親バカ父ちゃん子育て日記
10月31日 「どうして父さんは、りょこたんの事が好きなの?」 「かわいいから」
「ずっとここにいてほしいの?」 「うん」 「そおかぁ・・・。でもりょこたん幼稚園に行か
ないとダメなんだ!」 とは突然涼子が切り出した話です。来春から幼稚園に入れよう
と話しているのですが、幼稚園の話をするたびに、ボクは寂しくなるなぁと言っているの
で、涼子は幼稚園の事を思い出しては、ボクに優しい言葉をかけてくれます。女房に
このことを話すと、普通の家庭の逆だと笑われてしまいました。お父さんが会社に行く
のを娘が寂しがるという構図はよくある話のようです。ボクの家では、娘が幼稚園に
行くと言って、父が寂しがるのです。変ですが仕方ありません。ホントに寂しく思うので
すから・・・。
10月30日 良いお天気だったので、宿泊のお客さんがチェックアウトされると、柿崎
の海へバーベキューに行こうと話がまとまりました。ところが後かたづけなどで、時間
が予想以上にかかってしまい、バーベキューは止めることにして、海で弁当を食べる
事にしました。久しぶりの日本海は水平線がくっきり見えるほどとてもきれいなもので
したが、風が強く、砂浜でビールを飲み、弁当を食べていると、だんだん寒く感じてき
たので、車に戻って食事をしました。ボクと女房は車の中でじっとしていましたが、涼
子は寒かろうが冷たかろうがお構いなしで、お腹がいっぱいになると、車から飛び出
し、誰もいない海岸沿いを走ったり、貝殻を集めたりと元気に遊んでいました。夜に野
沢まで戻って温泉に入りました。涼子はすこぶるご機嫌で、スキップにならないスキッ
プをしながら温泉街を軽やかに飛び跳ねていました。明日もまたお仕事です。疲れは
残っていますが、やるしかありませんよね・・・。
10月29日 ボクのツボをおさえた常連のお客さんにお越し頂き、久々に長渕剛をや
ってしまって、もうこんな時間になってしまいました。女房も先ほどまで起きてくれていま
したが、数時間前に眠ってしまった涼子の横へ行ってしまいました。ほんの少しですが、
眠ることにしましょう。お客さんの方も朝食の時間に起きられるでしょうか・・・。
10月28日 食事のお客さんに、近くで行われているお祭りに連れていってもらった
涼子は、たくさんのおもちゃを抱えて帰ってきました。電池で動く子犬や、仮面ライダー
のお面を買ってもらって、すこぶるご機嫌です。ボクは涼子におもちゃらしいものは何
一つ買い与えた事はないのですが、涼子にとって世の中は上手くなっているようで、ふ
とおもちゃ箱の中を見ると、数え切れないほどのおもちゃがぎっしり詰まっています。ビ
デオ屋さんで借りて録画をした、涼子向けのビデオもたくさんあって、これまたふと部屋
中を見回すと涼子のグッズばかりが目につきます。4年あまりしか生きていない涼子の
服やおもちゃの数と、37年も生きているボクのそれらを比べてみると、ボクだけが使う
個人的なものは数える程しかありません。これから伸びていくものと、そうでないものの
違いなのでしょうね・・・。くそぉ!
