親バカ父ちゃん子育て日記 |
10月31日 明るい間は少し気分が良かったようですが、夜になってこちらも 忙しくなってくると、涼子の熱も上がりだし、再度座薬を入れました。コース料 理の予約を頂戴していた宿泊のお客さんを含め今日は満室で、久しぶりに1日 中、料理をしていた感じです。夕方になり料理も急ピッチで仕上げないといけな い時に、電話が鳴ったり、食事のお客さんがお見えになったりします。そして、 涼子の顔を見ると、目に涙をためて、明らかに熱が上がっているような真っ赤 な顔をして座っていたりします。何から手をつければいいかわからなくなってき ます。冷蔵庫の中は仕上がったソースやサラダ、マリネしたもの等が溢れ、ガ ス台にも後は火を入れるだけの鍋達がわんさか並んでいます。涼子の熱は再 び39度を超えたことがわかり、座薬を入れます。「オシッコ」 とかすれた声で 訴える涼子をトイレに連れていき、布団に戻って、そのまま女房が出しておいて くれた座薬を入れます。女房はお客さんに料理を提供した後、すぐに涼子のと ころへやって来て、ボクと二人がかりで涼子のお尻に力が入らないようになだ め、フーフー、フーフーとみんなで深呼吸をしながら薬を入れます。そして再び 料理に取り掛かります。戦場です。仕事だけで大変なのですから、涼子にはさ っさと熱を下げてもらいたいものです。大丈夫かなぁ・・・。 |
10月30日 今日も一日大忙しでした。上越で仕入れの途中、お客さんに呼 び出され、直江津駅前の寿司屋へ行きました。アルコールこそ1滴も飲まなか ったものの、特上にぎり、大トロ、鰻重の上、松茸の茶碗蒸し、サッカーボール の一面を切り取ったような大きさのぶりのカマ焼き等々、次から次へともう食 べられないと言っているのに、注文してくださって、お腹はパンパンになりまし た。普段なら涼子も女房も一緒なのですが、涼子の熱が下がらず、ボクひとり がご馳走になりました。涼子や女房にたくさんのお土産を戴いた後、急いで家 に戻り、広告の営業マンと話をし、夕食の仕込みをやり、夕食が片づくと、再び 営業マンと打ち合わせをし、自分達が夕食を食べる頃には悪酔いをしたように 気持ち悪くなってきていました。涼子は昨日と変わらず赤い顔をして横になって います。かなりつらそうです。明日は病院かな・・・。 |
10月29日 涼子の遠足だというのに、雨でした。夕べボクが寝てから1時間 ほど経った時に、「なんか気持ち悪い」 と言って涼子がボクを起こしました。少 々頭が熱く、やばいかなと思いましたが、そのまま涼子もボクも眠ってしまいま した。今朝熱を計ると38度で、またかぁと言った感じでした。昨晩お風呂に入っ た時も普通だったし、寝る時も別に変わりなく、原因がなんなのか全くわかりま せん。遠足でしたが、雨だし、熱もあるし、当然保育園は休ませました。朝から 2度薬を飲ませました。夕方になり、ボクは夕食の仕込みを始めました。1時間 ほどラジオを聴きながら、涼子のことは忘れて、ニヤニヤ笑いながら仕事を続 けていました。突然涼子の大泣きの声が聞こえ、眠っていた涼子の方へ急いで 行ってみると、顔をリンゴのように真っ赤にして、目を大きく見開き、両腕を天井 に向けて上げていました。「涼子!大丈夫か!」 涼子は目に涙を溢れさせて 泣いています。熱は39度3分にまで上がり、「お〜い、座薬入れるぞぉ!」 と 女房を呼んで、薬をお尻から入れ、ほんの少しましになったのか、ご飯を食べ、 今眠っています。今年の涼子はよく熱が出ます。かわいそうです。がんばれ、 がんばれ!涼子!・・・・・高社山、初冠雪です!雪かぁ・・・ |
10月28日 涼子はボクの名前がよしひろだと言うことをちゃんと覚えたよう ですが、女房の名前がどうしても覚えられないようです。住んでいるところがび っくりりえたんだと言うことはわかっているようなのですが、女房の名前は何度 教えてもすぐに忘れてしまうようです。おもしろくないのは女房ですが、致し方ご ざいません。 |
