親バカ父ちゃん子育て日記 |
10月31日 午後9時になるというのに、電話連絡もなく、今日から予 約頂いていたお客さんがお見えになりません。会社に電話しても、既に 営業は終わっていて、人づてにお客さんの携帯電話の番号を教えても らい、かけてみると、3日からになったという返事。ちょっと連絡してくれ れば〜・・・。と言うことで、たくさん作った晩ご飯。朝昼晩と三日がかりで 食べましょう・・・。はぁ・・・。 |
10月30日 朝食のお客さんが7時にあり、それを終えると、お客さん は誰もお見えにならず、また、電話も全く鳴らず、とても静かな日ではあ りましたが、待ちくたびれました。外で機嫌良く遊んだ翼が家に入ろうと、 玄関の下駄箱の前まで来ますが、靴を女房に脱がしてもらおうと、「かあ さん!かあさん!」 と呼び続け、それは叫びに変わり、泣きの入った雄 叫びに変わります。涼子やボクが翼のところへ行っても、全く寄せ付け ず、ヤツは女房が来るまでひたすら叫び続けるのです。しぶとい・・。 |
10月29日 先日に続き、航が鼻を垂れ始め、苦しそうにしています。 今日はボクも女房も忙しく、気分のすぐれない航は、泣き出すと、誰かに 抱っこされるまで止まりません。目を大きく腫らし、涙を流し、鼻を垂れて 声もかすれています。可哀想ですが、涼子も翼も同じ道を歩んできまし た。赤ん坊の寝顔というのは、お地蔵さんにそっくりで、とても優しい顔を しています。しかしながら、今日ばかりは、眉毛に力も入り、千代大海の ような顔になっています・・。 |
10月28日 家の回りにかめ虫が多くて困っています。もちろんヤツら はどこからか、家の内部に侵入し、家の壁や、網戸に止まっています。 ヤツらの存在に気づかず、ヤツらに触れてしまうと、猛烈な臭いを辺りに まき散らし、その臭いがなくなるのに、結構な時間が必要となります。昨 晩などは、昼間、外に干していた布団に紛れたであろうかめ虫が、ボクの 胸元であの臭いをまき散らし、ボクはしばらく眠れませんでした。しばらく ヤツを探していましたが、ボクの右足のすね部分をコショコショ歩いてい たヤツを見つけ、人差し指で壁にはね飛ばし、枕元に置いていたガムテ ープでヤツを封じ込め、深夜の大捕物は終了しました。参りました。そう そう、こちらのかめ虫は縦の長さが触覚も入れると二センチ位で、横は 一センチ位の大かめ虫です。奈良にいたかめ虫は四、五ミリ位ではなか ったかと思います。翼はかめ虫が服に止まると、大騒ぎをして、泣き出し そうな勢いなのです・・。 |
10月27日 航の泣きが止まず、ボクは航を抱いて、狭い家中をウロ ウロしていました。その前に後ろに、翼がチョロチョロ走ったり、大声を 出したりするので、「翼ぁ!ちょっと静かにしろ!航が眠れないじゃない かぁ!」 などと、静かに怒鳴りながら、二階の廊下を歩いていました。 ようやく航が目を閉じそうになった静かな廊下で、不本意にも、ボクは大 きなおならをお見舞いしてしまいました。「父さんダメだよ!わたる君、寝 れないじゃんかぁ!」 翼にも突っ込まれるようになってしまいました・・。 |
10月26日 突然、涼子のお休みを知らされ、昨日、涼子が学校から 戻ると、車で2時間くらい走ったところでお泊まりしよう! と、日本海へ 向かいました。8号線を西へ走ると、2時間くらいで糸魚川駅に着き、駅 前に古い旅館を見つけ、チェックインしました。駅前に散らばる居酒屋で 食事をしようと、あちこち歩きましたが、どの店もなんとなく怖そうな感じ で、結局、看板に安心感を覚えた、大手チェーン店の一軒に入りました。 ウエイトレスの怖い奥様がいて、よくそんなに怖い顔で仕事ができるなぁ と思いましたが、チビ達は上機嫌だったので、ホッとしました。居酒屋の 後、ラーメン屋に入り、まずいラーメンをすすりましたが、これも思い出に 花を添えるだろうと、わかったような面持ちで食べていると、さっきの居酒 屋よりは愛想のいい、この店の奥様が、「隣にいた方は、お知り合いです かぁ?」 