親バカ父ちゃん子育て日記 |
3月31日 涼子が保育園で使う袋を、女房がミシンで作っている横でボクは、 今夜も阪神が勝てばいいなぁと、自分の仕事などどうでもいいような気分で、新 聞のテレビ欄を眺めていました。ビールでも飲みながら野球を見て、この冬を 終えようとだらっとしていたら、昨日とはうって代わって、食事のお客さんがなだ れ込むようにたくさんお見えになり、気合いを入れ直すのが大変でした。涼子は 昼から近所の友達やお姉ちゃんと遊び続けて疲れたようで、夕食もとらずに早 い時間から眠っています。最近の涼子の目標はタオルを持たずに眠る事のよう です。赤ん坊の頃から、お決まりのタオルを持たないと寝付けない涼子は、なん とかタオルを持たずに寝ようとしますが、「やっぱりダメだ!」 と数分後にはしっ かりタオルを左手に巻き付け、右手中指をおしゃぶりして寝る態勢に入ります。 保育園に行ってタオルを持たずにお昼寝ができるでしょうか。がんばれ!涼子! ・・・というわけで、この冬お越し頂いた多くのお客様!どうもありがとうございまし た。機会があればまたお越し下さい。 |
3月30日 宿泊のお客さんがチェックアウトされ、昼の食事のお客さんが途絶 えると、今日はお客さんは全くありませんでした。プロ野球が始まり、何も考える ことなくボーっとテレビを眺めていました。家の周りの雪もほとんどなくなり、涼子 の次の遊びは雪から石へと変わりました。昨年庭に並べた石の上を飛ぶように 歩くのですが、力の入らないボクも涼子の言われるままについて歩きます。力は 入らなくとも春を迎えて気分はいいはずなのですが、今年ばかりは気が重い。阪 神が勝ったようなので、この春は阪神で気を紛らわせるようにしましょうか・・・。 |
3月29日 風呂上がりに涼子と一緒に牛乳を飲みました。ボクはしゃがんだ姿 勢で涼子は立っています。乾杯をして牛乳を飲み干す涼子の横顔をふと見ると、 しゃがんだボクの頭よりも涼子の頭の方が少し上の位置にあります。冬に入る 前はボクの頭よりも下にあったはずです。冬の終わりと共に、また少し大きくなっ たようです。 |
3月28日 夕べは涼子の事が気になって、何度も起きては涼子の頭を触ってい ました。どうにかこうにか朝には頭が冷たくなっていたのでホッとしました。外に出 て遊びたいと言う涼子を、ほとんど一日家の中で過ごさせました。元気になってき た涼子を、家の中だけで過ごさせるのもまた難しいものです。仕込みをしていた ボクのところへ、「りょこたんも何かお手伝いしたい!」 と言うので、鍋を洗って もらうように頼みました。もちろんシンクは涼子には高すぎてきっちり洗うことなど できません。靴下が水でボトボトに濡れたようです。昼寝をしていた女房が起きて きて、「どうしてりょこたんの靴下濡れてるの?」 と涼子に聞くと、涼子は 「父さ んに、あらいもんして!って頼まれたの」 と言ったそうです。靴下がボトボトにな ったのはボクにも原因があるらしいのです。だんだん手強くなってきました。 |
3月27日 夕べの宿泊のお客さんがなかったので、今朝は朝寝坊していました。 いつものように目が覚めた涼子は、ティッシュでテルテル坊主を作った後、それを 逆さまに持ち、父さんのちんちんだ!と、ひとりゲラゲラ笑いながら遊んでいまし た。「もうちょっと寝かせてよ!」 と頼んで聞く相手ではありません。仕方なく起き だし、朝食のパンを食べている頃から涼子のリズムが狂いだし、「なんか気持ち 悪い」 と力無げに言った後、横になりました。いつも食べるのがイヤになると、ぐ ずぐず言うので、また始まったなと思っていたのですが、ちょっと様子がおかしく 頭に手をやると少々熱く、熱を計ると37度8分でした。”えぇ?どうして?” って 感じでびっくりしてしまいました。薬を飲ませてしばらくは元気になったりしましたが、 やはり今午前0時51分現在真っ赤な顔をして眠っています。氷枕をし、おでこに ネツサマシートを貼って、とりあえず穏やかに眠っています。毎度の事ですが、こ んな日に限ってお客さんが次から次へとやって来ます。あてにならない親だなと、 思っているかもしれません。許せ!涼子!明日は熱が下がっていますように・・・。 |
