親バカ父ちゃん子育て日記
4月30日 涼子の熱は下がらず、女房に村の診療所へ連れて行ってもらいま
した。昨年4月上旬に入院をした時と同じ、上気道炎ということでした。昨年と比
べると、高熱であるにも関わらず、表情はそれほど苦しそうではなく、目が裏返り
そうになったり、体が震えたり、こわばったりする事がないので、我々も幾分落ち
着いていられます。38度5分を過ぎれば、座薬を入れなさいという先生の指示
通り、熱がまだ下がらない涼子に、お尻から薬を入れました。こんな時、涼子は
とてもたいしたもので、大泣きをして嫌がることなどなく、目には涙をためていま
したが、しっかり我慢して薬の痛さ、気持ち悪さに耐えていました。明日は大丈夫
でしょうか。がんばれ!涼子!
4月29日 夕べは1時間毎に涼子に起こされました。「オシッコ」 「冷たいミル
ク飲みたい」 「オレンジジュース飲みたい」 等々・・・。その度に頭に手をやった
のですが、熱は下がる気配はありませんでした。今日は一日布団の中にいた涼
子ですが、明日は大丈夫でしょう。今日は雲のない、とても気持ちの良いお天気
でした。
4月28日 我が家はひ弱い者の集まりでしょうか。またしても涼子が熱を出して
しまいました。朝からいつものように、友達と一緒に調子よく遊び始めた涼子です
が、朝起きるのが早かったせいか、昼12時過ぎから2時頃まで昼寝をしました。
目が覚めてもあまり元気がなさそうだったので、頭に手をやると、少し熱くは感じ
ましたが、普段より熱い日差しの中、帽子も被らず外を走り回っていたので、そ
のせいだと思っていました。ところがどうも変だと、女房が体温を計ってやると、
39度3分もあり、あらあら大変と薬を飲ませ、氷枕をして寝かせました。どうして
だろうと考える間もなく、遊びすぎだと、女房とボクは一瞬にして意見が一致しま
した。涼子が熱を出したと、ご近所にも話すと、皆さん一様に 「遊びすぎ!」 と
言っていました。熱を出してつらいだろうけど、少し休憩しなさいということかもし
れません。わかったか!涼子!
4月27日 お昼に帰ってきた涼子は、昼ご飯も食べずに夕方まで遊び続けてい
ました。外から帰ると、クリームパンを一つぺろりと食べた後、残りのほうれん草
のスープを一気に飲み干して、アッという間に眠ってしまいました。1時間ほど経
って、突然大泣きをして目を覚ましました。昼ご飯も食べず、昼寝もせず、ひたす
ら遊び続けて疲れたのか、気持ち悪くなったのか、しばらくぐずぐずと泣き止みま
せんでした。明日、明後日と保育園は休みですが、ご飯と昼寝はきっちりとるよう
にしましょう。
4月26日 それにしても、一人の仕入れというのはつまらないものです。上越ま
で出かけると、仕事は4,5時間位かかります。涼子をイチイチ車に乗せては下
ろしの繰り返しをして、くたくただったのですが、一人になるとこれまた結構手持
ち無沙汰なのです。ボクも相変わらず勝手です。
4月25日 和田アキ子や天童よしみがテレビに映ると、涼子は 「お父さんはこ
の人が好きなンだっけ?ふ〜ん、そっかぁ!」 と穏やかでないことを言います。
一言も好きも嫌いも言ったことがないのに、憎まれ口を叩きます。こういうケンカ
のやり方は誰が教えるのでしょう・・・?