「うぅうん!」 とボクはラーメンを口にほおばったまま首を横に 振りました。「さっき、隣にいた方が、代金を払って行かれましたよ!」 「え、えぇぇぇぇ〜!」 ボクは急いで、隣で作業着を着て、ひとりでマンガ を見ながらラーメンを食べていた、おじさんの背中を探しに、外に出まし たが、糸魚川駅前はまだ9時前だというのに、ひっそりとしていて、時折、 車が行き交う程度でした。結局、そのおじさんは見つからず、我々うる さい家族は、ラーメン三杯をおごってもらったのでした。ラッキーでした! おじさん、ありがとう! ・・・そして今日は朝から海辺で過ごし、午後には 公園へ行って、白馬方面へ走り、小谷村の小谷温泉に入って戻って来ま した。ボクはもうフラフラで、晩ご飯の支度をし、さぁ食べよう! とした時 に、お客さんがお見えになり、はつらつとした笑顔で、お客さんを出迎え、 仕事をこなしたというわけであります・・。ふわぁ〜、疲れました・・・。 |
10月24日 ”8+5” も正確に答えられない涼子が、とうとうかけ算を 習い始めたようです。今日は ”5×1” から練習をしています。翼が電 車のおもちゃを持って、邪魔をしに行きますが、涼子は集中して繰り返し 九九を唱えています。なんとなく変に思うのは ”5×8” ”5×9” を ”しじゅう” とか ”しじゅうご” と言っています。ボクや女房は ”よんじ ゅう” ”よんじゅうご” と習いましたが、如何でしょうか。”しじゅう” なん て言うのは、一般的ですか? それとも長野県だけ・・・? |
10月23日 今朝、高社山の頂上付近が雪色になっていました。10月 中に周辺に雪が降るのは初めてではないでしょうか・・。こんな早い年も あったでしょうか、ちょっと思い出せません。涼子と翼が公園で遊びたい と言うので、昨日のお客さんのお宅へ食器を引き取りに行く際、連れて 出かけました。朝はとても寒く、食堂では暖房をつけましたが、だんだん 暑くなり、チビ達は元気良く遊んでいました。今日はだらだらとお客さん が続きましたが、ようやく終えられそうです。 |
10月22日 翼は涼子と遊んでいると、とても嬉しそうな顔をしています が、涼子は時折 「つまんない!」 と言っては、ボクや女房のところへ 来て、白けた顔を見せます。それでも多くがふたり仲良く遊んでいて、最 近では休みの度に、女房に簡単な弁当を作ってもらって、家の前で食べ ています。「ごちそうさまぁ!」 の声がとても楽しそうに聞こえます・・・。 今夜は宿泊のお客さんの料理を出し終えると、結婚式の二次会をご家 庭でされる調理に呼んで頂きました。とにかく仕込みが大変で、つい先 ほどようやく終わりました。ふらふらと国道を車で走っていると、人気の ないラーメン屋に立ち寄りたくなりました。おつとめの人達は、毎日こん な感じなんだろうなぁと、ちょっと羨ましくなりました・・。 |
10月21日 仕入れの都合があったので、両親を直江津駅まで送るつ もりでいましたが、名古屋から最寄り駅までの切符があるというので、北 陸回りではなく、両親は名古屋経由で帰っていきました。長渕剛の歌に ”LICENCE” がありますが、両親を羽田に迎えに行くライセンスを得たと いう内容の歌です。いっぱしのミュージシャンになった長渕が、胸を張っ て両親を迎えに行けるのはすばらしいことです。全くもって、彼のレベル にはたどり着いていません・・。 |
10月20日 昨日奈良からやって来たボクの両親ですが、明日には帰 ります。関西から2泊3日では情けないほど時間がありません。忙しくも ないくせに、忙しいふりをして帰るようです。年寄りらしく、善光寺をお参り したいということで、涼子が学校へ行っている間に行ってみました。とても 良いお天気で、お参り大好きの父は、機嫌良く参道を歩いていました。翼 と父は、互いに人の話を聞かない人種なので、ベンチに腰掛ける母、女 房、航、ボクなどには目もくれず、ふたり仲良く寺の回りを散策していまし た。戸隠でいつものそば屋でそばを食べました。戸隠連峰が青い空にく っきりと映え、岩肌は秋の色で染まり、とてもきれいでした。涼子の下校 時間が迫ってきて、あわてて家に戻った次第です。航を抱く父は嬉しそう に見えますが、慣れない手つきが気になります・・。 |