3月26日 女房にお客さんを任せ、連れて行くはずだった涼子が寝ていたので、 ボクひとりで上越へ仕入れに出かけました。自分で商売を始めた頃から、仕入れ はずっとひとりで行っていました。当然ボクひとりで店を切り盛りしてきた訳ですか ら当たり前の話なのです。結婚をして涼子が生まれてからは、涼子と二人でよく 出かけています。チャイルドシートが義務づけられるまでは、涼子をおんぶひもに 通して、おんぶしながら車の運転をして、あちこち走り回っていました。しばらく賑 やかな仕入れが続いていたので、ひとりの仕入れはなんだかつまらないものです。 |
3月25日 どういう訳か今日も非常に忙しい日でした。宿泊のお客さんの夕食と 食事だけに来られるお客さんの夕食との間に、自分達の夕食も作っていました。 作っていたと言っても、スーパーで買ってきた鮭の粕漬けを二切れ、ピザやドリア に混ぜて、オーブンの片隅に入れていました。ガス台4つとオーブンの中を一度 に仕上げていくのは、なかなか難しいものです。慣れればどうって事はないのです が、鮭を入れていたのを忘れていて、ウッ!何かにおうな!と気づき、さっとしゃが んでオーブンから鮭を出しましたが、真っ黒でした。あ〜もったいない!と思ってい たら、涼子に見つかってしまいました。「だから言ったでしょ!ちゃんとこうしてこう してしないからダメなんでしょ!今日またお風呂で作り方を教えてあげるからっ!」 とやられてしまいました。涼子に叱られるのですから、どうしようもありません。 |
3月24日 女房がスパゲティーを食べたいと言うので、昼ご飯の時に涼子やボ クの分も作ってもらいました。にんにくとブロッコリーの入ったスパゲティーだった のですが、これが少々辛く仕上がりました。鷹の爪を炒めすぎたようなのですが、 大人にとってもチト辛いなぁと感じる味だったので、涼子にとってはチョー辛かっ たようです。「こんなの辛くて食べられないよぉ!」 と一口、二口食べて水をコッ プ一杯飲み干し、はぁはぁ息を吐きながら、電気の入っていないパソコンの前に 座り、「母さんが辛いスパゲティーを作りました」 とキーボード叩いていました。 誰かに知らせたかったのでしょう。 |
3月23日 夕方から久しぶりに雪が降りました。と言っても、うっすら積もった程 度で、除雪の必要もありません。宿泊のお客さんもスキーのお客さんに混じって、 温泉巡りやただ何となくぶらっと来られるお客さんも増えてきました。例年そうです が、シーズンの終わりが見えてくると本当に力が入りません。我々夫婦だけかな と思いきや、先日大きなホテルの板長がお見えになって、やはり同じような事を言 ってらっしゃいました。板長は昼から酒をお飲みになり、仕事がらボクも頂戴する ので、ますます力が抜けてしまいます。そんな体の状態ではあるのですが、宿泊 だけでなく、食事の予約もこちょこちょと頂戴するので、ボクの顔は泣きながら笑 ってるような妙な気持ちの悪い顔になっている事だと思います。涼子は相変わら ずで、サッカーボールをしよう!と雪のなくなった道路で元気に走り回っています。 もう一踏ん張りです。 |