10月27日 宿泊のお客さんがいないので、今日の晩ご飯は焼き鳥やタコの わさび漬け、ほうれん草の肉炒めなどの居酒屋風にし、酒をたんまり飲んで、 酔っぱらいました。お腹もいっぱいになってボクはごろんと横になり目を閉じま した。すると涼子がやって来て、「お風呂も入らないでねんねすると、チンが痛 くなっちゃうよ!せっかくでっかいチンなんだから!」 って。そらいったいどう言 うこっちゃ! |
10月26日 気がつくと日本シリーズを阪神抜きでやっています。こんなにお もしろくも何ともない試合もありません。ボクは小学6年生の途中まで大阪で暮 らしていたので、やはり阪神の事が気になります。変な物で、勝っていると嬉し くなっていて、負けると腹を立てています。阪神ファンというのは行儀が悪いの で、嫌いです。勝っても負けてもうるさくて、試合を見に行く気がしません。38 歳の現在まで一度も見に行った事がありません。その代わりといっては叱られ ますが、ダイエーの試合は一番よく出かけています。中学の同級生の若井君 が、南海に入ったことも理由のひとつではありますが、何より球場に人がまば らで、ゆっくり観戦できます。南海ー近鉄なんて人が少なくてホッとします。一 昨年こそダイエーは優勝しましたが、ダイエーー日本ハムなども人が少なくて、 パリーグの試合はとても愉快です。涼子を初めて連れて出かけたのは、ダイ エーー日本ハム戦で、その日も人が少なく、赤ん坊だった涼子は球場のあち こちをハイハイして回っていました。若井君が引退し、去年も今年も野球を見 に出かけませんでした。阪神でも勝っていれば、もうちょっと日々楽しいのです が、今日のようなゲームはいけません。来年はロッテー日本ハム戦にでも出か けてみたいと思います・・・。空いてる試合はおもしろい! |
10月25日 涼子を保育園に迎えに行くと、ほとんど毎日ご機嫌に下駄箱の 方へ出てくるのですが、今日は初めて涙ぐんでいました。普段はボクが迎えに 行くと、1分と経たないうちに、涼子は出てくるのですが、今日は10分程度待た されました。どうしたのかなぁ、早く帰らないと仕事があるんだけどなぁと適当に 頭の中でつぶやきながら、涼子が外に出てくるのを待っていると、園長先生に 連れられて涼子はやって来ました。話によると、おやつを急いで食べないとい けない状況に追いやられた涼子が、ガツガツ急いで食べていると、のどに支え たのか、急ぎすぎたあまり、ゲーッと戻してしまったようで、それで元気なく、涙 ぐんでいたようでした。くだらないことで、心配させられました。 |
10月24日 涼子は止まることなく、ひたすらしゃべり続けています。ボクにす れば、仕事を終えて、晩ご飯を食べたり、風呂に入ったりはゆっくりしたいとこ ろですが、ご飯の時もベラベラベラベラ、風呂に入ってもベラベラベラベラ・・・。 毎日の風呂も相変わらず業のようなもので、自分の体を洗って、涼子の体も洗 って、さぁ、やっとお風呂に浸かったと思ったら、「お父さん、指相撲しよう!」 「はっけよい、のこったぁ!」 「お父さん、じゃんけんしよう!芽が出て、ふくら んで、花が咲いて、枯れちゃってぇ・・・・・・・・・」 と、もう死にそうです・・・。 |
10月23日 晩ご飯の時、涼子が 「お父さんとお母さんは結婚したんでしょ。 じゃあチューしてみて!」 「やだよぉ!」 「じゃあ、じっちゃんとばっちゃんも結 婚してチューしたのかなぁ?なんか気持ちわる〜い!」 大笑いをしましたが、 ボクもそう思います。涼子はいろんな事を習ってきているようです。 |
10月22日 火曜日の定休日ですが、宿泊のお客さんが続いており、お客さ んがお出かけになった後、女房や涼子と一緒に買い物に出かけ、新井市の寸 分道温泉に行きました。先日まであんなに暑い暑いを繰り返していたのに、既 にみんなセーターやジャンバーを着て、冬の格好です。なんとも秋が短く感じま す。それでも山はとてもきれいに色づいていて、自然のすばらしさを改めて感 じる事ができます。温泉施設は、まず車など通ることのない場所にあって、お 風呂に入っていても、部屋で食事をしていても、煩わしい音は全く聞こえてきま せん。びっくりりえたんのあるこの木島平の高社山の麓も、静かには違いあり ませんが、時折車に静寂を邪魔されることがあるのがよくありません。ビール にお酒といきたいところでしたが、夕食の仕込みもあり、いつもより早くに帰っ てきました。ホッと一息です。 |
