5つばかり置いてあります。涼子と
一緒に歯を磨いている時に、聞いてみました。「どうしてこんなところに石が置いてあるの
?」 「きれいな石を拾ったから持ってきたの」 「でもこれは駐車場の汚い石でしょ」 「私
ね父さんのマネしたかったの」 「父さんがこんな石を持ってきた?」 「きれいな石を持っ
て来たじゃん!」 「いつ?どこで?」 「海で持ってきたよ!」 「・・・・・」 そう言えば、いつ
も海に潜ると、貝殻やきれいな石を拾って、涼子にあげていました。それを思い出したの
か、涼子は石を拾ってきたようです。なんでもない石が、かわいく見えてきました・・・。
9月26日 どうしてこんな話になったのか思い出せないのですが、涼子と一緒に風呂
に入っていて、涼子が大きくなって結婚をして、赤ちゃんができたら、涼子はお母さんで、
お父さんはおじいちゃんになるんだよ、というような話をしていました。すると涼子は少し
うつむいて、「父さんがおじいちゃんになったら、もうりょこたんと遊べないかも・・・。」 と
悲しそうに言ってくれるのです。「もうあまり遊べないかもしれないけど、それはずっとず
っと先のことだよ」 と言ってもあまり理解できないようで、じいさんのボクと涼子が遊んで
いる姿はあまり思い浮かばないようでした。あと20年くらいすると、どうなるんでしょう?
涼子と女房にガミガミ叱られているのかもしれません。う〜ん。そうなったらしめたもの。
ボクはうるさく言う女連中とはおさらばして、さっさとどこかへ消えちゃいます。な〜んて事
もできずに、「りょこた〜ん、遊んでよぉ・・・」 と悲しそうに言ってるのはボクかもしれませ
ん。
9月25日 涼子は野沢温泉の事を ”棒の温泉” と呼んでいます。それは中尾の湯の
入り口のところに、車が乗り入れられないように鉄の棒が一本立っています。涼子はそ
の棒に掴まって、くるくる回って遊んでいたりします。それでそのように呼んでいるのです
が、宿泊のお客さんの夕食準備をしているときに、「今日棒の温泉行きた〜い」 という
涼子の一声で、夜9時過ぎから涼子と二人で野沢に出かけました。熱いお湯はホントに
体をやわやわにしてくれます。最近涼子は脱衣所のロッカーをジャングルジムのように
掴まって右に左に移動して遊んでいます。もちろんすっぽんぽんのままで遊んでいます。
さすがに上下に移動はしにくそうですが、まるでサルのようです。よちよち歩きをした頃
は、よくロッカーの中に入り込んで遊んでいました。わずか4年ですが、ロッカーひとつに
もいろんな思い出があるものです。
9月24日 よいお天気でした。朝食を全て出し終え、中野市まで買い物に行きました。
北志賀の方から帰ってきたのですが、雲一つない晴天で、北信五岳や遠く北アルプスま
でくっきり見えました。木島平まで戻ってくると、色とりどりのパラグライダーが気持ちよさ
そうにふんわり浮かんでいました。今日も忙しい日でした。ようやく夜9時過ぎに仕事を終
え、温泉に行って帰ってきました。ふと夜空を見上げると、ものすごい星が出ていました。
「涼子!空見てみぃ!」 「もう眠た〜い」 涼子にはちゃんと星は見えていたのでしょう
か。どっちでもええかぁ・・・。
9月23日 宿泊のお客さんと、食事のお客さんと、予約のコース料理のお客さんと、持
ち帰りのお客さんとが入り乱れ、厨房はお昼3時頃から戦闘状態でした。そこそこ仕事が
こなせたように感じたのは、なんと言っても涼子の注文がなかったからでした。いつもは
ウンチにビデオ、お腹空いたなどなど、次から次へとうるさく言ってくるのですが、どういう
訳か今日は注文が少なく、お客さんの帰った食堂からグラスやお皿を下げてきてくれた
のですから、随分助かりました。う〜ん、どうしたんでしょう?