10月27日 友達がするのか、テレビの人がするのか、女の子もしくは女性が自分の
髪を触るというか、掻き上げるというか、そういう仕草を涼子もするようになりました。
何を偉そうにと思うのですが、髪が邪魔になっているのか、それとも私はお姉ちゃん
よ!という自尊心を満足させたいのか、短い腕と小さな手を丸い顔と頭に持っていき、
髪をぺっぺと触ります。昨日などはスーパーの建物内のすべり台の上に立ち、1,2歳
の乳幼児を下に見ながら、髪をぺっぺと触ります。何を偉そうにと思いますが、見てい
るとなかなかおもしろいものです。先にオシッコとウンチを自分でやれるようになってか
らにしなさい。ぺっぺとお姉ちゃんぶるのは・・・。
10月26日 時の流れには逆らえず、意地でも持つものかと思っていた携帯電話を、
初めて手に入れました。もちろん職種にもよるのでしょうが、仕事を続けている以上、
どうしても必要になってしまい、不本意ながら長くなるであろうつきあいを始める事にし
ました。涼子は 「お父さんはいいなぁ。どうしてお父さんだけ携帯買って、りょこたんに
は買ってくれないの?」 と言います。涼子はいろんな人たちからもらった、多くのおも
ちゃの携帯電話があるくせに、こんな事を言います。さっそく上越に仕入れに行くのに、
持って出かけましたが、涼子は車の中でもじっと持って離さず、家にいる女房と話して
いました。ボクにとって仕事のツールに過ぎないのですが、涼子にとっては今時の女の
子への第一歩ってところでしょうか・・・。
10月25日 涼子とお風呂に入ろうとした時に電話が鳴り、涼子に先に入ってもらい
ました。電話を終え服を脱ぎ始めると、涼子と女房の声が聞こえてきました。脱衣所で
涼子とボクの着替えやバスタオルを用意していた女房に、涼子はお風呂から 「お母さ
ん、一緒にりょこたんとお風呂入ってくれるの?」 女房は 「今日はお父さんと入りな
さい」 涼子のつまらなそうな声が聞こえました。「な〜んだ!」 な・な・な〜んだとはな
んだっ! いつもサッカーして遊んでるじゃないかっ! いつも買い物一緒に行ってる
じゃないかっ! 温泉に入った後、アイスクリーム買ってやってるじゃないかっ! 一番
安いヤツだけど! くそぉ! こんなに朝から晩まで身をポチャポチャにして働いてい
るというのに・・・・・。くそぉ!なんだ・・・・・!
10月24日 家の前の道路は急でもありませんが、なだらかでもない坂道になってい
ます。この坂道で一番不都合なのが、自転車に乗れないということです。仮に下の方へ
買い物に行くにしても、行きはいいですが、帰りは大変なことになります。涼子にも自転
車の練習をさせてやろうとしても、坂道なのでひとりで放っておくこともできず、平坦な
道のあるところまで、自転車を車に積んで、練習に行きます。また、キャッチボールの
類の遊びがとてもやり辛いこともあります。最近涼子と二人で、よくボールの蹴り合いを
して遊びます。涼子が坂の上にいて、ボクが坂の下にいます。運動不足の体にはこの
坂道を利用して、涼子とボールで遊ぶくらいが一番楽しくて良いのですが、涼子は4歳
ながら運動神経がそこそこ発達しているようで、日に日にボールを蹴るのが上手くなり
ます。この調子でいくと、涼子が坂の下にいて、ボクが上に来る日がもう間もなくかもし
れません。
10月23日 女房とボクが言い争いをすると、一番被害を被るのは涼子であります。
多くの場合ボクがわめいているのが多いのですが、女房が腹を立てると、怒りの矛先
は涼子に行ってしまうので、とてもかわいそうです。女房も同じ事を思っているでしょう
が、女房、子供のご機嫌とりは何かと大変です。
10月22日 小学校に入る前の幼少時だったと思います。母がお米を研ぐのに、しゃ
もじを使って研いでいました。大阪の薄暗い二戸一長屋の狭い台所で、水が冷たかっ
たのでしょう。直接手で米を研ぐのではなく、しゃもじで米を洗うという感じでした。炊飯
器の釜に入れたお米に、水を入れてはしゃもじで4,5回かき回し、そして汚れた水を
流すという、一連の作業を見るのがボクはとても好きで、何度も母の横に行っては邪
魔をして、釜のお米をしゃもじで洗わせてもらっていました。時は流れて、涼子はボク
が米を洗おうとすると、すぐに横にやって来て、自分もお米を洗うと言います。ボクが
母にさせてもらったのと同じように、涼子にしゃもじを持たせて、お米を洗わせます。
ひとりだけでやるとなかなかうまくかき混ぜられないので、大きなしゃもじを持った涼子
の小さな手の上に、ボクの手をかぶせて一緒にかき混ぜます。幼少時のボクに無限
の時間があったように、現在の涼子にも無限の時間があるようです。父となったボクに
は限られた時間の中で、早く米を洗おうと気持ちはセカセカと急いでいるのですが、こ
んな何気ない、記憶に残らないような時間が、無限の時間を持つ涼子にとって、また
限られた時間しかないボクにとっても、とても大切なのかもしれません。
10月21日 3歳と5歳の男の子を連れたご家族が宿泊に来て下さいました。もちろ
ん涼子は嬉しくて仕方ありません。チェックインされてから食事の時間も一緒にいて、
お風呂までお客さんのご家族と一緒に入らせてもらいました。脱衣場から聞こえてくる
涼子の声です。「お兄ちゃんのパンツ、仮面ライダーアギトのパンツだ!かっこいい!