10月19日 航が足をばたばたさせていると、ヤツの顔の上にはタオル やガーゼが乗っかっています。翼がいたずらをしているわけではなく、航 が自分で自分の顔に乗せ、何も見えないからか、それとも息苦しいから か、足をばたばたさせています。タオルを取ってやると、かわいい笑顔を 航は見せます。翼のようになると憎たらしくなりますが、航はしばらく親孝 行してくれそうです・・。 |
10月18日 東北地方の道路地図を眺めていた翼に、「翼も地図好き かぁ! 父さんもちっさい頃から、地図が大好きなんだ!」 「うん、ちず 好き。いっぱい食べる!」 と言って、地図をめくっていましたが、それは 地図ではなく、チーズだったというお話・・・。すいません。今夜は某新聞 社のジャーナリストとカメラマンの方々に、昨年に続いてご利用いただき、 久しぶりに遅くまでいろんな話が聞けました。明日健康診断じゃなけれ ば、たくさん飲んで、もっと話したかったのですが、残念です・・。 |
10月17日 若いお客さんに 「オレンジレンジ 知ってますか?」 と聞 かれましたが、そんなもん、知るわけないでしょ!って感じです。「今度、 楽譜持ってきますから、歌ってください!」 って・・・。その人達の歌、ボ クに歌えるでしょうか・・。女房が風呂に入っている間、チビ達三人を食堂 へ連れていき、ギターを弾き、相も変わらず、ボク好みの歌を歌いまし た。涼子も翼も飽きてくると、さっさと姿をくらましますが、航はそういうわ けにはいきません。最初数分間は調子よく聞いていたのですが、聴衆が 航ひとりになると、「わ〜〜〜ん!」と大声を上げ、泣き出したので、解散 しました。そりゃ、無理もありません。オレンジレンジはチビ達がマスター する事でしょう・・・。 |
10月16日 一日店を休ませてもらいました。以前から山登りに行く計 画を立てていたのですが、天候がイマイチです。涼子と翼が電車に乗り たいと言っていたので、電車に乗ってどこかへ行く事にしました。雨が降 ったり止んだりなので、外を歩くことはできません。長時間乗るのも翼が 耐えられるはずもありません。混雑しているのはボクが許せません。どこ か海沿いの駅まで車で行って、そこから電車に乗ろうかとも考えました が、一番楽な方法をとり、飯山駅から約1時間でたどり着ける、栄村の森 宮野原駅までの切符を買いました。ボクを除く4人が電車に乗り、ボクは 線路と平行して続く道路を、1両の電車と競争しながら目的の駅へ車で 向かいました。森宮野原駅ではちょうど翼がぐずり始めたところだったよ うで、計算通りでした。駅ではきのこ汁のサービスがあり、美味しいみそ 汁を頂戴できてラッキーでした。きのこ汁をもらって、田舎料理が食べた くなり、新潟の湯之谷村へ行きました。料理屋の奥さんは家族がひとり 増えていることを喜んで下さいました。食事の後、涼子と翼は雨上がりの 公園で持っていった自転車と三輪車でくたくたになるまで遊び続けました。 夕方湯沢町の共同浴場へ入りました。やはり昔ながらの温泉は雰囲気も 良く、人も温かくホッとできます。翼を連れて入ったボクには、おじいちゃ ん達がなんとなく笑ってくれているし、涼子と航を連れて入った女房は、お ばあちゃん5人に囲まれて、賑やかに過ごせたようです。いつも思いま す。楽しく過ごせる過ごせないは、全て人にかかっています。いくら設備を 整えても、いくら豪華な食事が出てきても、そこにいる人が偉そうだった り、愛想悪かったりすると、もうどうしようもなくつまらないものになります。 もちろん遊んでいる側が、遊び心いっぱいにしていなければならないのは 言うまでもありません。そしてもう一つ、ヨーロッパへ2週間行くのと、この 周辺をわずか数時間過ごすのと、荷物の量がほとんど変わらないのはな ぜなのでしょう。いや、今日の方が多いかもしれません・・・。 |