10月21日 数日前から保育園の下駄箱の所に、子供達が持ってきたらしい お弁当の写真が数枚貼ってあります。保育園へは毎日ご飯だけを持たせ、お かずは向こうで用意してくれます。先日、遠足だったのか、弁当持参の日があ り、適当に唐揚げなどを詰めて持たせました。下駄箱の写真には子供の顔は 一切なく、ただただ弁当の中身だけが写された物でした。変な写真だなぁと思 いながら、全部眺めて見ましたが、ボクが詰めたらしき弁当の姿はありません でした。ボクが仕事の合間をぬって、適当に詰めた弁当は入選しなかったよう です。次回はなんとかカメラマン、あるいは審査員の目を引いて入選するよう、 梅干しだけの日の丸弁当にしてやろうと計画しています・・・。あほらしっ! |
10月20日 日曜日でしたが、宿泊のお客さんがチェックアウトされると、今日 の宿泊のお客さんはなく、食事に来られるお客さんを待ちましたが、誰ひとりお 越しになりませんでした。涼子は女房に連れられて、散髪に出かけました。日 曜日に散髪に出かけることなど全くないので、ものすごく人が多くてびっくりした と女房は言ってました。ボクはまだ幾分気だるくて、ほとんど一日横になってい ました。涼子が散髪から戻ると、さっきまでの静寂がウソのように、また賑やか に、いえうるさくなって、なかなか静かには過ごさせてはもらえませんでした。明 日からまだしばらくは、仕事が続きそうです。がんばります。 |
10月19日 一昨日から少々具合が悪く、今日も38度の熱でバファリンを飲 んでいます。肩や背中がゾクゾクするので、セーターを着て、首にマフラーを巻 きます。腱鞘炎の右肘にはサポーターをして、考えてみるとものすごい重装備 で買い物に出かけていたりします。あと白髪に毛染めをして、耳から毛を伸ば していたりすると、完全に爺さんの仲間入りです。涼子にこれ以上嫌われる事 のないよう、気をつけなければなりません。 |
10月18日 トイレでボクはよく、新聞を読みながらがんばります。最近涼子も トイレに行く時、新聞を持って入ります。「ウンチ出る!そうだ!新聞持って行か なきゃ!」 と言って、お尻丸出しのまま、新聞を探して持って入ります。果たし て涼子がトイレの中で新聞を読んでいるのか少々気になり、覗いてみることに しました。トイレのドアを ”コンコン” とノックしました。返事はありません。再度 ノックをしましたが、やはり返事がないのです。7,8回ドアをノックし続けました。 すると小さな声で 「はぁい」 と聞こえ、ドアが少し開きました。「りょこたん!」 と言うと、「なんだ!父さんか!お客さんと思ったぁ」 「ドアがコンコンって叩か れたら、涼子は中からコンコンって叩き返すんだよ」 「なぁんだそっかぁ!」 と 驚いた様子でした。そして新聞はどうなっているか見てみると、予想通り新聞を 広げていた形跡はなく、床に無造作に放り出されていました。「りょこたん、新聞 は読まないの?」 「読まないよ」 「じゃあどうしてトイレに持って入るの?」 「父 さんがいつも持って入ってるから!」 何でもよく見ています。それにしても、自 分達の使うトイレではノックなどする事はありません。トイレをノックするのはお 客さんだけなので、自分がトイレに入っていると、お客さんがノックをしたのだと 少々緊張していたようです。 |