りょこたんのはクマさんなんだ!」 子供をひとりでも風呂に入れるのは、面倒くさい日
があるのに、1度に3人にもなってしまってお手数だったと思います。お父さん、お母さ
ん。ご迷惑をおかけしました。申し訳ありません。
10月20日 自動車の運転中、対向車に待ってもらったりすると、すれ違う時にクラク
ションを軽く鳴らして、右手を小さくあげて挨拶しますよね。それを涼子はよく見ていて、
家の中でもプラスティックのおもちゃをハンドル代わりにしては、ポンとハンドルを叩い
て右手を上げて遊んでいます。最近スーパーには子供用のカートが置いてあり、涼子は
そのカートを押しながら、ポンとハンドルを叩いて、右手を上げて歩いています。あまり
やり続けるとバカみたいなので止めさせますが、結構おもしろいので、涼子が忘れてい
ると、「涼子!前から自動車だ!」 と言って、ハンドルを叩かせ、手を上げさせます。
涼子はきっと立派に育ちます。
10月19日 秋晴れのとても良いお天気でした。昼の営業を終えてから、外に食事に
行くことにしました。食事に行くと言っても、おにぎりとインスタントラーメン、缶詰を持ち、
山の中で食べるのです。スキー場のある高社山の南側、中野市側に行ってみました。
木島平のある北側とは景色が全く違い、山の麓にはたくさんのリンゴ畑やブドウ畑があ
り、中腹はほとんど手つかずの自然が残り、紅葉がとてもきれいです。山は赤、黄、緑
の葉っぱがたくさんで、まだ今年芽が出たばかりのクヌギや、モミジ、白樺。2センチ程
の松なんて見たことがあるでしょうか。そんな木々が見事な色づきをしていて、真っ青な
空がより全てをきれいに見せてくれます。小さなザックにコンロや水を入れて、ほんの
20分ほど歩いて食事にしました。涼子はものすごい数のどんぐりを拾うのに懸命です。
食事を終え、しばらく山を歩いて戻ってきました。夜の営業を終え、またまた野沢に行き
ました。今日の共同浴場の中は、あまり雰囲気がよくありませんでしたが、それでも熱
い熱いお湯に体はふにゃふにゃになってしまいました。
10月18日 宿泊のお客さんを送り出した後、ガス菅工事のおじさん達が来た以外、
来客は全くない日でした。寒い日で、女房がホーム炬燵を出してきました。外も冷たか
ったのですが、先日頂戴した薪ストーブ用の長い木を、チェーンソーで切り始めました。
チェーンソーを長い時間使っていると腰が痛くなるので、適当な分だけ切って、そそくさ
と切り上げました。涼子は借りてきたピーターパンのビデオを炬燵に入りながら、目を
輝かせて見ていました。親は冬支度をしているというのに、なんと恵まれたヤツでしょ
う。夜から野沢温泉に行きました。腰をグッと伸ばすとホントに軽くなったようで、楽に
なりました。ますます温泉が気持ちよく感じます。
10月17日 昨日短い時間で、長い距離を車で走ったので、今朝は腰がだるく、な
かなか起きあがることができませんでした。雨もそこそこ降っていたので、今日も昨日
の続きで休みになるかな・・・、と思っていたのですが、今夜の宿泊予約を頂戴し、た
ちまち元気が出てきて、涼子を連れて長野市へ仕入れに出かけました。こんな雨の日
でもお客さんに来ていただけるのは、本当に嬉しいことです。食事や宿泊のお客さん
で、ヒト月に一度は必ず来て下さる、自分達よりも年上のご夫婦が数組あります。いず
れも自分で会社を興し、一財産を築いた方々ですが、何かと我々家族を気遣ってくだ
さり、恐縮するばかりなのです。先日そのご夫婦の一組がお見えになり、少し聞いてみ
ました。「商売を始めて軌道に乗ってきたと感じたのは、商売を始めてから何年くらい
経ってからですか?」 50代の社長さんはさらりと 「20年くらいだなぁ」 とおっしゃい