3月22日 ここ1週間くらいでしょうか。涼子はひとりでトイレに行って、ひとりで オシッコができるようになりました。夜になると暗いのが少し怖いようで、トイレまで ついてきてほしいと言いますが、とりあえずひとりでできるようです。ただトイレに行 くのに、ズボンもパンツも脱いで、お尻を丸出しでないとオシッコはできないようで す。そのうちズボンも履いたままで、そ知らぬ顔でトイレに行き、出てくるのでしょ う。頼もしく感じますが、寂しくもなります。 |
3月21日 「どうして買い物に行く時は、母さんが良くて父さんはダメなの?」 「それはね、母さんは女で、迷子になるとダメだからりょこたんがついて行ってあ げるの」 「じゃあどうしてお風呂に入る時は、母さんは良くて父さんはダメなの?」 「それはね、母さんがりょこたん入ろって言うから」 「父さんがりょこたん、一緒に 入ろって言ったら?」 「う〜ん?でもぉ・・・」 「じゃあどうしてウンチの時は母さん がダメで、父さんがいいの?」 「それはね、オシッコが顔にかかっちゃうから」 ほんだらなんでっか?ボクの顔にはションベンがかかってええって言わはりまん のんか?え〜?どないですねん!!!なんかそうらしいですわ〜。えらい損な 役回りでんなぁ!親父っちゅうのは!ボクだけですか・・・? |
3月20日 女房が買い物に出かける準備をしている時はいつも 「りょこたんも 行く!」 と涼子は元気良く女房に伝えます。ボクが出かける準備をしている時は 「母さんも行くの?」 と必ず聞きます。「今日は母さんはお留守番!」 と答える と、「じゃあ、りょこたんもお留守番!」 と言います。女房がお風呂に入る準備を している時はいつも 「りょこたんも入る!」 と言い、ボクがお風呂に入る準備を している時はいつも 「りょこたんは母さんと入る!」 と言います。これから十数 年か、数十年かわかりませんが、ボクは子供のための感情を持たない金稼ぎマ シンとして働く事になるのでしょう。人生ってなんだぁ!育児ってなんだぁ!どうし てボクはこんなにかわいそうなんだぁ!くそぉ! |
3月19日 保育園の上履きを涼子は女房に買ってもらいました。赤いラインの入 った真っ白の靴です。涼子が今まで履いていた靴の中では最も地味な靴のはず なのですが、涼子自身はとても気に入っているようで、家の中で靴を履いて走り回 っていました。乳児から幼児になったくらいにしか見えませんが、嬉しそうです。ホ ントに・・・。 |
3月18日 長い冬の終わりを感じる出来事、母が奈良に帰りました。我々のよう な小さな宿泊施設であっても、夫婦二人だけではかなりきつい日がたくさんありま す。嫌な顔をするわけでなく、愚痴や皮肉を言うわけでなく、むしろ笑顔でいつも支 えてくれます。ホントにこの長い冬の間、ボク達の気づかない部分も含めいろいろ な所で、我々を支えてくれました。宿の仕事だけでなく、涼子の一日中の遊び相手 も大変だったと思います。相変わらず母に対して何もできませんでしたが、母は帰 って行きました。ボクにとって、気遣い、心遣いが母ほど完璧な人は見たことがあ りません。母が帰ってしまった家の中は、少しうつろな感じがします。2階の部屋 には母がまだいるような気がしてなりません。涼子もやはり寂しそうであります。感 謝という言葉以外、何もありません。 |
3月17日 夕べは久しぶりに涼子に起こされました。昼寝もしないで遊び続けて いた涼子は、昨晩は随分お疲れの様子でした。涼子は11時前に眠り、我々も12 時過ぎに寝た後、2時半頃に「鼻が出るよ〜」 とすすり泣きを始めた涼子の鼻の 世話と、「足がだるいよ〜」 と右足をさすってやったりと、ぐずぐず小1時間ほど 真夜中につき合わされました。涼子が生まれてから約2年半の間、毎日毎晩、真 夜中のミルクで起こされていましたが、最近はそんな業もなく、落ち着いて眠るこ とができていました。育児はまだまだ大変であります。 |
