親バカ父ちゃん子育て日記
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9月1日 まだまだ暑い一日でした。仕事を終えて外のテーブルで食事をしました。夏の
お客さんが、車の数が少なくて静かでいいですね、と言ってらっしゃいましたが、夏のシー
ズン中であっても、車通りが少ない所なのに、シーズンの終わった今は、本当に静かにな
りました。まだ秋の風というほどのものではありませんが、時折涼しい風が吹き、ビールが
とても美味しく感じました。涼子は相変わらず元気で、適当にごはんを食べた後、草をムシ
って遊んでいました。”りょこたん、昨日はどこに行ったの?” と聞くと、”ロバニノッタ” と
小岩井農場でロバに乗ったことが印象に残っていたようでした。しばらくは静かな日が続く
ようです。初夏に足腰を悪くしていたので、その分休みの日にはどん欲に遊んでやろうと
思っています。もちろん仕事もきちんとこなしての話ですが・・・。
9月2日 しばらく仕事を休んだしわ寄せなのか、今日は朝から晩まで仕事が続きまし
た。日中は今日もとても暑くて、食堂はエアコンが利いているので涼しいのですが、厨房
はオーブンとスパ鍋を全開して、なおフライパンを振ったりしていると、地獄のような暑さ
です。それでもご近所からは ”ひとり太っていて、ブルジョアのようだ” などと言われて
いるのですから割に合いません。そこへもって、女房が痩せているのですから、ボクひと
りが、悪人扱いです。とりあえず涼子が非難されるほどには痩せていないので、ホッとし
ます。いえいえ、非難されるも何も、普通の体格です。はい。
9月3日 昼間にスイスがテレビで映っていたのですが、昨年訪れたチューリッヒの駅が
紹介されていましたが、どうも涼子は全く覚えていないらしく、反応がありませんでした。
あんなに走り回っていたくせに覚えていないなんて、どうしようもありません。まあ、無理も
ありませんが・・・。人は何歳くらいの出来事から記憶に残せるのでしょうか?自分自身で
は3歳か4歳くらいの出来事が、断片的に、それも超部分的に、一枚の写真のように覚え
ている場面があります。涼子にとってスイスでの出来事は2歳だったので、100%記憶に
は残らないのでしょう。少し残念です。
9月4日 昨日の晩は涼しいというよりも寒くて、いつもは開けている窓を全部閉めて床
につきました。日中もかなり涼しく、随分さぼっていた庭の草刈りもやりました。奈良の母
と電話で話したのですが、奈良も今日は幾分涼しかったということです。涼しくなってきた
ところで、太った体を引き締めるべく、少しは体を動かすことをやってみましょうか。涼子
がボクと遊んでくれている間に・・・・・。
9月5日 今日は火曜日で食堂は定休日だったのですが、食事の予約を頂戴したので、
営業をしていました。昼の営業の前に日ロ共同記者会見をテレビで見たのですが、なんと
いうか、日本の首相は何を発言するにしても、カンニングペーパーを棒読みするだけで、
あれくらいならボクの方がもっと上手に読み上げる自信があります。それに引き替え
プーチンさんの方は、たまにメモに目を落とすだけで、ほとんどを自分の言葉で語ってい
たようでした。彼の言葉が理解できないのに、何かを一生懸命伝えているようで、誠実な
人柄がこちらに伝わってきました。北方領土問題という難題を抱えている日本とロシアで
すが、自分としては以前テレビで見た四島が日本とは思えないほどきれいなものだった
ので、ボクが生きているうちに簡単に行き来ができるようになればいいなあって思います。
ザックを背負ってあちこちウロウロしてみたいと思います。涼子をボクが連れて行くのか、
それともボクが涼子に連れていってもらうのか、これからの交渉に期待したいものです。
9月6日 登山靴を履いて山歩きをするのは何ヶ月ぶりでしょうか。今年は初夏の山歩
きが、ボクの突然の足腰痛のためにできませんでした。青葉のまぶしい季節に山歩きが
できなかったことは、短い人生の大切な時間を無駄にしたようで、やりきれない思いで