ました。5年とか10年という答えを何となく待っていたのが、20年と言われて驚きまし
た。びっくりりえたんはこの12月で丸5年になり、6年目を迎えます。ボクが初めて独立
した屋台が29歳の時でした。それまでもそうでしたが、その時からも何かと自分の性
格や頭の悪さが災いし、失敗の連続で随分叩きのめされました。軌道に乗るまで20
年とおっしゃった社長さんは、いつもいい顔をされて、涼子には3人目のおじいちゃん
という感じで、よくかわいがってくださいます。まだまだ発展途上のびっくりりえたんです
が、20年くらい経てば、軌道に乗ったと実感できるでしょうか。そしていい顔で暮らして
いるのでしょうか・・・。
10月16日 宿泊のお客さんがチェックアウトされると、紅葉を見に行くことにしまし
た。天気が悪かったので、どうしようか迷ったのですが、何度もお越し頂くお客さんの
お一人が是非行ってみて! と勧めてくれるので、小雨の降る中、新潟県の銀山平を
目指しました。福島県との県境近くで、奥只見湖の南側に目的の地はありました。古
いトンネルが長く続く箇所があり、とても気味悪く感じました。後ろの座席に座ってい
る女房と涼子は 「気持ち悪いねぇ!」 「おばけが出そう!」 等と言いながら、出た
のは涼子の大きな ”ぷーっ” というおならが一つだけでした。ようやくトンネルを抜け
ると、それは見事な山の色づきで、晴れていればさぞ見応えがあったと思います。バ
ーベキューをやり、小さな温泉に入って帰ってきました。山のにおいが心地よかったの
ですが、車だけで移動しているので、体はあまりにおいを吸収しません。次の休みに
は久しぶりに登山でもやって、全身で山のにおいを吸収したいと思います。
10月15日 「りょこたん今日は爆弾の夢を見た! 父さんはボインのお姉ちゃんの
夢見た?」 と、朝からうなだれるようにパソコンの前に座っているボクに、起きてきた
涼子は問いかけました。ほんなら、なにかい! 涼子はいつも世の中の悲しい出来事
を憂えていて、父さんはノー天気にお姉ちゃんの事ばっかり考えてるってゆうんかい!
ええ加減にせえよぉ!
10月14日 小さな子供を連れたご家族が食事に来て下さいました。それまでテレビ
に夢中になっていた涼子が、子供達の賑やかな声に気づき、「お友達が来たの?」 
と厨房で仕事をする女房に、隣の部屋から聞いてきました。厨房に飛び込むように入っ
て来た涼子は 「お父さん、ビンラディンのテレビ見る?」 とフライパンをふるボクに話
しかけてきました。とてもテレビなど見ていられる状況ではないのに、そんなことを言う
のです。ボクは涼子に言われるほど、ニュースなど見ていないと思うのですが、涼子に
してみれば、父さんはニュースしか見ていないとでも思っているのでしょうか。よく気を使
って頂いて光栄です。
10月13日 偉そうな言い方ですが、今現在、調理師としてのボクがファミリーレストラ
ンの類に出かけると、食べるものが何もありません。食べたいものが何もないのです。
それは映画館で夏休み子供劇場のどらえもんを見させられるのに似ています。見ようと
覚悟すれば見ないこともありませんが、その1時間なり、2時間はとても退屈でイライラ
してきます。食堂やレストランで食事をするとなると、味、質、値段の釣り合いがとれてい
るか、もしくはお得感でもなければボクはほとんど注文する気にはなりません。逆に値段
が少々高くても、味と質が整っていれば、バカバカ注文してしまうこともあります。つまり
はボクは ”へんこ” = ”変わり者” なのです。先日南木曾町でのお祭りを見た帰り
道、涼子が 「デストラン行きたい!」 と言ったので、どこにでもあるファミリーレストラン
