親バカ父ちゃん子育て日記
9月30日 「一日、ぐずぐず言いやがって!」 と言った場合の一日は、
朝から晩までの12時間くらい、もしくは起きて生活している時間帯をさす
と思いますが、翼がぐずぐず言っているのは、12時間どころではなく、24
時間、四六時中であります。ずっと泣き喚いています。泣き過ぎて声が完
全に嗄れてしまっています。障子紙をサンドペーパーで擦ったような声に
なっています。昼寝をしている翼の寝息は、ラップの芯に元気な小さいハ
エがはまり込んで、飛び回っているような音になっています。何が気に入
らないのか、鋏が貸してもらえないと泣き、鉛筆が貸してもらえないと泣き、
ドライヤーが貸してもらえないと泣き・・・、要するにわがままなだけなので
す。・・・・・ボクに似たのです。どうしようもありません・・・。
9月29日 お客さんのリクエストにお応えし、久しぶりに長渕剛をやりま
した。長い間、歌っていないので、声が裏返り、オカマの運動会のようで
す。元々、下手くそなギターはより下手くそになっていて、プチプチ、プチ
プチ、音がしっかり出ません。ギターは十七歳の冬に四万円で買ったもの
で、未だそれを愛用しています。ボクは ”物” にはあまり執着しません
が、このギターだけは腐れ縁で、ずっとボクの傍にいます。ですので、この
ギターにはボクの青春がいっぱい詰まっているのです。四十歳を過ぎ、こ
のギターでおじさま達と馬鹿騒ぎするなんて、全く想像できなかったことで
す。夢見ていたのは武道館に立つ事で、夢は儚く消え去り、五万人の観衆
は、数人のおじさんになってしまいました。おじさま達が喜んでくださるの
で、お調子者のボクはついつい数十曲、やってしまいます。翼にもう少し
手が掛からなくなったら、歌の練習もやってやろうと思います。稽古をしな
いと声は出ないものです。音痴の方、歌唱指導致します。歌に自信のある
方、聞いてあげましょう。万が一、ボクがケチをつけられないほど上手に
歌えたなら、宿泊料金、半額にします。ほんまかいなぁ。ちょっと、声、嗄れ
てしまいました・・・。翼も泣き過ぎで、声が嗄れています・・。
9月28日 明日、涼子は遠足があるようなのですが、天気が思わしくな
さそうです。窓辺にはカレンダーの裏で作られた大きなてるてる坊主が、
いつの間にかぶら下げられ、涼子はそれに向かって、肩を右に左に揺ら
しながら、♪あ〜した、天気にしておくれ〜♪ と大声で歌っています。そ
の横で、翼もジッとてるてる坊主を見つめます。「なんじゃぁ、こりゃぁ!」
って感じでしょう・・・。
9月27日 仕事が終わって、女房が翼を風呂に入れている途中から、翼
の機嫌が悪くなり、気が狂ったように泣き喚いています。オムツを嫌がり、
パジャマも身に着けず、素っ裸のまんま、金切り声を上げ続けています。
女房によると、頭を洗い始めたあたりから、ぐずりだしたと言っています
が、翼の喚き具合は普通ではありません。ボクが近づいても、両手でボク
のことを叩こうとします。当然、抱っこも嫌がり、何か恐ろしい目に遭わさ
れた子供のようで、目つきがいつもの翼ではありません。何がなんだか、
さっぱりわかりません。しっかりしろ!翼!