4月24日 125ccしか入らない、小さな空のジュースのパックで、おもちゃの携
帯電話を先生に作ってもらった涼子は、保育園に迎えに行ったボクに嬉しそうに
見せてくれました。今までは本物の携帯電話が持ちたくて、使えなくなった電話を
一つもらった事もありました。それが今日の喜びようと言ったらありません。ストロ
ーでこしらえたアンテナまで付いています。「これはりょこたんが貼ったんだよ!」
とジュースのパックに折り紙が貼られています。ボクにはがらくた、あるいはゴミ
にしか見えないものが、今日の涼子にとっては宝物のようです。
4月23日 火曜日の定休日で、涼子も保育園を休ませ、海まで行ってきました。
まだまだ海水は冷たく、途中から波も荒くなり、魚釣りは切り上げました。ビール
を飲んで、バーベキューをするには風は心地よく、誰もいない季節はずれの海水
浴場に、涼子のはしゃぐ声と波の音だけが聞こえていました。女房はどうも体調
が慢性的にすぐれないらしく、今日も気分はイマイチだったようで、温泉にもよら
ずに帰ってきました。4月に入って、涼子が保育園に通うようになりましたが、育
児の面でも楽になっているはずだし、仕事の量も極端に減っているので、冬のシ
ーズンの疲れがあるとするなら、自ずから日々取り除いていかねばなりません。
いつもいつも、しんどいでは話しになりません。休んでいるようで、休んでいない
のかもしれません。去年も同じような事を言っていたような気がします。う〜ん、
つらい!
4月22日 昨日と違って今日は良いお天気でした。風も気持ち良く、花粉症も
治まり始め、庭でベンチに座っていると眠ってしまいそうです。7月生まれの涼子
を1歳になる前の4月に、庭の芝の上に初めて座らせた時、とても気持ち良さそ
うにしていました。その時の写真があるので、今でもよく思い出せます。あれから
わずか4年しか経っていないのに、庭にいるのは40前の小太りのおっさん一人
では物悲しくなってきます。この木島平も例に洩れず、今年は花の咲く時期も少
し早いようで、既に数本のチューリップが咲き始めています。このチューリップも
涼子には似合いますが、小太りのおっさんには全く似合わないと思うと腹が立っ
てきます。そんな風にボーっとしていると、涼子が帰ってきました。程なくお客さん
もお見えになりました。人生は短いです。がんばって仕事!仕事!
4月21日 雑誌に美味しそうな巻き寿司が載っていたので、ボクも食べたくなり
作ることにしました。どんな料理でもそうだと思いますが、やはり作りたてが一番
美味しいと思います。ボクが毎日やっているスパゲティーやピザなどは当然です
が、にぎり寿司はにぎりたて、巻き寿司も巻きたてが美味しいです。今日はびっ
くりりえたんオープン当時からお世話になっているお客さんが数組いらっしゃる予
定だったので、皆さんにも食べてもらおうと、張り切って朝4時から仕込み始めま
した。かんぴょうと干し椎茸、アナゴは醤油や砂糖で煮ます。出し巻きは関東風
にし、甘く味を付けました。おぼろは鱈の身をほぐし、食紅でピンク色に仕上げま
した。三つ葉をさっと湯がいて、山ゴボウだけは出来合いの醤油漬けを使い、自
分では ”太巻きの上” を目指したつもりです。酢を合わして、飯切りをし、しゃ
りもまずまずに仕上がりました。やはりこの人には一番最初に食べてもらいまし
た。涼子であります。”どうだ!” って感じで、様子を見ていましたが、あまり美味
しくなさそうで、お皿に載せた一切れを半分残して、「ミルク!」 と言われてしま
いました。なんだダメか・・・、と思っていましたが、お客さんの社長ご夫婦に、「美
味しそうだんかぁ!」 と言ってもらえた時は、救われた気がしました。久しぶりに
慣れないことをすると、手際が悪くていけませんが、自分では納得でした。それに
しても都会と違って、食べたいと思うものを雑誌やテレビで見かけても、提供して