いっぱいでした。痛み止めの薬を飲み、病院通いをするなどまっぴらごめんです。30歳
半ばも過ぎると、ホント自分の体を気遣わないことには、えらい目に遭いそうです・・・・・。
話がそれましたが、久しぶりに白馬猿倉から白馬尻小屋まで歩いてきました。涼子は
生まれてからもう既に何度もこの地を訪れているのですが、今日ほど歩いたのは初めて
です。片道1時間程度の行程なのですが、30分は歩いたと思います。歩きづらいはずの
大きな岩のある道を好んで歩いていました。逆に普通の砂利道はだっこ、おんぶの連発
でした。小屋のあるところの気温は13度と、おにぎりをほおばっている間に肌寒く感じシ
ャツを1枚着てしまいました。大雪渓を眺めながらのビールに赤ワインは最高であります。
しばらく休憩し、のらりくらりと下山しました。車に乗ると涼子はすぐに眠ってしまいました。
日本海側に出て、糸魚川から能生という町に出て、そこの山の中にある温泉に浸かりま
した。山歩きの後の温泉もこれまた格別であります。涼子は温泉というと今まではボクと
一緒に入ってくれていたのですが、最近は ”オカアサント、ハイル” とはっきり意思表示
をして、父さんは無視であります。ボクとしては涼子を温泉に入れる手間は省けましたが、
何となく淋しい気分でもあります。海岸沿いのボロボロの定食屋で食事を済ませ帰ってき
ました。週に一度の休日はアッという間に終わってしまいました。
9月7日 ”ひきこもり” をする若者がたくさんいるとテレビでやっていました。社会に適合
できず、成人しているにも関わらず、働かずに自分の家の部屋にずっとひきこもっている
というのです。以前にもテレビで見たことがありますが、依然としてひきこもる人の数は減
っていないということです。ボクはテレビでやっていたほど重症ではありませんでしたが、
21歳の時、カナダから帰ってきたとき、30歳の時、営業していたお店をたたんだときの
少なくとも2回は、全く何もやる気が起こらず、病人のように家の中だけで過ごしていたよ
うに思います。新聞を読むのも、テレビを見るのも、ごはんを食べるのも、また特に人と話
をするのが極端に嫌になっていました。親に対して、金銭的にもまた対外的にも迷惑をか
けているのが、とてもつらかったのですが、どうすることもできませんでした。どのようにし
て立ち直ってきたのか?やはり家族のみんなのおかげだったのだと思います。なんとか
立ち直ってもらいたいと思います。及ばずながら応援しています。
9月8日 2,3日涼しい日が続いたのですが、今日は暑い日でした。奈良の母と電話で
話したのですが、雨が全く降らず、水不足が深刻だということを言ってました。木島平もも
う何日も雨が降らず、からから乾いています。申し訳程度に降ることはありますが、たいし
た量ではありません。だーっと降ってくれると一気に涼しくなると思うのですが・・・。涼子は
テレビのガメラを見ながら、怖い怖いと言いながら、見るのがやめられないようで、何やら
うるさく騒いでいます。ガメラがガメラだった頃、ボクも一生懸命でした。
9月9日 本日宿泊されるお客さんのチビちゃん、3年生と1年生の男の子がいます。二
人とも丸坊主でくりくりとかわいらしい頭なのですが、そのお兄ちゃん達を見た涼子が、
”オニイチャン、アタマドウシタノ” と何度も顔をのぞき込むようにして、話しかけるらしい
のです。坊主頭はご近所などで、見慣れているはずなのに、子供の坊主頭が珍しかった
ようで、何度ものぞき込んで言ったというので、笑ってしまいました。ボクに説教をし始めて
いる涼子なのですが、まだまだ子供であります。
9月10日 高校時代の同級生が家族で来てくれました。涼子と同じ3歳になる女の子が
いたのですが、チェックアウトするまでとても仲良く遊んでいました。互いに片言の日本語
で、意志の疎通ができているのかいないのか、見ていてとてもおかしかったのですが、二
人ともとても楽しかったようです。例のごとく別れ際は、涼子にとってかわいそうなものでし