9月26日 宿泊のお客さんがチェックアウトされ、少し休憩しようと思い
きや、涼子と翼の大騒ぎが続き、全くゆっくりさせてもらえません。トイレで
新聞を広げようとしても、やつらはわざわざトイレのドアの横にやってきて、
大声で騒ぎ立て、イライラするばかりで新聞に集中できません。なんとか
騒音から逃れようと、こっそり外へ出て、地面に新聞を広げましたが、また
しても見つかり、自由がありません。女房は温泉に行こうと言いますが、
「お前らだけで行ったら」 と切り返しても、出かける気配もありません。夕
方になって、お客さんがチェックインされると、なんとなくボクはホッとしまし
た。仕事の方が気が楽になるなんて、これは一体・・・、重症です。
9月25日 一週間ほど前から、涼子が突然、「おなか、気持ち悪い」 と
言って顔をゆがめています。しばらくジッとしていると、気分は良くなり、普
通に過ごせていたのですが、今日は朝から気持ち悪いと言い出し、一日
中、横になっていました。あまり食べないし、飲まないし、ただ気持ち悪い
を繰り返すだけです。熱もないし、ウンチは普通だし、ただただお腹の中
が気持ち悪いようです。ブタクサ花粉にやられた眼も鼻も正常ではないの
に、お腹までやられて、大丈夫でしょうか・・。
9月24日 先日の運動会の振り替え休日が今日で、涼子は昨日から四
連休です。その他三名は相変わらず元気で、出かける気満々です。ボク
はなんだか背中や腰がだるいうえ、気分もすぐれません。そうは言っても
お客さんがお戻りになる夕方まで、時間があります。仕方がない。近くの
公園へ、サッカーボールとバトミントンを持って出かけました。大きな広い
公園にお客さんはまばらで、遊具は涼子と翼の貸切でした。暑いくらいの
日差しで、木の陰のベンチに腰を下ろし、チビ達の歓声を聞きながら風に
吹かれていると、眠ってしまいそうでした。チビ達はいつの間にか、ふたり
だけで、楽しく遊べるようになっていました。
9月23日 翼がボクのそばへ寄ってきて、「うんち」 とひと言。ほんまか
いなぁ、と思いながら、「ちょっと後ろ向いてみ」 と言うと、翼はくるっと向
きを変えました。翼のオムツを背中から覗いてみると、ころころっとしたウ
ンチがお尻にくっついているではありませんか。ヤツはオムツを替えてく
れとボクに言いにきたようです。また、女房に耳かきをしてもらっていた翼
は、「いたい!」 とひと言。ちょっとしゃべっております・・・。
9月22日 ひと月ほど前だったでしょうか。涼子の下の前歯から永久歯
が生えていたのが確認できました。そして十日くらい前からでしょうか。乳
歯の一本がグラグラすると、涼子が言い出しました。ごはんが食べづらい
ようです。ひとり涙を流して、食事をしていた日もありました。歯の痛みは
涼子にとって初めてのことです。これからしばらく気持ち悪い日が続くで
しょう。虫歯の痛みじゃないから、我慢できる!がんばれ涼子!
9月21日 いつものように、ボクが小便に行くと、翼がついてきました。
ささやかないち物をズボンから取り出しましたが、なかなか小便が出てき
ません。翼はボクの顔とチ〇を見比べていました。そのうち、ボクの 「エ
イッ!」 という掛け声と共に、小便が出てきました。翼は 「ううぉ〜!」 
と声をあげ、愛用のタオルを持ったまま、ニコニコと拍手をしてくれました。
どうだ!父さんはすごいだろ!!
9月20日 宿泊のお客さんが全てチェックアウトされると、急いで準備を
して、白馬大雪渓の下にある、白馬尻の小屋を目指しました。別にそこ
に何があるというわけではないのですが、ハイキングに出かけました。涼
子は既に三回位は来ているように思います。翼は初めての白馬尻です。
涼子は当然のように猿倉から小屋までを歩き通しましたが、歩きっぷりを
見ていると、女孫悟空、女サスケという感じで、ひょいひょい、ピョンピョン
跳ねるように、山道を登って行きます。ちょっと前まで、おんぶやだっこを
連呼していたのが、ウソのように感じられます。翼はやはりと言うか、予
定通りと言うか、スタートからぐずり始め、家に戻るまで、ギャーギャー騒
いでいました。体重の重い翼を、背負子に入れて歩いたので、両肩が縛
られているように痛く感じます。戸隠で温泉に入り、道路沿いの食堂で食
事を済ませ、帰って来ました。涼子が学校なので、時間が気になり、なか
なか満足できるほどには遊べません。もう少し時間があればと思います。
9月19日 涼子達小学生の真剣に走る姿勢に動かされ、ボクも一度走
ってみようと、単純なボクは、その他三名を連れて、高社山の東側から北
志賀へ抜ける道路へ、走りに行きました。涼子は未だ補助輪をつけた自