くれる所がなく、自分で作らなければならないのですから、田舎の暮らしは大変で
す。
4月20日 土曜日で涼子はお昼に帰ってきました。昼寝をしていた涼子は突然
大きな声で、「もうおうち帰るの?」 と寝言を言って、また眠りました。保育園で
いつも言ってる言葉なのでしょう。
4月19日 P.E.I. の文字を見て、ピンとくる方はかなり通な方だと思います。赤
毛のアンの舞台になった島、カナダ東部にあるプリンスエドワード島です。ボクが
この島の名前を知るようになったのは、赤毛のアンを読んだからではなく、ニュー
ヨークから送った自転車を、カナダ東海岸にあるハリファックスで受け取るため、
ハリファックスの空港で飛行機を待っていた時でした。日本人に出くわす事などな
いだろうと思っていたその空港で、大手水産会社の40代と思しきおじさんに会い、
どこに行くのか尋ねたところ、プリンスエドワード島のシャーロットタウンに向かう
ということでした。地図を広げてみると、ハリファックスからはそう遠くない距離に
あり、その時初めてこの島の存在を身近に感じました。それ以来、プリンスエドワ
ード島というと、赤毛のアンより水産会社のおじさんの事を思い出してしまいます。
今日本屋でこのP.E.I.の写真集を見て、行ったこともないのに妙に懐かしく感じま
した。涼子がボクの言うことを聞いてくれている間に、出かけられればなと思いま
す。
4月18日 保育園ではいろんな歌を習ってくるようです。気に入った歌を涼子は
大きな声で歌っています。「♪かぁらぁすぅなぜなくのぉカラスが勝手にしょう
が焼き!♪」 さすがです。
4月17日 涼子はよくお風呂でオシッコをします。ボクが入る少し前に、涼子が
先にお風呂に入っていました。サッカーに夢中になって入るのが遅くなったボクに
涼子は 「ウンチも出ちゃったの。流してたんだけど、止まったの」 と排水口に目
をやると、パチンコ玉程度のウンチが流れていかず、排水口の目の所に詰まっ
ていました。女房にティッシュを持ってきてもらい事なきを得ました。家のお風呂だ
ったので、焦る事はありませんでしたが、現在までに温泉施設の露天風呂で2度
やられています。あの時は大変でした。まだ何度かやられるのでしょうか。覚悟は
続きます。
4月16日 火曜日なので店は定休日です。涼子を休ませて、まだ冷たいはずの
風を感じながら、日本海でバーベキューをし、ビールを飲みながら魚釣りをする・・
予定でした。昨日の夕方頃までは張り切っていた女房なのですが、遅くから具合
が悪くなり始め、今朝は少々熱があり、予定は中止されました。涼子も遊び過ぎ
なのか、咳がひどいので、薬を飲ませました。暖かくなったり、寒くなったり、冬の
疲れと涼子の保育園入園までの一連の作業が落ち着き、ホッとしたのでしょうか。
涼子とボクは庭にパンジーを植えました。庭にあるモミジ、シャラ、白樺、コブシの
それぞれの木の芽から柔らかい葉が出てきました。高社山中腹にある我が家に
も、目に見えて春がやってきたようです。明日はみんな元気に過ごせるでしょう
か・・・。
4月15日 例えば朝ご飯を食べる時、NHKの教育テレビの人形劇を見ながら、
新聞をめくっていたりしました。店を開ける時、短いホーキを持ち、腰を曲げて、玄
関を掃いていきます。ポーチの周りや庭で涼子はウロウロ、鯨の親子が海を漂う
ように、ボクの側でつかず離れず遊んでいました。女房と二人だけで買い物に行
くことなど最近なかったので、二人で車に乗っていると、なんかつまらないような、
一番心配だったものが互いの空間にないので、注意をどこに向けたらいいのか、
なんだか変な感じです。涼子は今日から保育園で弁当も食べて、お昼寝もして一
日保育園で過ごすことになりました。帰ってきた涼子は疲れた様子など微塵もな
く、元気いっぱいです。
4月14日 日曜日だというのにお客さんは一人もありませんでした。データもた