た。夏休み中の別れ際は、仲良くなったお兄ちゃん、お姉ちゃん達にふくれっ面を見せて
いたのですが、今日は大粒の涙を流して泣いていました。仲良くなった友達が家に帰ると
いうことが、未だ理解できないようで、今日の場合も同級生家族が車に乗り始めると、当
然自分もその車に同乗して、出かけるものだと信じて疑わないのです。それを女房にとが
められるや否や、女房の方へ泣き顔で走り寄って、手にしていたアメちゃんの棒で、腰を
曲げて両手を広げた女房を何度もたたくのです。よほど悔しかったのでしょう。大粒の涙
はなかなか止まりませんでした・・・。
9月13日 雷の影響で突然パソコンが使えなくなり、修理をしていました。11日、12日
の”子育て日記”は早々に記します。。。。。
9月11日 10日の夜、この日記を書き終えて、さあ送信しようとすると送信できません
でした。なんだかんだで10日の夕方に近所の街灯に雷が落ちて、その影響でパソコン
のモデム部分だけがやられてしまったことがわかり、一日こちゃこちゃ落ち着かない日
でありました。、
9月12日 パソコンが暮らしの中に随分入り込んできているようで、全く使えないとなる
と、なんだか落ち着きません。また、妙に時間があったりして変な感じです。昨日からず
っと雨が続き、朝から随分寝坊をして、休みの日にゴロゴロ家にいるのももったいない
と、出かけることにしました。自分たちの業界雑誌に紹介されていたレストランが新潟県
の三条市にあるので、雨の中ぶらぶらと車を転がすことにしました。3時間程度走った
甲斐あって、勉強になるお店でとても参考になりました。帰り道に恒例の温泉ということ
で、道路沿いに看板の出ていた長岡市近くの蓬平温泉というところへ行きました。そこは
どうも我々のような貧乏たれの行くような所ではなさそうな雰囲気でしたが、なんとか日帰
り入浴を許可していただき、大きな絢爛豪華な温泉旅館のお風呂を独り占めできました。
涼子はどんなところへ行っても、全く動じることなく広いロビーの中、”コンニチワア” と
元気に挨拶していました。家に帰って冷や奴でいっぱいやると、休みも終わってしまいま
した。
9月13日 part2 というわけで、パソコンが直りホッとしています。修理をしてくれたお
じさんに感謝します。ホントお医者さんのようです。わずか3日間ではありましたが、ちょっ
とパソコンが使えなくなるだけで、自分の生活に大きく影響があるのですから、大事に使
わないといけません・・・。話はいきなり軟弱になりますが、夕べの夢の中で、ここ20数年
思い出したこともない中学時代、同じクラスにいた女の子がでてきました。夢の中では
彼女は全く年をとっておらず、中学生の顔のままでした。ちょっとはかわいらしかったと思
いますが、別に目立つほどの子でもなく、ボクは未だ名前も思い出せません。そんな子が
どうして、夢の中に出てきたのか不思議でなりません。ひょっとしたら思いがけずとても美
人になっていて、ひょっとしたら思いがけずどこかで出会って、ひょっとしたら僕たちは恋に
落ちるのかもしれません。そうすればボクは女房、子供とびっくりりえたんを捨てて、その
”ひょっとしたら美人”と共にバラ色の人生を歩むことになるのでしょう・・・・・。
9月14日 近くの保育園が解放の日で、涼子は朝から保育園に出かけて遊んでいまし
た。昼の営業時間に合わせて、女房と涼子が戻ってきました。遊び続けたくて、戻ってく
るのに一波乱あったようです。昼の営業を終えて、涼子を連れて上越まで仕入れに出か
けました。車に乗るとすぐに涼子は眠ってしまいました。仕入先ではあちこち走り回り、そ
こそこ涼しくなってきているというのに、ひとり頭に汗をかいていました。夕方戻るとすぐに
お客さんが来て、涼子は何やらお客さんと話を始めていました。営業を終えたのが11時
前になっていました。涼子は9時頃、おにぎりをひとつ食べただけで眠ってしまいました。
汗をいっぱいかいているのに風呂も入らず、夕飯もまともにとらずに眠ってしまいました。