10月17日 子供の頃、虫歯に随分悩まされました。涼子くらいの年齢で、既 に何度も歯医者に通っていたのを覚えています。強烈に印象に残っている事が あります。ボクが幼稚園に通っているか、もしくはまだ通っていない頃、ちょうど 現在の涼子と同じような年格好です。雨の日の夜、歯が痛くなってきました。ボ クは母に、歯が痛いと足をバタバタさせて泣きわめいています。母は赤ん坊だ ったボクの弟の面倒を見ながら、物も言わず洗濯物をたたんでいます。白黒 テレビのスイッチが入っていない真っ暗な画面を時折眺め、雨の音を体に感じ ながら、母が歯医者に連れていくのを、泣きながら待っていました。母はボク に、ビニール袋に入れたお金、傘、そして懐中電灯を持たせ、小さな長靴を履 かせ、ひとりで歯医者に行くように言いました。既に診察時間は終わっていま す。5分くらいの道のりだったでしょうか。傘をさし、懐中電灯をつけて、とぼとぼ と大阪の町を歩き始めました。涙はありません。歯医者の前に来ましたが、建 物は真っ暗です。ボクは引き返しました。家に戻ると母に、インターホンを鳴ら すように言われ、再び涙を流しながら、歯医者の方へ向かいました。インター ホンのボタンを押そうとしましたが、背が小さいので届きません。何度背伸びを しても同じ事ですが、背伸びをしてボタンを押そうと懸命でした。そのうち歯医 者の前を通りかかった知らない人にボタンを押してもらい、歯医者の電気がつ きました。ボタンを押してくれたのが、男性なのか女性なのか全く覚えていませ ん。建物の中から女の人が出てきて、先生はいないから薬をあげると言われ、 薬をもらい、お金を払って再び家路につきました。傘を持ち、懐中電灯を持ち、 ビニール袋の財布を持ち続けていると、手がだるくなり、それぞれを持ち替え ようとした時、お金を落としてしまいました。また母に叱られると、恐怖におのの きながら、懐中電灯で懸命に辺りを照らし、硬貨を探しましたが、全ては見つけ られませんでした。その後、家に帰って母に叱られたかどうかはよく覚えていま せん。虫歯は大変だと思い知らされた出来事です。今日涼子の歯の検診が保 育園であったようです。結果は虫歯ゼロ。やりました。ちなみに現在のボクは相 変わらず虫歯だらけなのであります・・・。めでたし、めでたし・・・。 |
10月16日 さぁ今日は何を書こうかと、今にも眠ってしまいそうな涼子を見な がら、ふと気づきました。この子育て日記をやり始めてから、涼子に本を読んで やったり、歌を一緒に唄ったりする事が少し少なくなりました。また今年の4月に 保育園に通うようになってから、その数は極端に少なくなりました。これはちょっ と問題です。忙しい時は仕方ありませんが、なんとか時間を作るようにしなけれ ばいけません。 |
10月15日 普段涼子は女房とボクの間に寝ています。今朝起きる時、ふと 涼子の方に顔を向けると涼子は既に起きていて、「父さんはこっち、向かなくて いいからね!」 と言いました。そして今度は女房に、「母さん!布団を母さん の方に引っ張ってよぉ!」 と言いました。どうしてこう、ボクは嫌われるのでしょ うか。やっぱり怖いんやろうなぁ・・・。それにしても北朝鮮から帰国された人達 のニュースを聞いていると、こみ上げてくるものがあります。女房や子供が側に いるので、涙を見せるわけにはいきませんが、とてもつらい話です。 |
10月14日 チューリップや長渕剛ばかりを聞かせていた ”つけ” がやって 来ました。赤ん坊の頃からあれだけ一緒に唄っていた、”おうまのおやこ” や ”おつかいありさん” の歌を涼子は全く覚えていないのです。なにより歌の本 の存在を忘れていたくらいです。困ったことになりました。音楽の英才教育は 一からやり直しです。 |
10月13日 仕事の合間、わずか10分程度ですが、涼子の 「サッカーボー ルしよう!」 の声に、お相手をさせていただきました。家の前の坂道でボール の蹴り合いをするのはなかなか難しいものです。涼子が上の方から下にいる ボクを目がけてボールを蹴ります。この場所で涼子と二人でボールの蹴り合い をするのは、去年の秋以来かもしれませんが、涼子はなんとなく上手になって います。今の涼子は国語や算数よりも、体育と音楽の方が得意のような気が します。 |