いしたもので、昨年も一昨年もまたまたその前の年もお客さんはなかったので、予
想はしていたのですが、なんか悔しい感じです。モチ豆をトマトを潰すのに使うム
ーランで潰し始めました。今回は豆をよく煮たので比較的簡単に潰すことができま
した。とは言っても、まだ5時間はかかりそうです。豆を潰し続けていたのですが、
夜8時になるというのに、女房と涼子はテレビを見て過ごしています。夕食の準備
をするとか、お風呂の準備をするとかすればいいのにと、少々イライラし始めたボ
クはムーランや寸胴を片づけ、夕食の準備を始めました。厨房でごそごそやり始
めたので、女房も手伝いにやって来ました。隣の部屋でテレビを見ていた涼子の
所へちゃぶ台を取りに行った時、「母さんは?」 と一言涼子に言われました。ボ
クはムッときて、「どうしてりょこたんは母さんは、母さんはって言うわけ?車乗る
時も、お風呂はいる時も、いつも母さん、母さんって言うじゃん!ご飯をいつも作っ
てんのは父さんだぞ!そんなに母さん、母さんって言うなら、りょこたんと父さんは
もう友達じゃない!」 とおちゃらけた口調で言い放し、厨房に戻りました。しばらく
して、なんと涼子のすすり泣く声が聞こえてきました。冗談のつもりが涼子には冗
談には伝わらなく、泣いてしまったのです。と言うより、泣かれてしまいました。い
つも母さん大好きで、冷たくされている父さんですから、ボクが話した事など聞き
流すものだと思っていたのに、ボクが謝らなくてはならなくなりました。ごめんね、
父さんが悪かった・・・。
4月13日 木島平周辺はあちこちで桜が咲き乱れ、千曲川に注ぐ樽川は里山
を流れる清流と呼ぶにふさわしく、とてもきれいな水が勢い良く流れ続けています。
田んぼや畑では農機具を運び入れて、農家の人達がウォーミングアップでもする
かのように、ゆっくり作業を始めています。涼子が自転車に乗りたいと言うので、
先日千曲川の堤防まで行きました。向こう岸に見える飯山城址からは、花見をし
ながらカラオケをする声が、煩わしくない程度に聞こえてきました。涼子とボクは
堤防から川の水が触れられる所まで下りて行き、小石を投げて遊んでいました。
春はホッとします。三日三晩水に漬けておいたモチ豆が3倍くらいに膨れ上がり、
火を入れました。明日から豆を潰していきます。結構な量なのでいつ終わるでしょ
うか。
4月12日 「仮面ライダーアギトのコップを、他のコップに替えてくれない?」 と
涼子は女房に頼んだようです。青色で仮面ライダーのイラストの描かれたコップが
涼子はお気に入りで、保育園に持って行ったはずなのですが、友達に 「女の子
なんだから、もう少し女らしいコップを使ったら・・・」 というような事を言われたらし
いのです。女房は言いました。「りょこたんはアギトのコップが好きなんでしょ。そし
たら、私はこのコップが好きだから使ってるのって言いなさい。その子の言う通り
にする事はないよ」 女房から元気な言葉をもらった涼子は 「は〜い!」 と答え
ていました。どうなる事やら・・・。
4月11日 涼子を保育園に行かせるのに、いつも女房が早く起きて、涼子に朝
ご飯を食べさせ、弁当箱にご飯を詰め、服を着替えさせてと一連の朝の業をほと
んど一人でやっていました。宿泊のお客さんがいる時を除いて、ボクはだらだらと
涼子が出かけるちょっと前まで布団の中にいました。ちょっとはボクもやってやろ
うと、昨日の夜、「明日の朝はオレがやるから、ゆっくり寝とって!」 と女房に伝え
朝を迎えました。さあ起きようとボクが布団から出ると、既に目を覚ましている涼子
は布団からでません。ボクはご飯のスイッチを入れ、パンを切り、トースターに入
れ、リンゴの皮をむきながら、涼子にトイレに行くように言うと、オシッコを終えた涼
子は再び布団の中に入りました。「保育園行かないのか!」 と言うと、寝ている
女房の方をちらっと見た後、涼子は起きだし、服を着替え始めました。「おいっ!