涼子にとって、今日も精一杯の一日だったようです。
9月15日 しばらく雨が続いたかと思ったら、今日は真夏を思わせるほどの暑さでした。
暑い中買い物に行くと、さすがに休日だけのことはあって、道路はあちこち他府県ナンバ
ーの車がいっぱいでした。みなさんどこに出かけるのでしょうか。先ほどテレビの映画で
ジュリア・ロバーツが出ていました。アメリカの広い大地を舞台に話は進んでいましたが、
きれいな景色を見て、涼子は ”コンド アソコ イコカ?” などと生意気なことを言いまし
た。行きたいのはやまやまなのですが、なかなかね〜、アメリカかぁ・・・。
9月16日 ここ数ヶ月涼子は眠たくなるときまって、背中や足などがかゆくなるらしく、う
るさく掻け、掻けと言います。いつか仕返しをしてやろうと思っていました。昼間に横にな
っていたときに、涼子がまとわりついてきたので、”背中、痒いから、掻いて” と頼むと、
ものの2秒程度、力無く掻いてくれたかと思うと、”ツカレチャッタ” と手を止めてしまいま
した。”もうちょっと掻いてよ!” と頼むと、”ジブンデ、カイテヨ!” とやられてしまいまし
た。”いつもお父さんが、りょこたんの背中、掻いてるでしょ” と言うと、今度は、腕の所を
掻き始め、”そこじゃない、せ・な・か!” と言うと、”マチガエチャッタ” と今度はお尻を
掻き始めるのです。これはボクが涼子によく使う手で早くも娘にやられてしまうとは思いも
しませんでした。なかなか手強い相手です・・・。
9月17日 一昨日辺りからここ木島平でも稲刈りが始まりました。食堂から見える景色
が真っ白だったのが、茶色になり、薄緑から濃い緑に変わってきたかと思うと、最近では
黄金色になりました。アッという間の出来事のようです。稲刈りが終わると、山も色づき
賑やかになってきます。山が色あせ始めると、また雪が降り始めます。1年なんてホント
にアッという間です。人生なんてアッという間なんでしょうね。涼子は日に日に成長してい
ますが、ボクは恥ずかしいかな、成長しているのはポッチャリしたお腹だけで、人間とし
てはいつの頃からか成長が止まってしまっています。もっともっとどん欲に仕事や普段の
生活を大事にしていきたいと思います。
9月18日 宿泊のお客さんと話しているうちに、たいへんな時間になってしまいました。
明日の朝食大丈夫かなあ?今日はこの辺で・・・。
9月19日 来月に車が車検を迎えました。今の車は135000キロ以上を走っていて、
それはそれは結構いろんなところが傷んでいます。エアコンがきちんと作動しない。運転
席側のキーの差込がドアからはずれている。後ろのドアが開かない。黒い煙が出る。坂道
ではスピードがでない。冷却水がよく漏れる。オイルの減りが早い・・・等々まだまだありそ
うですが、車検をして乗れるものなら乗りたいと思ってここまで来たのですが、ちょっと今回
は無理なような感じです。お金がないので、新車などは買えないのですが、中古車ならば
と見学に行って来ました。腹が立つほどかっこいい車がたくさんあって、ローン地獄のまっ
ただ中にいるボクには場違いな感もありました。木島平では車がないと生活が成り立たな
いので、なんとかしないといけないのですが、うーん、どうするかなあ・・・。
9月20日 昼の営業を終えて新潟の板倉まで仕入れに行きました。現在宿泊してもらっ
っているお客さんが少し長期になりそうなので、献立を考えなければなりません。肉に魚、
野菜など朝・昼・夕食を、毎日飽きないように考えるのはなかなか難しいものです。それ
以外に食事の予約を頂いたりするので、そこそこパニック状態です。喜んでいるのは、何
を隠そう女房でありまして、毎日あれやこれやと今までボクがやらなかった料理などにも
ありつけるので、にんまりしています。涼子は相変わらずで、食べたり食べなかったりで、
食事の時は女房と共にオリンピックに夢中になっています。そんな彼らを横目に、さあ明
日は何をしよう?とひとり頭を抱えています。しばらく悩める日が続きます。