9月22日 近頃アメリカの国旗がニュースでよく映るので、涼子はスーパーなどで国旗
を見かけると、「アメリカァ!」 と大きな声で叫びます。先日も多くの国の国旗がスーパー
の店内に飾られていたのですが、「アメリカァ!」 と叫んでいました。ちょっと聞いてみま
した。「スイスはどれか知ってる?」 う〜んと唸っていましたが、すぐさま指さしたのはな
んとスイスの国旗でした。知っていたのか、まぐれなのかよくわかりませんが、ちょっと驚
きました。「あの葉っぱは何ぃ?」 と涼子はカナダを指さしていました。色だけの国旗は
あまり興味がないようですが、何かデザインされたようなものは覚えているのかもしれま
せん。ちなみに日本の国旗は知っているのでしょうか・・・。
9月21日 車の中は、ついこの間まで冷房にしていたのに、今日は暖房に切り替えまし
た。シャツの上にベストも着ました。だんだん寒くなっていくのでしょうか。長野県内の天気
予報では、今夜にアルプス地方で雪が降ると言っていましたが、本当でしょうか。やはり
今年は相当暑かったせいか、ハエやスズメバチも多かったのですが、ここにきて幼虫の
時に栗の葉を好むクスサンと呼ばれる蛾が大量に発生しています。夜毎とても気持ち悪
かったのですが、今夜は数がかなり減ったように感じます。近くのたんぼの稲刈りも始ま
りました。季節は秋から冬へと確実に移っていくようです。しかしながら、虫が多かろうが、
稲刈りが始まろうが、鼻水を垂れていようとも元気なのは涼子であります。先ほども風呂
に入る前、すっぽんぽんで部屋中を走り回っていました。その途中で 「うんち!」 とヒト
コト。おまえホンマに風邪ひくどぉ!
9月20日 宿泊のお客さんをお見送りし、昼の営業を終え、みんなで新井市寸分道の
温泉に行きました。9月に入り時間的に余裕が出てきてはいるのですが、仕事の都合で
丸一日休みにできる日がなく、涼子や女房から、声には出さない視線のブーイングをこ
のところずっと浴びせられています。しのぎやすい気候になり、みんなで山登りやバーベ
キューなどに出かけたいのはヤマヤマなのですが、なかなかうまくいきません。とりあえ
ず夜の営業時間まで、温泉に弁当と冷酒を持参で出かけました。これでもかこれでもか
と山道を車で奥へ奥へと入ります。車1台が通ればいっぱいいっぱいの細い農道を、赤
トンボに警護でもされているかのように、たくさんの赤トンボと一緒に駆け抜けていきます。
100メートル間隔くらいにカマキリが、これまたお出迎えをしてくれているかのように道路
に出ています。踏みつけないように走るのが大変です。涼子が生まれる前から通っている
温泉なので、施設のおじさんやおばさんに涼子はいつも声をかけてもらえて幸せ者です。
つるつるの温泉に浸かって、弁当を食べて、酒を飲んで・・・、とりあえずこんなもんで許し
てチョ!そのうち遊びに行きますから。
9月19日 高校の弱小バスケットボールチームを、インターハイ出場ができるまでに育
てたという先生と、そのチームの様子をテレビでやってました。進学校でもあるその学校
の生徒は自分で自分の偏差値を見て、自分は東大には入れないとか、自分のチームは
弱いから日本一にはなれないとか、自分で決めつけていると。その先生もバスケットボ
ールの選手時代、自分は背が低いから実業団のチームには入れないと、自分で決めつ
けていたということでした。できるかもしれないものを、自分で勝手に最初からできないと
簡単に決めつけていては、何もできないと。仮に日本一になれなくても、人に聞かれたと
き、日本一になるためにこういう工夫をしているんですよと言ってもいいじゃないかと。た
いした努力もしないで、・・・・・できないと決めつけるのではなくて、自分の頭でよく考えて
やりなさいと。成功が見えなければそれに向かって突き進んではダメなのかと。結果、自
分達で考えた作戦なり、身につけた技術なりが立派なものとなり、強いチームになったよ
うです。がんばっていた先生や高校生達に感動しました。ボクの仕事に先生の言葉を当
てはめてみると、カッコ悪くて情けなくなりました。いろんな場面でボクも、・・・できないとた
いした努力や工夫もせずに、自分自身で決めつけている事が多くあります。例えば、秋に
宿泊のお客さんに来てもらえないと、なんの工夫もせずに自分自身で決めつけていること
があります。また、ヨーロッパで暮らしたいけど暮らせないと、なんの努力もせずにボクに