10月15日 チビ達三人が喉を痛めて、咳き込んでいます。特に航はい つもの大声が出せず、痛々しく、かわいそうです。三人とも鼻水も垂れて いて、特に涼子は風呂の中で五十回くらい鼻をかんでいました。大袈裟 ではありません。鼻をかむたびに、ちゃ〜んと鼻水も出てきて、脳みそが 出てきそうな勢いでした。航の熱は下がり、ホッとしていますが、女房もボ クも含めて、気をつけなければいけません。 |
10月14日 来週結婚する娘さんをつれて、スーパーで働く奥様が食事 に来て下さいました。「このマスターはねぇ、赤ん坊をおぶって買い物に 来てたんだよ!あんたのあの子も、それくらいしてくれるかねぇ・・。うちの 父ちゃんなんて、プライド高くて、カッコ悪いって、ティッシュひとつ買ってき てくんなかったよ!」 ま、一般の親父連中はそんなものでしょう。お褒め の言葉を頂戴し、ボクも調子に乗って、ひとこと言いました。「自分の子供 をおんぶして、スーパーの中くらい歩けないような男はダメですね!本当 にカッコつけないといけない時は、他にあるんじゃないですか・・」 なんて ボクはカッコいいんだろう・・・とそのうち訪れるだろう、航をおんぶして歩く 日を想像しながら、半分は情けない気持ちで話しました。子供をおんぶし た状態で、先日のようにケースで買ったトマトを路上にまき散らさなけれ ば良いのですが・・・。何はともあれ、ふたりで協力しなければやっていけ ないんですから、どうぞ末永く仲良くお過ごし下さい・・・。 |
10月13日 航の泣き声がいつもよりかすれていて、小さく、目が普段 より力が無く、潤んでいたので、熱を計ってみると、37度3分あり、病院 へ連れていくことにしました。翼の鼻水は随分よくなっていましたが、薬だ けでももらおうと、涼子を除く四人で朝から病院へ行きました。チビ達が 具合が悪いと、全てのペースが狂い、どうしようもありません。昼の食堂 に来られたお客さんに誘われて、2時過ぎから馬曲温泉に行きました。 翼も一緒に行くと喚きだし、良い陽気だったので、連れていきました。脱 衣場で翼のオムツを取ると、中にはねっちょりとウンチがついていて、日 頃のトイレでウンチを強制している仕返しをされた感じで、ボクは舌打ち とため息とほとんど同時にやって、ウンチ処理をしました。露天風呂には 四、五人のおじいさんがいて、ボクと翼の方を見ているようでした。すぐ に翼のお尻を洗い流し、お湯の中に入ろうと岩のところに座らせると、翼 のイチモツから小便が吹き出し、「バカ!しょんべんするな!」 と翼をす ぐに抱きかかえましたが、小便のいくらかは温泉の中に入り、ボクはおじ いさん達の顔をまともに見ることができませんでした。その後、翼は温泉 内の岩をよじ登り、そこから滑ってお湯に中に頭も突っ込み、お湯を飲ん でゲホゲホやっていました。とても楽しい時間を過ごせました。夜になって 翼の具合は随分マシになった感じですが、航の具合はよくありません。今 夜は眠れないような気がします。参りました・・・。 |
10月12日 BCG予防接種がありました。女房と航が出かけていきまし た。先生の前ではニコニコとお腹を触られていましたが、突然左腕を捕 まれ、二ヶ所の注射です。「きゃ〜!」 と大きな悲鳴を上げ、泣いたよう です。航にしてみれば、「先生・・、信じてたんだぞ・・!」 ってとこでしょう か・・・。よく、がんばった! |