9月21日 何かと忙しい一日で、今夜も随分遅くなってしまいました。なんとかがんばり
ます。
9月22日 畑に大根の種を植えようと思っているのですが、どういう訳か今年はこのオフ
シーズンに宿泊や食堂の予約が入り、のんびり種まきができていません。食材が足りなく
なり、一昨日に続き新潟の板倉まで仕入れに行って来ました。普段は涼子を連れて出かけ
るのですが、やはり時間がひとりで行くときよりもかかってしまうので、涼子を家に残して出
かけました。へんなもので助手席に涼子がいると、あれやこれやとボクに注文するので、
何かと煩わしいのですが、いなければいないで長い道中、音楽だけだとこれまたつまらな
いものです。
9月23日 すごい試合でした。オリンピックのサッカー、日本対アメリカです。オリンピック
が始まっているのは知っていましたが、テレビを見る時間がなく、今日久しぶりに時間が
とれました。PK戦の末日本が負けてしまいましたが、ハラハラドキドキの連続で、サッカー
に興味のない人でも、とても無表情では見ていられない白熱した試合でした。一生懸命に
やっている人を見ると、どうもボクは涙が出てきそうになり、画面にしがみついていられま
せん。さすがに涼子はまだ何がなんだかわかっていませんが、涼子がテレビを見ているボ
クにちょっかいを出すので、画面を見ては食堂に行ったり、また戻ってはテレビを見たりで、
なんとか涙を抑えることができました。いやぁ、たいしたものです。それぞれのチームの選
手がよくがんばりました。また明日からがんばって仕事やるぞ!って気持ちにさせてくれる
から不思議なものです。
9月24日 店の営業を終えて野沢温泉に行って来ました。今日は涼子を女房が入れた
のですが、腹の立つことがあったようです。野沢温泉の外湯は結構熱くて、ボクが涼子を
入れた時も、一度も湯船に浸からせたことがありません。涼子を連れた女房を見て、地元
の人たちが熱い温泉に水を入れてくれたらしいのです。熱いお湯がいくらかぬるまって、
今度は違うおばあちゃんが、子供が入らないのなら水を止めてくれとえらそうな口調で言
ったというのです。後から入ってきた、ご婦人方も今日は適温でいいね、と言っていた程度
の湯温だったらしいのですが、良い温泉なのに、また多くが良い人たちによって運営され
ているのに、一部のへんてこりんな人によって気分が悪くなったりイメージが悪くなったりし
てしまいます。サービス業に携わる僕たちも気をつけなければなりません。
9月25日 なんとか新しい中古車を手に入れました。今まで乗っていたグレーの車が黒
になっただけのことですが、とりあえずエンジンなどの調子が良さそうなので、ホッとしてい
ます。我々が住まいしているところは都会とは全く違っていて、車がないと生活が成り立ち
ません。大事に乗って仕事に遊びに大いに活用するつもりです。涼子は車が変わったとこ
ろで全く反応はなく、車の中では相変わらずお菓子をくれ、ジュースをくれとほざいていま
す。山に温泉にあちこち出かけましょう。。。
9月26日 宿泊のお客さんもなく、食堂も定休日なので出かけることにしました。いろい
ろ悩んだ末、穂高町で祭りをやっているらしいので、お祭り好きの涼子に見せてやろうと
穂高神社に向かいました。神社では大きなスピーカーからお囃子の音が流れていました
が、本宮は明日のようで、お昼少し前に着いた時点では多くが準備中で殺風景だったの
で、他へ行くことにしました。涼子は ”ドウシテ、カエルノ?” ”オマツリハ、イツハジマル
ノ?” とうるさく言いましたが、宵宮も夜からだし、車を走らせることにしました。去年開
通した安房トンネルで岐阜に入り、富山に抜けることにしました。富山県に入り公園があ
ったので、車に乗っていることにキレカケていた涼子をしばらく遊ばせました。機嫌良く公
園で遊んでいるうちに、雨が降り出し温泉を探すことにしました。富山市内から方向を新
潟方面に向けて走ると、宇奈月温泉の表示が目に入り、そこを目指しました。とある民宿
を見つけ、温泉に浸かりました。ボクはどうも近代的な設備を備えた施設よりも、素朴な