の一つに入りました。涼子はお子様ランチを、母と女房は中華の一品を、そしてボクは
と言えば、さんざん悩んだあげく、チョコレートパフェを頼みました。その日は、今日も食
事は失敗したなぁ!と考えながら帰ってきたのですが、ふと今日そのファミリーレストラン
の事を思い出したとき、何かしら楽しかったなぁと思い出されてきたのです。どうしてなの
でしょう。自分に食べるものがなく、涼子ひとりが喜んでいるだけの食事なのに、楽しかっ
たと思い出されるのは・・・? わかりました。ファミリーレストランは大人が、もしくは調理
師が食を楽しみに行くところではなく、子供が楽しむところなのです。耐え難い残酷な時
間を過ごすのは、夏休み子供劇場と全く変わりありませんが、涼子がご機嫌に食事をし
てくれるというのは、ボクにとってそれだけで楽しい事なのです。
10月12日 先日お客さんから頂いたバドミントンを涼子と二人でやりました。まぐれで
ラケットにあたることはありますが、ほとんどが空振りもできず、羽根の行方をただ見て
いるだけであります。最初はご機嫌に遊んでいた涼子ですが、だんだん自分とボクに腹
が立ってきたのか、ふくれっ面でやるようになり、そのうちスタスタと家の中に入ってしま
いました。短気なのはボクにそっくりです。
10月11日 「棒の温泉、行こうよ!」 と晩ご飯の時に涼子は言い出しました。その
顔は今にも眠ってしまいそうに見えました。もう9時を回っていたので、今日は無理だな
と思ってはいたのですが、なにより一日遊び続け、昼寝もしていないので、涼子は眠く
て仕方ないはずなのに、温泉に行きたいなどと言い出すのです。やはりほどなく、涼子
は眠ってしまいました。静かになった部屋で、女房と二人でご飯の続きを食べていると、
「なんか食べたい!」 と大声で涼子が叫びました。何か夢を見ていたようですが、温泉
には行けない日があっても、ご飯くらいは毎日腹一杯食べさせているはずなのに、なん
とボクにとって失礼な夢を見ているのでしょう。いっぱい遊んで、いっぱいご飯食べて、
幸せなヤツだと思います。
10月10日 ようやくまともに鼻をかむことができるようになってきました。もちろん涼
子の事です。どこに力を入れているのか、この夏ではまだきちんとできなかった涼子
ですが、最近はものすごい勢いで鼻をかむことができるので、我々親もあまり気遣いを
する必要もなくなってきたし、なにより涼子自身がすっきりしているのではないでしょう
か。赤ん坊の頃は、鼻水が出てきたりすると、垂らしたままだとか、鼻がつまったまま
だとかで、眠っているときなどは、本当にかわいそうでしたが、とりあえず普通に鼻をか
めるかなってところまで成長しました。少しづつですが、自分のことを自分でできるよう
になってきています。
10月9日 母を松本空港まで見送りに行きました。紅葉を見るにはとても良い時期
なので、あちこち一緒に出かけたかったのですが、自分達の仕事の都合と、母の都合
などで、どこにも行けませんでした。なかなか自分の思う親孝行はできないものです。
車の中でずっと眠っていた涼子は、家に帰ってくるなり 「ばっちゃんは?」 と聞いてい
ました。お前なぁ、今見送りしてきたとこやろ!
10月8日 野沢の温泉から帰ってきて女房に、「じんとにいこか」 と言うと、それを聞
いていた涼子が、「え?今から?寝てからにしようよ!」 と眠たい顔で訴えるように言
いました。「じんとにいこか」 とは 「ジントニック飲もか」 と言ったまでで、涼子はどこ
かへ行くものと勘違いをしたようで、こんな夜からこいつらはどこへ行くつもりや! と
思ったに違いありません。父さん達も疲れてるから、そうそう遊びには行かへんよ!