シャツはこれでええんかぁ!」 「弁当箱どこや!」 「名札どこや!」 「スプーンは
持って行くんかぁ?」 「鞄と帽子はどこや!」 と次から次へ問題が出てきて、女
房は全く寝ていられません。ええカッコ言ったのが悪うございました。結局女房に
お出まし頂く事になりました。だめですねぇ・・・。
4月10日 保育園に毎日行けることが不思議なのか、涼子は朝起きると、「今
日も保育園行くの?」 と聞きます。「今日も行くよ」 と言うと、とても嬉しそうな顔
をします。8時半から9時の間に送って行くのですが、準備に遅れることなどまる
でなく、朝食もささっと食べて、毎日行く気満々です。今朝は2番の到着だったよう
です。絶好調の涼子とは対称的に、ボクはのらりくらりと味噌でも仕込もうかと考
えています。仕込み時期が少々遅くなりましたが、秋には美味しいみそ汁を涼子
に食べさせてやりましょう。
4月9日 火曜日の定休日で、涼子を休ませようかと考えましたが、まだ通い始
めて1週間なのに、休ませるのも可哀想だと、とりあえず行かせる事にしました。
お昼に迎えに行き、そのまま上越へ仕入れに行きました。ささっと仕入れを済ま
せ、新井市にある寸分道温泉に行きました。山の奥の奥にある一軒家で静かに
過ごすにはとても良い所なのです。肌に心地の良い温泉に入り、ビールを飲んで、
弁当を食べて、うとうとして・・・。これが幸せというものです。春はいい。涼子が保
育園なんかに行ってなければ、なおいいのですが・・・。
4月8日 畑や田んぼが賑やかです。雪もすっかり解けて、農作業が本格的にな
ってきました。涼子は今日からご飯だけのお弁当持ちで出かけました。嬉しそうで
す。良いお天気ですが、お客さんの来る気配もなく、涼子もいないので、ボーっと
してしまいます。今年は畑を借りられそうなので、そのうちボクも ”にわか農民” 
をやってみたいと思います。とは言っても、ボクひとりで畑に行っても楽しくもなん
ともありません。今まではずっと涼子が一緒だったのです。赤ん坊の頃から畑に
も連れて出かけていたのです。草や土を食べていました。やいやい言いながら、
作業するのがおもしろいのに、なんとか良い方法はないでしょうか・・・。
4月7日 宿泊のお客さんがチェックアウトされ、しばし休憩をしていた朝9時過ぎ
に涼子は 「まだ保育園行かないの?」 と言いました。夕べ寝るときに、明日は
保育園お休みだからと伝えていたのですが、涼子は忘れていて、今日も朝から行
く気満々だったようです。休みということが保育園に行かない意味だと、何となくわ
かったのか、ホッとしたようにも見えました。それでも一日近所の友達と遊び続け
て、今日は随分日焼けをしたようです。明日からまたがんばれ!
4月6日 今朝も朝食の準備のために早起きしたボク達と同じように、涼子も早く
起きだし、保育園に行く準備を始めました。「涼子はもう少し寝てていいから」 と
言っても、全く聞く耳を持たず起きてきます。お昼に戻ってきた涼子は、そのまま
夕方まで遊び続けていました。涼子が家に入り、ボクは駐車場の電気などをつけ
るために外に出ると、玄関の石の上やベンチの上には、枯れ木の皮や細長い木
の枝、土筆やタンポポなどが散乱していて、とても食事をするお店の玄関には見
えませんでした。掃除は大変でしたが、なんか楽しそうです。
4月5日 涼子は洋画が好きです。バイオレンス・アクションなんて呼ばれる類の
ものが大好きです。今日も涼子好みの映画がテレビでやっています。今までは大
人と同じようにテレビを見ていましたが、明日も保育園です。最後まで見せる事は
できません。ぐずぐず言っていましたが、保育園に行くならテレビを見てないで、早
く寝なさいと言うと、テレビは諦めたようです。保育園マジックです。
4月4日 保育園まで涼子を迎えに行った時、先生に言われました。「昨日は随
分緊張してたみたいだけど、今日はそうでもなくみんなと遊んでいましたよ。遊ぼ!