3月16日 「雪だるまと包丁の日にばっちゃんは帰んのかぁ」 カレンダーをま じまじと眺めながら涼子はつぶやきます。雪だるまと包丁の日というのは18日の 事で、雪だるまが8で、包丁が1です。包丁と雪だるまと読むのではなく、あくまで も雪だるまと包丁の日だそうです。今日も忙しい日でしたが、おかん様、様でした。 まだしばらくお客さんが続くのに、雪だるまと包丁の日に帰ってしまうなんて、ボク もぶつぶつつぶやきたくなってしまいます。 |
3月15日 先日能登に行くのに、高速道路を利用したのですが、サービスエリ アで北陸道の地図をもらい、それを見ながら目的地へ向かいました。1時間程度 女房に運転をしてもらった時、ボクは涼子の隣の後ろの座席で、地図を広げなが らあの道で行こう、この道で行こうと女房に話していました。今日母とダムまで散 歩に行くという涼子が何を思ったか、北陸道の地図を持って散歩に行くと言い出 しました。地図を見ながらダムまで行くそうです。ん〜?、どうぞがんばって! |
3月14日 食堂の窓から見える景色が、いつの間にか真っ白から茶色に変わ っていました。ほんの数日前まで至るところ真っ白だったのに、ふと窓の外を見 ると、ほとんどの田んぼや畑が見えていました。先日能登に行った折、随分暖か いのには驚きましたが、こちらも日に日に暖かくなってきています。雪が解けると 保育園に行くと涼子に言い続けてきましたが、その日がだんだん近づいてきま す。こちらに移り住んで以来、ボクにとって春が一番好きな季節になりましたが、 今年は一番おもしろくない春になりそうです。 |
3月13日 怖いおばちゃんの八百屋があります。”いらっしゃいませ” や ”あり がとうございました” などは、よほどおばちゃんの機嫌の良い時にしか我々は耳 にすることはできません。ボクはこのおばちゃんと仲良くするつもりなど全くなく、 ただ美味しい野菜さえ売ってもらえれば良いので、いくら愛想が悪くてもよく出か けて行きます。もちろん涼子も赤ん坊の頃から何度も連れて行っている八百屋さ んなのです。いくら怖いと言っても、涼子に対してはそうでもありません。バナナを 涼子はよくもらっていましたが、最近は七輪で焼いたさつまいもをもらっています。 涼子もよく心得ていて、そのおばちゃんの前では、きっちり背筋を伸ばして真っ直 ぐに立ち、両手を小さくおなかの前で組んで、おばちゃんの動きを眺めています。 そしてささやくように 「お父さん、あれ買って!」 とさつまいもを指さし、ボクは5 本程度さつまいもを買うはめになります。そしておばちゃんは、おばちゃんの足下 にある七輪から半分に割れた焼き芋を 「熱いよ」 と表情ひとつ変えずに、涼子 に手渡してくれます。涼子もおばちゃんも互いにあまり微笑み合うことはありませ んが、結構仲が良いことはボクが一番知っているのです。 |
3月12日 母が帰ると言う前に連れて行こうと考えていた所へ、ようやく行く事が できました。今日は宿泊のお客さんがなかったので、うなぎを食べに行こうと、能 登半島の門前町という所へ出かけました。ボクより7つか、8つ年上の大先輩の お店で、うなぎ一筋30年近くになるのでしょうか。美味しいうなぎを食べさせてくれ ます。ボクは19の頃から何度も食べているし、女房や涼子も何度か連れてきては いるのですが、母は一度も食べていなかったので、大袈裟ではありますが、死ぬ までには必ず連れて行こうと思っていたのが、ようやく今日実現しました。冬のシ ーズンの慰労会には少し早いのですが、もうそろそろ母も奈良に帰ると言い出す 時期なので、みんなで出かけられてボクとしては満足であります。ホントはどこか に泊まりたかったのですが、やはりまだシーズン中なのでそうも言ってられず、帰 り道温泉に入って、駆け足で帰って来ました。涼子にとってうなぎなどはどうでもよ くて、冷や奴としば漬けを喜んで食べていました。ホッと一息でした。 |