転車で、ついて来ると言います。女房と翼は車の近くで待機です。ボクと
涼子は駐車場から道路へ出ました。しばらく下り坂と平坦な道でしたが、
上り坂になり、涼子はついて来れなくなりました。「ちょっと走って戻ってく
るから、ここでちょっと待ってて!」 と言って、ボクは走り出しましたが、山
の真ん中に一人残された涼子は、それからしばらくは待ったものの、泣き
ながら、来た道を引返し、女房と翼のところへ行ったようです。ボクと涼子
が走り出し、残された翼は、気が狂ったように泣き喚き、女房が何を言っ
ても泣き続けてたようです。「オレも走る!」 とでも言いたかったのでしょ
うか。涼子がひとり戻ってくる姿が見え、翼は泣き止み、涼子も流してた涙
が止まったようです。その頃ボクは、太った身体をタプンタプンと上下に揺
すり、溜りにたまった体中の毒素を吐き出し、歩くような速さで、上り坂を
駆けていました。ボクがみんなのところにゴールした時には、涼子も翼も
元気に自転車で遊んでいました。ひとり玉のような汗をかき、人騒がせな
ジョギングは今日で終わりにします。小学生はエライ!あ〜、しんど・・。
9月18日 運動会の主役はまぎれもなく小学生ですが、始まりと終わり
の ”ごくろうさまでっす” は長すぎます。おもしろい話なら、耳も傾けます
が、全身からイライラ虫が吹き出てくるような話が続くのは、ボクが小学生
の時も同じで、変わりありません。子供たちの競技に取り組む真剣な顔を
見ていると、ますます ”転んで半ケツ” を実行したくなりましたが、根性
のないボクは子供たち同様、競技に真剣に取り組み、学年対抗リレー親
の部、トップランナーの女房とボクは、一番でたすきを次に渡しました。二
番以後とは差が大きく開き、転んでおしりを出しても一番だったかもしれな
いと、ほんの少し後悔しました。涼子たちがする玉入れを見ていた翼は、
突然運動場の真ん中に向かって走り出し、”おっ!これはおもしろくなりそ
うだ!” と思ったのも束の間、女房が翼を追いかけ、三味線を抱きかか
えるように翼を抱いて、戻ってきました。必死の形相で走る涼子を見たの
は初めてでした。よくがんばった。エライ!
9月17日 運動会の準備に小学校へ行きました。テント、入退場門の設
営と、万国旗の取り付けが主な仕事です。PTA副会長の 「ごくろうさまで
っす」 の司会進行の挨拶から始まり、PTA会長の 「ごくろうさまでっす」
が続き、校長先生の 「ごくろうさまでっす」 があり、教頭先生の 「ごくろ
うさまでっす」 が続き、作業開始です。誰がどこで、どういうふうに作業を
してくださいという肝心の指示が欠け、ボクは夢遊病者のように、人の群
れについて歩きました。遠心力のない独楽のように作業は進められ、ボ
クはしかめっ面になったり、曖昧な笑顔を浮かべながら、新鮮味のない
アルバイトの仕事のように、作業を続けました。作業は予定していた3時
間をはるかに短縮する1時間程度で終了し、酒屋が持ってきた缶コーヒ
ータイムとなりました。これで解散かな、と思いきや、運動場の片隅に腰を
おろし、ダラダラと雑談が始まります。1時間ほどの休憩の後ようやくPTA
副会長の 「ごくろうさまでっす」 の挨拶から始まり、PTA会長の 「ごくろ
うさまでっす」 が続き、校長先生の 「ごくろうさまでっす」 があり、教頭
先生の 「ごくろうさまでっす」 が続き、解散と相成りました。明日のボク
の仕事は、マラソン競技のコース誘導と、ムカデ競争に出ることです。ム
カデ競争ではわざと転んで、おしりを半分出してやろうと計画中です。・・・
・・・・・・っと、電話が鳴り、ムカデ競争は止めて、女房とふたりで、ボール
運び競争に出てくれとの依頼です。う〜ん、これも途中で転んで、おしりを
半分出してみましょう。こんなことを話していると涼子が、「お父さん!止め
て!おしりなんか出すのはっ!」 怒られてしまいました・・。
9月16日 学校のプールが8月末で終わると、涼子は家のお風呂をプ
ール代わりに、毎日お湯の中に潜ります。それを翼はじーっと眺めていま
す。昨年までの涼子は水に顔もつけられなかったのに、今では潜って、数
を数えているのですから、たいしたものです。翼はどんな思いで見つめて
いるのでしょう。こんなことの積み重ねが、生涯、姉には頭の上がらない
弟を作り上げるのでしょう・・・。
9月15日 前の晩と違って、夕べの翼はよく眠りました。女房は久しぶり
によく眠ったと話していました。ボクはと言えば、涼子のブタクサ花粉にや
られた鼻づまりの音を、一晩中うるさく聞かされ、・・・・・ボクもよく眠りまし
た。お前らっ!静かにせぇ!