は無理だと決めつけているところがあります。それぞれは本当に無理かもしれません。し
かし、最低でも自分でなんとか考えて、こういう工夫をしていると話せるくらいにはなってい
たいなと思います。やはりそれは涼子や親、女房のためであると同時に、1回だけの自分
の人生のためでもあるのです。
9月18日 木島平の隣の市、飯山市で幼児ばかりを集めた音楽会があり、涼子も女房
と一緒に参加しました。幼稚園に行くと張り切って出かけたのですが、涼子が大好きなみ
んなと遊ぶという時間はなかったようで、いくらか怒ったような顔つきで帰ってきました。来
年辺りには涼子も幼稚園に入れるべきかと、そろそろ考える時期が来たようです。
9月17日 昼の営業を臨時休業にし、涼子と二人で上越方面に仕入れに出かけました。
ハンバーガーとお菓子を買って柿崎の海水浴場へ行きました。涼子は先日と同じで、パン
ツとシャツになって、砂浜を走り回っていました。仕事の日でもあり、時間もなかったので、
ビールで乾杯とはいきませんでしたが、ポテトチップをバリバリ食べながら、涼子と波の動
きに目をやっていました。今年の夏は思う存分海遊びができなかったので、少々不満が
たまっているのですが、何かの遊びでこの借りは返しましょう。仕事ばかりの暮らしはボク
の性には合いませんし、自分が考えるライフスタイルとはかけ離れています。時間を作っ
て秋を遊びに行きましょう。
9月16日 みんなで楽しめるテレビ番組ならば問題ないのですが、涼子だけがおもしろ
いとか、涼子だけがおもしろくないという番組は結構あります。涼子だけがおもしろい番組
ならば、涼子一人を放っておけばよいのですが、我々夫婦だけおもしろい番組だと、涼子
はあらゆる事を企てて邪魔をしてきます。女房もボクもテレビを見ていたいのに、涼子が
テレビ画面の前に立ったり、何かと話しかけてきたり、音の鳴るおもちゃを片っ端からだし
てきて、雑音を響かせたりします。わざと耳元で、お客さんに買ってもらった仮面ライダー
のベルトをブイーンと鳴らしたり、おはじきをじゃらじゃら鳴らしてみたり、いい加減腹が立
ってきます。そして涼子が眠たくなってくる頃には、テレビは終わっていたりします。テレビ
番組くらいで大人げないなと思うのですが、父さんにもちょっとテレビ見せてぇなぁ!
9月15日 生まれて4ヶ月になったばかりの赤ん坊が近所にいます。暑くもなく寒くもな
く、過ごしやすい秋の日でした。みんなで庭の掃除をしていた時、女の子はお母さんにだ
っこされてやって来ました。ボクもだっこさせてもらったのですが、その軽いことには驚き
です。未だに涼子を抱きかかえることがありますが、涼子もこんなに小さかったのかと思
うと、やはり涼子も成長しているのです。家の中で寝かせようとしても寝ないから散歩に
来た、と言っていたお母さんですが、ボクが10分程度抱きかかえていた間に、赤ん坊は
眠ってしまいました。最近痩せたボクなのですが、やはりボクのポチャポチャしたところが
気持ちよかったのかも・・・とみんなに笑われてしまいました。腹も立ちましたが、すやすや
眠ってくれたので、内心喜んでいるボクなのであります。
9月14日 スーパーで買い物をしていると、涼子が 「どうして自分のものばっかり買っ
て、りょこたんのは買ってくれないのよォ!」 と怖い顔をボクに向けて言いました。最近
キャラクターもののウィンナーだとか、ふりかけだとか、もちろんお菓子などにも目がいく
ようで、涼子が 「これ買いたい!」 と言ったもののほとんどを買ってやらず、不満がた
まっているようでした。ボクが買い物をしているのは、当然仕事のものと自分達の食事の
おかず類であり、ボクが個人的に楽しむようなものは何一つ買ってはいません。涼子にし
てみれば、納豆だとかパセリだとか、大根だとか食パンだとか、あさりだとか牛乳だとか
は、全てボク個人が買い物を楽しむために買っているとでも思っているのでしょうか。「りょ
こたんが買いたいって言うヤツは、みんなおうちにあるでしょ。父さんが買ってるのはお客
さんの食事と、りょこたんや父さんや母さんが食べるものだけだよ。」 車に乗っても涼子
はふくれっ面です。「父さんもりょこたんくらいの時に、ばっちゃんと二人で買い物に行って
これ買って!これ買って!って何度も言ってたら、バシーンって叩かれて、いつもギャーっ
て泣いてたんだ。」 と言うと、ほんの少しニッと笑いました。どこまでわかってくれているの
でしょうか・・・。