人間のぬくもりが感じられる施設の方が好きです。その民宿はどこにでもあるような温泉
なのですが、それでもホッとさせてもらえるのですから温泉はやめられません。温泉を後
に、辺りが暗くなってきました。”ヨルニナッタカラ、オマツリハ?” などと涼子が言い出し
ました。お祭り好きの涼子はよく覚えています。あの時間から穂高町へ行くこともできず、
”今日は遅いから、また今度ね” とごまかしましたが、いい加減なことも言えなくなってき
ました。
9月27日 昨日からの雨が今日も一日中降っていました。今年は夏に雨がとても少なか
ったので、今になってやけくそで降っているような感じです。涼子は外に出て発散できない
ので、家の中で大暴れです。最近はボクが強い調子で怒鳴ると、反省する時間がほんの
少し長くなりました。反省しているかどうかは定かではありませんが、とりあえずシュン、と
しています。雨の日はつまらないな〜、なんて考えているのでしょうか・・・・・。
9月28日 一昨日宇奈月温泉に行って、忘れ物をしてきてしまいました。ボクと涼子の
洗いタオルとカミソリ、それから涼子のお風呂で遊ぶおもちゃです。ボクはそそっかしい
ので、たまに忘れ物をします。温泉でも今までにも何度となく、つまらないものですが、風
呂場や脱衣場に置き忘れてきます。今日涼子と風呂に入っていて、洗いタオルとカミソリ
がないことに気づかれ、宇奈月温泉に忘れてきたと白状すると、”オカアサンニ、コラッ!
ッテ、オコラレルヨ” とやられてしまいました。これから先、どれほど娘に注意されるのか
おもしろくなってきました。
9月29日 ボクは宗教というものにあまり興味がないのですが、唯一宗教的なのが、
長渕剛なのであります。ボクが今ここでこうして暮らしているのも彼のおかげというか、彼
のせいなのです。年齢によって彼のイメージというか、彼の評価は違うと思うのですが、
ボクの心の隅には彼がいつも存在します。長渕剛のオールナイトニッポンを聞いたことが
ありますか?また番組で最後に流れていた曲が何かを知っている人はそう多くはないと
思います。オールナイトニッポンの2部は聞いたことがないので、長渕剛についてのボク
の弱点といえばその部分であります。まあどうでもいいことなのですが、今日久しぶりに
ギターを手に歌いました。木島平に移り住むとき、ボクは自分の音楽用のアトリエがほし
かったのですが、予算の関係でそれは夢破れ、代わりにと食堂のほんの一部を吹き抜
けにして、ボクの声やギターの音が少しでも響くようにと作ってもらいました。子供が生ま
れてから、ギターを手にして歌うことが極端に少なくなりました。おっさんになるということ
はこういう事かもしれません。ギターもそうですが、歌もしっかり声を出す練習をしていな
いと、うまくは歌えません。今日は久しぶりだったので、何かと声がうわずったり、ひっくり
返ったりしていましたが、わずか2時間のひとりだけの大声張り上げ大会は、気持ちよく
終わりました・・・。涼子は3歳児検診とかで、お医者さんに診てもらったようですが、とり
あえず健康に育っているようです。ボクのようにのびる声になると、きちっとボクが歌唱指
導し、涼子をアイドル歌手にでも育ててやろうと思います、ダハハハハ・・・・・。
9月30日 この秋ちょっと大きめの宿泊予約が入り込んでいました。先日来数泊しても
らっていたのですが、昨日の夜突然先方の都合で、キャンセルになってしまいました。宿
泊の話をもらったときはとても嬉しくて、俄然がんばるつもりで、例年の秋にはない気合い
が入っていました。ところがキャンセルということになって、意気消沈、落胆どん底の気分
になりました。山や温泉の量が減るな〜、この秋は仕事三昧やな〜、な〜んて考えていた
のですが、やはり山と温泉三昧に戻りそうです。良いのか悪いのか、まあ気を取り直して
がんばることにしましょう!

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