9月14日 夕べの翼の喚き方は尋常ではなく、布団の上に座り込んで、
タオルや枕を放り投げ、女房を何度も叩こうと、右腕を上下に降り続けて
いました。ミルクも受け付けず、だっこもイヤ。1時間程度泣き喚き続けた
と思います。何が気に入らないのか、一日中いたずらをしているくせに、
夜中までうるさくするのですから、どうしようもありません。今日は雨でうっ
とうしく、朝食と夕食の支度以外は、ダラダラと、またうつらうつらとしてい
ました。今夜はちゃんと寝ろよ!翼のボケッ!
9月13日 買い物から帰ってくると、翼が 「とうさん、とうさん!」 とニコ
ニコしながら走ってきました。最初自分の耳を疑いましたが、きちんと単語
になっていました。その後、「とうさんって言ってみて!」 と言いましたが、
ヤツは全く取り合わず、たった二回だけの幻となりました。これからどんど
ん言葉を発していくのでしょう。涼子は運動会の歌を大きな声を張り上げ
て歌い続け、周りの我々はうんざりしています。今週末がその運動会の日
で、早く終わってくれないかと心待ちしているのです。
9月12日 昨日の外食疲れで、朝から静かに過ごしていたかったのです
が、その他3名は遊びに行く気満々で、今日は尾瀬に行くことにしました。
尾瀬に行くには起きた時間が遅すぎたのですが、えーぃッと出かけること
にしました。登山用のコンロや鍋、温泉グッズを車に積んで、尾瀬の北側、
銀山平から桧枝岐村を目指しました。奥只見湖沿いをグネグネ走り、御
池ロッジまで来ましたが、沼山峠や燧ケ岳方面へ歩く時間がなく、そのま
ま来た道を戻り、只見川でちゃぷちゃぷと遊びました。天気はいいし、人
はいないし、水は気持ちいいし、涼子も翼ももくもくと遊び続けます。ボク
はお湯を沸かしてコーヒーを飲みました。もちろんチビ達の相手をしなが
らです。自然を相手に遊んでいると、如何に自分の生き方がインチキか、
炙り出されるようで、恥ずかしくなります。本物を体験すればするほど、己
の暮らし方、仕事に対する接し方が、あまりにイカサマ過ぎて、情けなくな
ります。自分の気持ちにどれだけ正直に、自分の仕事にどれだけ真摯に
接する事ができるか。さらに、精進でありま・・しゅ・・・。
9月11日 よぉし!今日は焼肉を食べよう!外食だ!と張り切って準備
をしました。焼肉には違いありませんが、肉はスーパーの豚肉。外食に違
いありませんが、炭と網を持って、外で食べます。現場だけは、家の前で
はあまりにおもしろくないので、海まで出かけました。日本海沿いをほんの
少し西に走ったところで砂浜におり、外食を開始しました。暖かい日で、海
水も心地よく、涼子は波打ち際をキャッキャと飛び跳ねていました。翼は
依然として海が怖いようで、波から随分離れた場所で、砂遊びをしていま
した。炭の準備は女房の担当であります。家の薪ストーブの火も女房の担
当ですから、彼女にとっては手馴れたものです。肉がなかなか焼けず、翼
がぐずりだしたので、持ってきていたドーナツを食べさせました。砂がいっ
ぱいついた手で、ドーナツを持つので、粉砂糖も砂も一緒に口に入り、ぐ
しゃぐしゃと、さぞ美味しい事でしょう。ようやく肉が焼け、海を見ながらほ
おばります。うまい!ビールがほしいところでしたが、ぐっと我慢しました。
今度はビール持参で、時間にもっと余裕のある時、外食をやりたいと思い
ます。
9月10日 ボクがミルクの用意をしても翼は全く受け付けず、女房が哺
乳瓶を持つと、すんなりミルクを飲みます。ボクの仕事が少なくなって、非
常に喜ばしいことですが、なんか気分の悪いことではあります・・。
9月9日 ポーランド、ハンガリー、チェコの大使館の人達が、それぞれの
国の経済状況などを話すセミナーなるものに参加してきました。おもしろい
話が聞けるかなと思って出かけましたが、話が大き過ぎてボクには訳が
わかりませんでした。テレビでしか見ないようなお偉方がチラホラいて、ボ
クのような野蛮人が行くようなところではなく、講義途中で帰ってきました。
とは言うものの、近い将来、出かけてみたい未知の国ではあります。水が
合えば、ブダペストびっくりりえたんを作って、中東欧に挑んでやろうと思
います。その間、木島平びっくりりえたんはどうするか?誰かやりたい人!