9月13日 昼の営業を終えてから、涼子と二人で小布施町にある公園に行きました。
この公園はまだ雪が残る頃に、母や女房もいっしょにサンドウィッチを持って遊びに来て
以来です。大きな広い公園で遊具が現在の涼子にはピッタリの場所なのです。ブランコ
やすべり台をして遊ぶ涼子はホントに嬉しそうです。あちこちいろんな場所へ連れて行っ
てやろうと考えますが、遠くの知らない場所でなく、近くの小さな公園が今の涼子にとって
は、たまらなく楽しいようです。
9月12日 ニューヨークやワシントンのテロ事件を、一日中テレビでやっていました。ボ
ストンでハイジャックされた飛行機を使って、貿易センタービルや、ペンタゴンに突っ込ん
だということですが、本当に恐ろしいですね。こんな飛行機に乗り合わせていたらどうでし
ょう。まさに地獄でゾッとしてきます。ボクはニューヨークからもボストンからも飛行機に乗
り込んだ事がありますが、北米東海岸を飛ぶその飛行機には、当時日本人はボクだけ
で、機内のアナウンスは英語とフランス語のみ。それだけでかなり緊張し、独特の雰囲気
があるのに、ハイジャックされ、そしてビルになんか突っ込まれたのでは、もうどうしようも
ありません。みなさん怖かったでしょう。お気の毒でなりません。あほんだら集団の外務省
を始め、学校の勉強しかしていない日本代表の幹部様。しっかりアメリカの手助けになる
ことをやってあげてください。近い将来、涼子達がアメリカに行った時、笑われる事のない
ように・・・。
9月11日 お客さんからお小遣いをもらった涼子は、初めて自分のお金でアイスクリー
ムを買いました。最近涼子は少々贅沢になっていて、喉が渇けばジュースやコーラ、温
泉から出ればアイスクリームと、簡単に食べたり飲んだりできるものだと思っているよう
なのです。先日来、ジュースやコーラ、アイスクリームは特別な日でないと飲んだり食べ
たりできないと話をしているのですが、涼子は毎日のように、「今日は特別な日?」 と聞
いてきます。今日は火曜日の定休日だったのですが、食事の予約を頂戴し、お客さんか
らお小遣いをもらった涼子は、「これでアイスが買えるね。今日は特別な日?」 とまた聞
いてきます。「今日はお休みの日だから、特別な日」 と言うと、ものすごく嬉しそうな顔を
しました。温泉に行って帰り道、ポケモンが描かれたビニールの財布を大事に持って、コ
ンビニへ待望のアイスクリームを買いに行きました。お金を店のおじさんに渡して、「エラ
イね!」 と誉められて、ご機嫌に初めての買い物は終わりました。・・・・・・・アメリカで何
かものすごいことが起こっているようです・・・。
9月10日 人生が少しだけうるさくなってきたけど 逃げ場所のない覚悟が夢に変わっ
た 帰りたいけど帰れない 戻りたいけど戻れない そう考えたら俺も涙が出てきたよ く
じけないで嘆かないで恨まないで飛ばそうよ あの時笑って作ったシャボン玉のように・・・
とは長渕剛の歌詞であります。ボクの夢のひとつは長渕剛と差しで飲む事です。またもう
一つは松山千春も加えて3人で飲むことです。このような事は自分が努力をしても努力の
やりようがないので、どうしようもありません。涼子がピックを持ちたいというので、ピック
を持たせて、でたらめのストロークをさせ、むちゃくちゃのリズムの中、上記のシャボン玉
という曲を歌わせていただきました。涼子も長渕の大ファンであります。ボクがギターでイ
ントロをやると、曲名をあててしまうくらいです。秋の雨の日は親と子の大演奏会がとても
いいのではないでしょうか。ちなみに女房は部屋の扉をきつく閉めて、布団を耳までカブっ
て寝ています。
9月9日 友達の家に遊びに行った涼子が、ふくれっ面で帰ってきました。どうしたのか
聞いてみると、「私ね、友達に嫌われてるの・・・」 と答えました。以前もそんな事を言って
いたように思うのですが、幼児の世界もいろいろあるようで、涼子なりにもまれているよう
です。それなら・・・、ということで、庭でカマキリを捕まえることにしました。5月頃だったで
しょうか。小さな生まれたばかりのカマキリを手に乗せて、涼子は喜んでいましたが、今で
はしっかり成虫になっていて、網を手にした涼子ですが、なかなか捕まえる事ができませ
ん。やっとの事で2匹を捕まえ、さあ次は餌のバッタを捕まえようというとき、友達が外に
現れ、先ほどのことも忘れて遊びに行きました。喧嘩も仲直りも、がんばれ、がんばれ!