3月11日 駐車場の砂利のほとんどが見え、週間天気予報にも雪のマークが ないので、昨年末に庭の隅っこに追いやっていたブランコとベンチを出してきまし た。良いお天気で、涼子も母も一緒に外に出てきました。ブランコの支柱とイスを 分解していたので、手伝うと言って聞かない涼子にもボルトにナットをつけてもら いました。支柱やイスに付いていた泥を落として、涼子はクマのぬいぐるみと一緒 にご機嫌に揺れていました。そろそろ春がやって来そうです。 |
3月10日 お昼前からずっと友達の家に遊びに行っていた涼子は、夕方になっ てようやく帰ってきました。今朝いつもより早く目覚めた涼子は、眠たいはずなの に昼寝もせずに遊び続けていたようです。お菓子を二つ三つ食べ、ミルクを飲ん だ涼子はアッという間に眠ってしまいました。厨房の片づけを終え、ホッと一息と いうところで涼子は目覚め、まだ寝たりないのか、おなかが空いているのかぐず ぐず言い始めました。遊びすぎです。羨ましいくらいにです。 |
3月9日 今日も忙しい日でした。参りました。朝食準備の合間にテレビを見てい ると、フランスのマルセーユがほんの一瞬映っていました。パリのド・ゴール空港 ではなく、なんとか空港という第2空港があって、そこからマルセーユに行ったの は10年くらい前になります。その第2空港はとても雰囲気のある空港だったので、 今でもよく覚えています。地中海に面したマルセーユの街も夕暮れ時はとても雰 囲気のある港町に変身し、こんなところで暮らせればなぁなどとウロウロしながら 考えておりました。涼子に 「父さんここに行ったことあるんだよ!」 と咄嗟に言 うと、「どうして自分だけ行ったんだよ!りょこたんも行きたいよぉ」 と吐き捨てる ように言いました。ボクは何も言いませんでしたが、涼子はこれからですよね。い いよなぁ。ボクもまだまだと思いたいところですが、その日暮らしのローン地獄の 中にいるボクは、さすがに涼子にはかないません。それでも今に見とけよ〜・・・。 |
3月8日 やはり暖かくなっているようで、昨日の雪で道路が覆われたのも束の 間で、昼頃には道路上の多くの雪が解けてしまいました。涼子は今日も母と一緒 にダムの方まで散歩に出かけます。今日は2回も行きました。疲れて昼寝の時も よく寝るし、夜も本読みの前に寝てしまいます。涼子に 「最近絵本読んでないね」 とお風呂で話したら、「今日は読んでくれる?」 との事だったので、読む約束をし たのですが、なかなか仕事が終わりません。横で涼子はぐずぐず言っています。 はいはい、わかりました。今読む、今読む・・・。 |
3月7日 しばらく雪が降っていなかったので、駐車場の砂利は見え、食堂から 見える山の木々を覆う雪もなくなっていました。もうこれで除雪機を動かす必要も ないなぁと思いながら、早くも夏の広告の原稿書きをやっていました。かぶと虫・く わがた専門の出版社から、昨年取材した雑誌が5月下旬に発行が決まったと連 絡をもらいました。長かった冬もようやく終わるかなと、村治佳織さんのカバティー ナを聞きながらスペインの風景などを想像し、イヤらしい顔でにんまりしていると、 無情にもあれよあれよと雪が舞ってきて、少し芽の膨らんできていたシャラやモミ ジの木はアッという間に雪に覆われ、一面が真冬に戻ってしまいました。涼子は 相変わらず元気に走り回っています。雪が本当になくなる頃、涼子は保育園に行 ってしまいます。 |
3月6日 道路にあった雪が随分解けました。ここ2,3日、涼子と母はダムの方 まで散歩に出かけているようです。母が言うには、去年はダムまで行っても帰って くる時には、だっこ、おんぶを繰り返していたのに、今年は途中で立ち止まり、しん どい、しんどいと口にすることはあっても、だっこ、おんぶを言うことはないそうで す。ちょっと成長したのでしょうか。今年はどこか北アルプスの頂上でも目指す事 にしましょうか・・・。 |