10月12日 持ち帰りのすし屋をやっていたことがありました。営業時間は朝 10時から夕方7時までですが、ひとり仕事だったので、仕込みは朝5時から始 まり、夕方6時頃までひたすら仕事を続け、右肘が腱鞘炎になってしまいまし た。寿司の握りすぎと巻きすぎが原因でした。包丁を握ったり、車のハンドルす らも握れなくなりました。時は過ぎ、この6月くらいからその腱鞘炎が再発し始 めましたが、放っておけば治るだろうと思っていました。温泉に出かけては、さ すったり伸ばしたりしていましたが、治るどころか、痛みがじわじわと酷くなり始 め、先日病院に行きました。仕事をしばらく休めば治るということですが、独り 者ではないので、そういうわけにもいきません。なんとか休み休み、薬を飲みな がらがんばるより仕方ありません。薬を飲もうとすると、涼子がじろじろ見にやっ てきます。錠剤を口に入れる真似をして、鼻の穴に突っ込んで見せました。「薬 は口から飲むんでしょ!」 と叱られ、その次の薬を飲むときから、涼子に鼻を つままれています。あんまり怒らんといてぇなぁ・・・。 |
10月11日 女房にお客さんを任せ、涼子と二人で野沢温泉に行きました。最 近、涼子が野沢に行こうと誘います。熱い温泉に入った後、涼子と二人で手を つなぎながら歩きます。「家に帰る前にラーメン屋さんにでも行こうか?」 と言 うと、「そんな熱いのはヤダ!アイスクリームがいい!」 「それじゃぁ、チョコレ ートパフェでも行くか?」 「歯にひっつくからヤダ!アイスクリームがいい!」 なんとも親父の懐具合を見抜いているようです。優しい涼子に感謝・・・。 |
10月10日 忙しい日が続いています。寝不足だったり、疲れていたりで涼子 を風呂に入れるのも一苦労です。早く休もうと、急いで涼子の身体を洗います。 洗ったり拭いたりするのに、ボクの力が要らぬ所に入ってしまって、一瞬涼子は 痛そうな表情を見せます。それでもボクが急いでいるのがわかるのか、それと もボクが怖いのか、文句のひとつも言いません。小さいながら気を遣っているよ うです。しばらく辛抱してや・・・。 |
10月9日 「父さんは母さんと結婚したの?」 と保育園に送っていく車の中で 涼子は言いました。「そうだよ。父さんと母さんは結婚したんだ」 「だったらボイ ンのお姉ちゃんはどうなったの?」 「そうだなぁ、父さんはボインのお姉ちゃん と結婚したかったんだけど、母さんが父さんの事が大好きで、放してくれなかっ たんだ。だから結婚した」 と言って涼子の顔を見ると、それはそれはとてもワ クワクした、嬉しそうな顔をして聞いていました。「また今度はボインのお姉ちゃ んと結婚したら?」 と優しい言葉をかけてくれました。「そうだなぁ。でも結婚は 一回だけでいいんだ。何度もするものじゃないんだ。りょこたんは誰と結婚する のかなぁ?」 と聞くと、「お父さん!でも父さんは母さんと結婚したから、りょこ たんと結婚できるかなぁ・・?」 「できるよ・・・」 と言ったところで保育園に到着 です。涼子はいつ頃までボクと結婚すると言ってくれるのでしょう。”ボインネタ” ばかりで恐縮です。 |
10月8日 「どうして父さんはトンボが好きなの?」 とボクが持つ茶碗の絵を 見て、夕食時に涼子がボクに尋ねます。ボクは茶碗をちらっと眺めながら、「特 にトンボが好きなんじゃないんだけど、母さんが買ってくれたんだ」 「母さん! 今度はボインのおねえちゃんの描いたのを買ってあげて!」 なんとも優しい 娘ではありませんか・・・! |
10月7日 NHK教育テレビの番組で ”でこぼこフレンズ” というコーナーが あります。”♪でこぼこ♪フレンズ♪” とかわいいキャラクターが出てきて、歌 を唄うというか、口ずさみます。文字の読めない涼子はこのメロディーが流れる と、「♪でこぼこ♪べ〜♪」 と聞こえるままに唄っていました。ところが最近は テレビの通り、「♪でこぼこ♪フレンズ♪」 と唄っているのです。聞き取りがき っちりできているのです。その他テレビのコマーシャルだと、つい先日までは 「クリアピーン!」 と唄っていたのですが、最近は 「クリアクリーン!」 と正確 に唄えています。フランス語でありがとうは ”メルシー”、さようならは ”オルボ ワール” で会話本の通りにカタカナにすると変ですが、やはり発音は ”メッ シィー” ”オボワー” に近いと思います。これを涼子は見事にフランスでやって のけました。子供の聞き取り能力は結構なものだと思います。 |