と元気よく言うのだけれど、その次に何をしていいのかわからず、じっと見ている
ふうでしたが、今日はちゃんと遊んでいました」 外で遊んでいた涼子が教室から
鞄を持ち、黄色い帽子を被って下駄箱に戻って来ました。上履きを運動靴に履き
替えて、先生の顔も見ないで車の方に走り過ぎようとする涼子を先生は呼び止
めて、「涼子ちゃんさようなら」 すると涼子は振り返って、「先生さようなら、また来
るね!」 と元気よく言って、ボクの前を車の方へ走って行きました。とりあえず元
気で過ごしているようです。それなりに緊張しているようにも思えます。今朝は宿
泊のお客さんの朝食のため、6時過ぎに起きたのですが、普段は目覚めることも
ない涼子が、一緒に起きてきました。心地よい緊張なのでしょうか・・・。
4月3日 家の玄関には小さな卵形の看板が掛けてあって、表には ”営業中” 
の文字、裏にはローマ字で ”CLOSED” の文字が書かれています。涼子はその
看板を見て、「なんて書いてあんの?」 と同じ質問をよくしています。その度に赤
い縁取りの方はお客さんに来て下さい、白い方はお休みですよ、というような事を
教えていました。今日は風の強い日でした。保育園から戻った涼子は玄関で遊ん
でいました。お昼の営業中で、車が1台駐車場に入って来ました。女房に 「お客
さん来たぞ!」 と伝え、お客さんが店に入って来るのを待ちましたが、程なく車は
駐車場から出ていってしまいました。道を間違えたかな、と思っていたのですが、
昼の営業を終えるため、看板をひっくり返そうと玄関に行くと、看板が営業中から
CLOSEDに変わっていました。風に悪戯されることはよくある事なので、またひっく
り返ってたか・・・と思ったら、「さっきおばちゃんに今日はお休みですよって言っと
いたよ!」 と涼子に元気よく言われてしまいました。涼子は裏になっていた看板
を見て、お客さんに親切に伝えてしまったようです。ボクは涼子に返す言葉がなく
「ありがとう!」 とほんの一瞬間をおいて、努めて明るく言いました。やられまし
た・・・。保育園2日目の涼子はお昼前に戻って来ましたが、車から下りる涼子の
顔は明らかにふくれっ面でした。「りょこたんお帰り!」 と言うと、「保育園行く時
にはお弁当作ってよね」 と静かに怒った口調で言いました。涼子を除く先輩達は
今日からお弁当で、涼子も同じように食べたかったようです。お弁当は来週から
です。まぁ、そぅ怒るな!!!
4月2日 担任となる先生に赤い名札を胸につけてもらい、黄色い帽子を被せて
もらった涼子は少しはにかみながら、とても嬉しそうな笑顔を見せました。涼子の
クラスへ新しく入って来る園児は涼子だけで、教室では同じ歳の先輩達が我が
物顔で暴れ回っているので、最初涼子は戸惑った様子を見せていましたが、持
ち前の図太さで、アッという間に保育園児になっていました。赤ん坊の頃から来
ているのに、お母さんと離れるのがイヤだと泣いている女の子がいて、涼子はそ
の子に 「一緒に遊ぼ!」 と声を掛けていました。お決まりの入園式を終え、良
いお天気だったので、近所の家族と一緒に新潟柿崎の海へ遊びに出かけました。
予想に反して、波は穏やかで風もなく、とても気持ちの良い海でした。涼子と友達
はパンツをボトボトに濡らして、波打ち際を走り回っていました。大人はビールを
飲みながら冬のシーズンを振り返っていました。ボクはまだまだ冷たい海に膝近く
まで入り、魚釣りを始めました。温泉に入り、ドライブインで食事をして帰って来ま
した。ほっと一息です。「保育園は楽しかった?」 と尋ねると、「友達がいっぱい
いて、楽しかった!」 ということでした。さぁ、がんばって!
4月1日 女房も大変です。花粉症に悩まされながらも、慣れないミシンを駆使
して、涼子の保育園で使う袋などを作っています。見ているだけのボクは、でき
あがった賑やかな袋に ”たかみりょうこ” とマジックで何度もなぞるように名前
を書いていきます。鼻を垂らしながらようやく予定のものが仕上がると、お客さん
の来ない時間を見計らって、涼子を風呂に入れて明日に備えました。涼子は明
日から保育園に行く事をわかっているのか、いないのか、いつも通り大暴れをし
て眠ってしまいました。レールの上を走るのが全く性に合わないボクですが、少し
ばかり堅気の生活につき合う事にしてみましょう。

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