9月8日 夏休み期間、宿泊のお客さんでいっぱいだったので、地元の食事のお客さん
には気を使って頂き、ご来店は見合わせてもらっていました。最近ポツポツと思い出した
ように、生ビールを飲みにお越し頂いています。そんな中で、とてもおもしろいことがある
のですが、ボクの顔を見る人全てが、「痩せたねぇ!」 とおっしゃるのです。「若返った」
とか 「10歳は若く見える」 等々、おもしろくなるくらいに皆さんにそのように言って頂い
ています。もともと自称ジャニーズ系のボクですから、10代や20代の頃のように、再び
女の子にもて始めるかな?と期待するのですが、やはり声を掛けて頂けるのは、「ねぇ、
お便所いっしょに行ってよぉ」 とか 「ウンチ出るから、早くお便所から出てよぉ」 などと
4歳の涼子お嬢様からの変なお誘いだけで、いいことは微塵もありません。いえいえ、娘
に声を掛けてもらえているうちが、ボクの人生で最後の花の時期かもしれません。肥満で
お悩みのお父様方、痩せる方法をご伝授致しますぞ・・・。
9月7日 朝からうっとうしいお天気で、昼頃からポツポツ雨が降り始めました。お天気な
らば公園に行こうと、涼子と約束していたのですが、あいにくの天気だったので、ビデオを
見ている涼子に気づかれないよう、そっと抜け出し飯山市の図書館に行きました。もちろ
んヨーロッパの風景写真を見るために出かけたのですが、目を見張るような素晴らしい景
色には出会えませんでしたが、女房、子供、仕事から開放された束の間のリラックスタイ
ムでありました。涼子は雨の中、体力が有り余っているようでしたが、比較的静かにしてい
ました。この反動が明日に来なければいいのですが・・・。
9月6日 昼の営業を終えてから、涼子と二人で村のホテルのプールに行きました。平日
午後3時のプールには我々以外誰もいなくて、静かなプールはボクにはとてもよかったの
ですが、涼子はもっと賑やかなのがよかったのでしょうか。ビート板を持ち、泳ぎたいと言
い出した涼子を支えて、25メートルのプールを何度も往復しました。ばた足はイマイチで
したが、平泳ぎの足の動かし方はなかなかのものでした。こんな小さな頃からずっと水泳
をやっていたりすると、オリンピックの選手くらいになるかな?と考えましたが、コーチが
ボクでは学校の体育の授業でも一番にはなれそうにないなと、つまらないことを考えるの
はやめました。帰り道、眠くなった涼子をおんぶして、ススキでいっぱいになり、赤トンボが
行き交う坂道をおりてきました。夏と秋が入り交じった日でありました。
9月5日 シーズン中はテレビはおろか、新聞も広げる時間などがほとんどありません。
久しぶりにニュースステーションを見てみると、久米さんは夏休みらしく、姿がありません。
ボクも夏休みをとりたいなぁなどとテレビを見続けていると、やはり腹立たしい事がたくさん
起こっています。何より、外務省のバカタレが税金を使い込んでいることです。こんな奴ら
にボク達が本当に一生懸命働いて稼いだお金の一部を持っていかれ、こいつらの給料
や、または遊びの金に化けているのかと思うと、刺し殺してやろうかと思うほどです。バカ
になって税金の滞納などしたこともないボクも含めた多くの庶民は、本当にバカにされた
格好です。学校の勉強しかしてこなかった、こんなあほんだら集団に、1円のお金もやりた
くありません。よっちえんからやり直せ!ばかたれ!なぁ、涼子!ゆうたれ、ゆうたれっ!