3月5日 晩ご飯の時に、ふざけてスープをこぼした涼子はまたまたボクに叱ら れてしまいました。ボクが怒ると半端でなく、おそらく涼子にとってはこの世で一番 怖いものだと思います。こう言っては何ですが、ボクは古い日本の頑固親父を絵 に描いたような性格です。見た目は太ったジャニーズ系なので、そんな風には見 えないと思いますが、怖いときには恐ろしく怖いと思います。涼子のひきつる顔が かわいそうで、しつこくは叱りませんが、今日もかわいそうな事をしてしまいました。 涼子に怒るのはボクにとっては簡単ですが、差しでケンカをしたい相手がいます。 鈴木宗男と外務省と徳島の知事です。ウソばっかりつきやがって、悪いことばっ かりさらしやがって、税金なんか払わへんどぉ!このたこぉ!金返せ!ボケッ! これでは子供のケンカです・・・。 |
3月4日 「17日は無いから・・・」 と言ったところで、”プー” とおならをしました。 もちろん話したのも、おならをしたのもボクで、晩ご飯をみんなで食べていた時で した。涼子の希望で、晩ご飯にピザを食べていた涼子自身は絶好調で、「17日は 無いから、ぷ〜! 17日は無いから、ぷ〜!」 と喜んで繰り返し話し始めました。 「お母さんも一緒に、ばっちゃんも一緒に、17日は無いから、ぷ〜!17日は無い から、ぷ〜!」 お調子者の涼子はおよそ100回ほどこれを繰り返し、みんなゲ ラゲラ笑って食事ができないほどでした。しぶとい娘です。保育園は止めて、コメ ディアン養成所にでも入れた方がいいかもしれません。 |
3月3日 涼子は空を飛びたいらしく、おもちゃのカードを両手に持ち、腕を広げ バタバタ上下に動かしながら、狭い部屋の中を走り回っています。ドンドン走り回 った後、「どうして私は飛べないんだろう?」 とまじめに話しています。以前もホー キにまたがり同じ事を言っていました。ホントに飛べると信じていられるのは何歳 までなのでしょう。ボクも風呂敷を首に巻いてもらって、走り回っていました・・・。 |
3月2日 涼子の ”保育所入所承諾書” なるものが村から届きました。来月の 2日に入園式があるようです。涼子待望の保育園生活がいよいよ始まります。昨 年の秋頃から、雪が解けて来年の春になったら保育園に行くんだよ! と教えて いたので、今現在でも来年の春になったら保育園に行くんだと張り切っています。 ボクはこのような仕事なので、年がら年中家にいるわけです。世間のお父様方よ り子供と接していられる時間はたくさんあって、ボクは子供の成長過程の一瞬一 瞬をたくさん見ることができ、幸せ者だと思います。保育園に行ってしまうと、何よ りわがままなボクの都合で、今までのようにあちこち遊びに出かけることはできな いし、特に毎日一緒に食べていた晩ご飯などは別々になってしまいます。家族が 離ればなれになるきっかけができてしまって、ボクとしてはつらいところです。が、 仕方ありません。保育所に入る涼子に、ケンカに負けないように昨年来教えてい る言葉です。 ”♪お前の母さん♪でぇべぇそぉ♪海水パンツに穴開けてぇ♪ちん ちんぶらぶら宙返りぃ♪” 涼子はきっと立派に過ごしていくことでしょう。 |
3月1日 女房と一緒にお風呂に入っていた涼子が部屋に戻ってきて一言。「お はよう!」 女房が脱衣所から 「お先やろ!」 お風呂で女房が大声を出してい ましたが、涼子は叱られていたようです。それでも全く動じる様子もなく涼子は元 気に 「おはよう!」 とパソコンの前のボクに声をかけます。エライ! |
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