10月11日 涼子と翼のふたりだけで風呂に入ると、水遊びを続けて、 なかなか風呂から出てきません。昨晩も1時間足らず風呂で水遊びを続 けたふたりでしたが、案の定、翼は鼻水を垂らして出てきました。今日も 一日中、鼻を垂れたままで、液体シロップの薬を飲ませました。この薬で すが、涼子が風邪気味だった時、10ミリ程度のその薬を翼は欲しがり、 涼子が飲んだ後、翼も嘗める程度に薬を飲ませました。ところが今回、 薬を飲むのは翼だけで、美味しいはずのフルーツ味の薬を、「から〜い」 と言って、飲みません。「いいなぁ!たーただけ、美味しいもの飲めて、い いなぁ〜」 などと、あーだ、こーだとなだめすかし、そして時に叱られ、よ うやく数ミリの薬を飲み干しました。気まぐれの翼には、みんな振り回され ています・・。 |
10月10日 夕べ11時過ぎに横になりましたが、航が泣き止みません。 しつこい航は誰かに抱っこされるまで泣き止みません。一度女房がおっ ぱいをあげようとしましたが泣き止まず、航は再度布団に寝かされ、泣き 始めます。12時近くになりますが、まだ泣き止みません。仕方なくボクが 起きあがり、航を抱き上げました。食堂内をぐるぐる回り、空いている客 室へ入り、ようやく航は目を閉じ、ボクもそのまま客室のベッドに横になり ました。午前2時を過ぎ、航は再びイモムシのように身体をくねらせ、泣 き始めました。今度こそおっぱいで、ボクは階段を下り、女房に航を手渡 しました。その次は4時に、そしてその次は6時半にと航は起きました。こ れが楽しい育児の実体なのであります。あ〜、しんど・・。 |
10月9日 ボクや涼子のどんな大きなおならにも、ビクともしない航です が、風呂場で石鹸を落とす程度の小さな音にビクッと身体を震わせます。 自然の音は何ともない、ということでしょうか・・・? |
10月8日 ウンチをトイレでしなさいと言われ続けている翼は、隙あらば 押入やカーテンの後ろ側に回り、用をたそうとしています。ウンチをしな いまま夜になり、眠ってしまうこともしばしばです。寝しょんべんならぬ、寝 ばばになることもあります。深夜のウンチ取りは大変です。女房がほとん ど始末してくれていますが・・。この分だと、翼のトイレでのウンチは次の 春以後になりそうです・・。 |
10月7日 登校する前、服を着替えて、鏡の前から戻ってきた涼子が 「ここからシャツが見えているのがヤだから、着替えたい!」 とシャツの 下から、ほんの少し見えている下着を指さして、ボクに言いました。着替 えは前の晩に女房が用意してくれているので、ボクには何がどこにある のかさっぱりわかりません。まだ休んでいる女房を起こして、違うシャツを 用意してもらいましたが、涼子も一人前の事を言うようになりました・・・。 |
10月6日 朝からだらだらと仕事があって、まだ終わりません。今ちょう どお客さんが席を外したので、パソコンの前に来ました。今夜は遅くなり そうです。涼子はテレビを見ていて、ワクワクした顔をしています。翼は愛 用のタオルを手にして、少し眠そうな顔をしています。航はバギーの中で 眠っています。今、テレビのおかげで静かです。ボクは日本酒が入り、こ れから何時まで続くのか、ちょっとフラッときています。がんばるぞぉ・・。 |
10月5日 もう食べないでおこう! と思っても、ついつい箸が伸びて、 お腹いっぱいにしてしまいます。もう飲まないでおこう! と思っても、お 客さんに勧められたら、ついつい喜んでしまって、またビール、また焼酎 とどんどんお腹はまぁるく膨らんでいきます。ご飯の進まないおかず、酒 の進まない肴・・、考えないといけません。今夜のワタリガニも旨かったな ぁ・・・。 |
10月4日 翼と長野市内へ仕入れに出かけました。翼はあちこちでお 菓子をもらって嬉しそうですが、「お名前は?」 とか 「何歳?」 と聞か れても全く答えることができません。なんにも話せないくせに、お菓子にだ けは反応して、まるで犬のようです。散髪も一緒に行きました。店に入る 前からフニャフニャ言いだし、クロスを巻いてもらった時には、涙、涙でク ロスがずぶぬれになりました。家の中では涼子と一応、対等にけんかを していますが、外に出ると全くダメな男なのです・・。 |