9月4日 火曜日の定休日なのですが、女房に家の仕事を頼み、涼子とボクは上越方面
に仕入れに出かけました。上越市に入ってから涼子が ”海に行きたい” と言ったので、
柿崎の海水浴場へ向かいました。よいお天気で水平線がくっきりと見え、波も穏やかで、
釣り竿を持ってくればよかったと後悔したほどでした。涼子は服を脱ぎ捨て、シャツとパン
ツで波打ち際を走り回っていました。8月中は海水浴に来ることができなくて残念でしたが、
9月の海もまだまだ泳げるほど暖かいものでした。海で泳ぐのはまた来年にとっておきま
しょう。また家族揃ってバーベキューに来ることにしよう。
9月3日 先日までのお客さんがウソのように、一人も来客のない日でした。食堂は営業
ができるようにスタンバイしていますが、食事に訪れるお客さんも全くなく、道路を行き交う
車も地元らしき人が時折通り過ぎるだけで、静かな日でした。これからしばらくこんな日が
続くと思います。イギリスはイングランドのボーンマスで下宿をしていたとき、4歳のレベッ
カという女の子がいました。ベッキーと呼ばれ、目のクリクリッとしたかわいらしい女の子で
したが、とても気の強い、そして悪戯が大好きな子でした。ボーンマス市郊外の静かな住
宅地で、上手く英語を話せないボクはベッキーの格好の悪戯ターゲットでありました。時は
流れて自分の娘が4歳になり、山の静かな家の日本語はそれなりに操れるボクなのです
が、ボーっとしていたいボクは、涼子のこれまた格好の悪戯のターゲットになり、ふと10数
年前の自分を思い出しました。4歳児には勝てません。
9月2日 チョコレートを食べたいと、涼子はうるさく言っていました。買い置きはなく、あち
こち探していると、グリンデルワルトの別荘で、大家のアリスおばさんにもらったチョコレー
トが出てきました。チョコレートを口にした涼子はとても嬉しそうで、アリスおばさんにお礼の
電話をすると言い出しました。「アリスおばさんは日本語がわからないんだよ。アリスおばさ
んは普段はドイツ語を話していて、お父さんはドイツ語がわからないから、英語で話すんだ
よ。涼子は英語で挨拶できる?」 と聞くと、理解したのか、そうでないのか、「できるよ」 
という答え。「じゃあ、やってみて!」 「ですいず、りょこたん、しゅぴーきん。めあい、しゅぴ
ーとぅ、ありしゅおばしゃん。」 日本語もこれからの涼子が、英語をマスターする日がくるの
でしょうか?そんな日がくれば、びびります、ボクは・・・。
9月1日 今朝はさわやかというよりも、寒く感じるくらいでした。9月に入っていきなり秋が
やって来たようです。日中はさすがにまだ暑く感じますが、涼子はますます元気に走り回っ
ています。夕方から食事のお客さんで忙しくなり、涼子も家の中に入った途端に、あれやこ
れやと注文をするので、叱られっぱなしです。ミルク、パン、お菓子、オシッコ、ウンチ、ガ
オレンジャー・・・、と止めどなく注文をしてきます。一通り注文をした後は、おもちゃで一人
遊んでいます。ようやく仕事を終えてお風呂に入るとき、涼子が遊んでいたおもちゃを片づ
けていないので、またまた女房に叱られます。仕事の時にごちゃごちゃ言うな!と何度も
言いますが、ごちゃごちゃ言ってしまうものなんですよね。許せ!りょこたん!

1999年
11月の親バカ父ちゃん子育て日記 12月の親バカ父ちゃん子育て日記
2000年
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