10月7日 以前から涼子に 「りょこたんもパラグライダーやりたいなぁ。ひとりじゃで
きないから父さんとやりたいなぁ」 と言われていました。今日も良いお天気で、買い物
から帰る途中、稲刈りが終わったばかりの田んぼに着陸するパラグライダーを見つけ、
同じ事を言われました。家に帰ると、ビニールのゴミ袋を、ボクの世代で言うところの
パーマンのマントのように背中でなびかせ、そして膨らませて、「パラグライダー、ピュ
ーン!」 と家中を走り回っていました。父さんには、おしゃれなことはあまりできない
からなぁ!またいつか機会と、やる気があればということで・・・。
10月6日 先日来、母に遊びに来てもらっているのですが、今日から3日間は忙しい
日が続くので、涼子の子守りを含めて、皿洗いなどを手伝ってもらえるので大助かりで
す。鍋一つが、皿一枚が、箸一本が洗うのがつらいときがあります。そんなときに何気
なくさらりとやってくれるので、ホントに助かります。涼子の注文も母に任せられるので、
涼子自身もご機嫌です。遊びに来てもらっているのに、働かせてばかりで申し訳なくも
思ってはいます。
10月5日 最近涼子は外国語というものが存在することをわかってきたようで、そうで
なくてもべらべらうるさいのに、訳の分からないことを口にするようになりました。聞き流
していると、どこかの国の言葉を流ちょうに話しているような感じがしますが、日本語も
たどたどしい涼子が外国語などもってのほかです。「sph\5&#.<@{j‖=×℃#%★?」
というような音声を発していて、「ちゃんとしゃべりなさい!」 と言っても 「@#£□◇
◎#lfd3¥8g〒※〓↓・∈」 とやられてしまって、始末に負えません。しまいにおこる
でぇ!
10月4日 涼子のままごとセットには、フライパンや鍋、皿やグラス、ナイフにスプーン、
フォーク等が入っています。いつも何かを作っていたり、食べていたりします。今日は実
に変わったことをやっているのを目にしました。プラスティックでできている道具の中に、
ひとつだけ紙の箱があり、その箱をなんと、砥石にしてナイフを研いでいました。人の仕
事をよく見ています。
10月3日 長野県の南部、岐阜県との県境近くに南木曽町というところがあります。今
日はその南木曽町で花馬祭りというお祭りが行われました。4頭の馬が竹と折り紙で作
られた飾りをつけて、田立駅から五宮神社まで練り歩きます。五宮神社にたどり着いた
馬から、奪うように持ち帰ったその飾りを、田んぼに飾っておくと、来年の豊作祈願にな
り、家に飾っておくと厄よけになるということです。昨年もこのお祭りに参加し、飾りを家に
飾っていたのですが、この一年はたくさんのお客さんにお出で頂きました。マイナス面とし
ては、涼子が4月に入院をしたことでしょうか。大過なく過ごせたので、今年も飾りをもらい
に出かけたのです。良いお天気で、涼子は途中からうるさくなってきましたが、クライマッ
クスの飾りとりでは、10本足らずをゲットできました。今年も家内安全、商売繁盛で過ごす
事ができればと思います。そこでこの子育て日記ファンの皆様限定で、この飾りをお譲り
します。大変恐縮ですが、送料着払いでお譲りしますので、ご希望の方はお名前、住所、
電話番号をお知らせの上、メールにてお知らせください。気休めにしか過ぎないかもしれ
ませんが、人生のほんの少しの夢、希望であります。先着順です。
10月2日 上越へ仕入れに出かけました。日本海沿いの魚屋で新鮮なハマチが10本
ほどあったので、久しぶりに寿司でも握ろうと1本買いました。肉屋へ行くと兄ちゃんが、
狂牛病のことがあって、肉が売れないと嘆いていたので、ちょっと売り上げ協力をしてあ
げました。涼子はハンバーガーを食べ、ジュースを飲んでご機嫌です。ボクはなんだかも
うすぐ雪が降ってくるのかと思うと、だんだん落ち込んできて、とにかく雪のことは考えな
いようにしようと車を走らせていました・・・。
10月1日 今朝チェックアウトされたお客さんに、3歳になる女の子がいました。涼子と
その子は昨日からずっとご機嫌に遊び続けています。さあ帰るぞ!と言うときに女の子は
「もっと涼子ちゃんと遊びたい!」 と言って泣き始めました。よほど楽しかったのでしょう。
4歳になった涼子はようやく、お客さんは帰るものだと、理解できるようになりましたが、少
し前まではその女の子と同様に泣いていました。涼子は泣いているその子に元気よくバ
イバイをしていました。少し成長したのかもしれません。

1999年
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