10月6日 先日仙台で涼子にフォークギターを買いました。ボクが持つ普通の サイズの約半分の大きさです。全体が深い紅色で、穴の周りが黒くなっていて、 見た目はとてもカッコのいいものです。値段は四千円ですが、音は人並みにギ ターの音色です。仙台の街を、黒いケースに入ったギターを持って歩く涼子の 姿は、なかなか様になっていて、カッコだけはちっちゃなギターリストそのもので した。しかしながら・・・、涼子は何にも弾けません。ネックの部分も幾分細いの で、左指で弦を押さえられるかなと思いましたが、小学生にでもならなければ 無理な感じです。今日はボクのギターと涼子のギターの音合わせをしてみまし た。フラットピックは店のお兄ちゃんがふたつおまけでくれました。涼子はピック を持ち、ギターを抱えてとても嬉しそうです。一応の音合わせを終え、現在涼子 が一番お気に入りの、チューリップの ”夢中さ君に” という曲を弾きました。 左手は全く動かせませんが、ストロークだけはやっています。そのうち歯がゆく なってきたのか、ギターを置いて、ボクが弾くメロディーに合わせて踊り始めま した。まだまだ踊りが性に合っているようです・・・。 |
10月5日 涼子の鼻づまりはようやく治った感じがします。鼻をかむというワ ザが随分上達したおかげもあると思います。赤ん坊の頃は風呂に入れては、 タオルを鼻の穴に何度も突っ込み、鼻水や鼻くそを取り除いていましたが、そ れだけでは全く十分ではなく、いつまで経っても鼻水が垂れていたりで苦しそう でした。去年の今頃でも、まだ鼻をかむのはうまくできていなかったように思い ます。保育園に通うようになってからでしょうか。力の入れどころがわかったと いうか、鼻をかむコツを掴んだというか、とても上手にできるようになりました。 涼子自身も鼻のムズムズがなくなりすっきりしたでしょうし、ボクも少し育児が 楽になりました。 |
10月4日 「母さんの名前はなんて言うんだっけ?」 と涼子は小さな声でボ クに言いました。「りょこたんはどこに住んでるの?」 「だからぁ、びっくりりえ たん!母さんの名前は?」 「それでりょこたんの住んでいるところは、びっくり なに?」 「びっくりりえたんって言ってるでしょ!」 「びっくりなに?」 「り・え・ た・ん!母さんの名前は!?」 「だからりえたん!りょこたんは涼子でりょこた ん。母さんは利枝子でりえたん!」 「えぇぇぇぇぇ・・・・!」 どこまでわかってい るのやら・・・。 |
10月3日 台風の先回りをするように、三陸の宮城に行ってきました。涼子 の熱も下がり、女房の随分前からの要望だった温泉旅館に出かけてきました。 500キロを超える道のりは、予想を遥かに超えてつらいものでした。それでも 今回は、我々のような家族でも宿泊できる安い温泉施設だったのですが、見 事に当たりの宿で、流行りの言葉で言うところの、癒しとはこういうものかと実 感できるほどで、長い時間、遠い距離を運転した甲斐がありました。温泉につ かって、涼子が歌を唄い始めました。♪トンボのメガネは♪水色メガネ♪と 元気良く唄うと、女風呂の方から 「もう一回唄ってぇ!」 とおばちゃんの声。 「もう一回唄ってだって!」 とボクが涼子に言うと、「は〜い」 と言って、涼子 が歌い始めると、壁の向こうの女風呂から、涼子の声に合わせて唄う声や、手 拍子がなり始め、涼子はご機嫌に次から次へと何曲も唄っていました。台風が 去った次の日はとても良いお天気で、三陸海岸沿いに少し車を走らせました。 海水浴場ではサーフィンをしている人達がたくさんいました。裸足になって涼子 は波打ち際まで走っていました。アッという間にずぶ濡れで、パンツとシャツ一 枚になって、先日までの発熱がウソのように大暴れをしていました。運転はか なり応えましたが、5月のフランス以来、久々にきっちり遊びました。さぁ、仕事 するでぇ・・・! |
10月1日 台風が接近しているようですが、ちょっと出かけてきます。明日か、 明後日に戻ります・・。 |
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