10月3日 学校でカレーを作ってきたという涼子に、夕食もカレーを作 ってしまいました。なんだかカレーというものは、重なる運命にあるようで、 昼に外でカレーを食べたりすると、家の夕食にカレーが出てきたことは、 ボクにも度々ありました。「悪いな、涼子!学校で涼子達が作ったカレー と、父さんのカレーのどっちが旨いか、比べてみて!」 と少しは悪いなぁ と思いながらも、自信たっぷりに、涼子に話しました。カレーを食べ始め た涼子に、「どう?どっちが美味しい?」 涼子は笑顔を見せて 「はっき り言ってい〜い?」 と、めん玉を上に上げ、「学校で作ったヤツの方が 美味しい!」 ななななななにぉぉぉぉぉ・・・、と思いましたが、ボクは自分 の子供に対し、こんな引きつった笑顔を見せるのは良くないと思いながら も、涼子の審判を受け入れざるを得ませんでした。「このカレーは何を使 ったのぉ? カレールーは何個入れたぁ? 私たちは甘口のルーを6個 入れて、辛口のルーを1個入れたの!」 もう、料理の世界でも涼子には 口で負けてしまいそうです・・。 |
10月2日 木島平周辺の半分は稲刈りが終わったように見えます。雨 が降っていて、外で農作業をしている人は、今日はありませんでした。外 で遊べないのは涼子も同じで、誰も友達が捕まらず、またしてもボクが 音頭をとる必要がありました。「プラモデルでも買いに行くか!」 の問い かけに、素早く返事をしたのは女房で 「それ行こ!」 涼子は 「プラモ デルってなあに?」 適当に説明をして、中野市内の専門店へ買いに出 かけました。ボクがプラモデルを初めて作ったのは、小学1,2年生の時 で、ガメラ、ギャオス、ゴジラ等で、ゼンマイ仕掛けで動く50円のものでし た。そんなものがあるかなぁと店内を見て歩きましたが、さすがに50円 のプラモデルはありませんでした。結局、涼子には ”風物詩シリーズ 茶店” というものを、翼にはトラック野郎のトラックを、そして、ボクも大人 げなく、昭和33年式 ダイハツ ミゼットを買いました。もちろん作るのは ボクで、細かい部品に焦点が合わず、目を細めたり、大きくしたりしなが ら、翼と涼子のものは仕上げ、どっと疲れたところでお客さんがお見えに なり、ホッとしました。慣れないことをやるとひどい目に遭います。ミゼット はまた今度・・・。 |
10月1日 どんぐり拾いに行こうと、昼の営業を終えた午後2時過ぎか ら、高社山の西側斜面の登山道を歩きました。デイパックにコンロとコッ ヘル、インスタントコーヒー、チョコレート、レーズンパン、スナック菓子な どを詰め込みました。涼子には水筒を持ってもらいました。女房はおん ぶひもにタオルを当てて、まだ首のすわらない航の頭を固定しました。ど うせ歩かないであろう翼のために、背負子も持ちました。案の定、翼は ほとんど歩かず、13.5キロの翼を背負子に乗せ、デイパックを右肩に持 ち、山道を歩き始めました。山の色づきはまだまだでしたが、たくさんの 落ち葉が登山道を埋めています。まだ出てきたばかりの松やクヌギ、モ ミジなどが顔を見せていました。どんぐりを拾い始めた涼子を見て、翼も 背負子から降ります。落ちているどんぐりを全部拾おうとする翼は、なか なか歩き始めません。「もう、行くぞ!」 「上にもあるから、もっと歩こ!」 とみんなが言っても、「ここで拾う!」 を繰り返し、とうとう翼は泣き始め ました。全く人の言うことを聞けないのは、家にいても、外にいても同じ事 で、これから先が思いやられます。この間まで、おんぶ、抱っこを繰り返 していた涼子は、もう我々以上に歩くようになりました。航の首がすわり、 翼のわがままが直ると、秋の登山はもっと楽しいものになるのです・・。 |
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