名乗り出てください。待ってます・・。
9月8日 お客さんの夕食に焼き鳥を用意していました。自分達家族で食
べる分もいくらか作りました。お客さんがお戻りになるのが遅く、我々家族
の方が先に食事をしました。涼子も翼も焼き鳥をパクパク食べます。女房
もニタニタしながら、コップに日本酒を入れて、焼き鳥を食べています。我
々が食事を終えてから、お客さんがお戻りになりました。料理を出し終え、
食堂を覗いてみると、お客さんの前に陣取って、焼き鳥の串を握っていた
のは翼です。「こらっ!それはお客さんのでしょ!翼は今食べたばかりで
しょ!」 串を握り締めた翼の手が震えだし、顔が泣き顔に変わっていき
ます。翼は叱られているのはわかっていますが、焼き鳥から手を離しませ
ん。結局、震える右手から焼き鳥をとり上げ、お客さんの皿に戻しました。
翼は泣く泣く部屋に戻って行きました。翼ぁ!焼き鳥くらい簡単やから、お
前の母さんに作ってもらえ!酒飲むばっかりで、つまみの一つ位作ってみ
たらどうや!って・・・。
9月7日 掃除機の音が聞こえると、掃除機を触りたくなるし、物干し竿の
跳ねる音がすると、洗濯物を干したくなるし、自動車のキーの音がすると、
自動車に乗って出かけたくなるし、携帯電話に触れると、電話を持ちたく
なるし、新聞を見ていると、新聞をめくりたくなるし、ビールの栓を抜くと、
栓を抜きたくなるし、ビールをグラスに注ぐと、注ぎたくなるし、ビールを飲
むと、飲みたくなるし・・・。その度にぐずぐず言いやがって、ええ加減にせ
ぇよぉ!翼のボケっ!
9月6日 涼子の学校が終わるのを待って、家を出たのが2日の夕方5
時でした。遠くへ出かける時はいつも高速道路を利用していましたが、一
般道をのんびり走ろうと、日本海沿いを新潟市方面に向けて、車を走らせ
ました。道路沿いの食堂で、8時過ぎに食事をし、新潟・山形の県境新潟
側にある、越後関川の道の駅に着いたのが午後11時でした。涼子だけ
は既に眠っていて、こちらの駐車場で眠ることにしました。翼が車の中で
夜を明かすのは昨年5月に、フランスのブルゴーニュ地方のサンスとシャ
ンパーニュ地方のトロワとを結ぶ街道沿いで野宿をして以来でした。当時
翼は5ヶ月の赤ん坊で、パリのドゴール空港から宿を探し求めて走り回っ
た挙句、宿を見つけられず、車の中で一晩過ごしたのでした。足は臭い
し、身体は気持ち悪いし、この世に出てきて5ヶ月目の翼は、なんと言う親
だと嘆いていたに違いありません。道の駅ではなかなか眠れませんでした
が、明るくなり始めた朝5時過ぎに、国道113号を山形市方面へ走り出し
ました。7時前に赤湯温泉の公衆浴場を見つけ、朝風呂につかりました。
その後、山形市に入る前でうどんを食べ、仙台から塩釜へと走らせまし
た。塩釜でフレンチレストランに入り、翼は大暴れをし、遊覧船に乗ってか
らは海が怖くて、ジッとしていました。さらに目的の北上町にある追分温泉
に着いたのが午後5時過ぎで、のらりくらりと24時間もかかってしまいまし
た。温泉につかって、おいしい料理をご馳走になって、極楽でありました。
次の日は海水浴をし、磯ではヒトデやイソギンチャク、アワビの稚貝を見つ
け、涼子は大喜びでした。北上川の河川敷の公園では涼子も翼も地元の
チビちゃん達と意気投合し、走り回っていました。どこへ行っても、翼は大
声で泣き、笑い、ガサガサと動き回り、みんなに迷惑をかけました。涼子は
いつの間にかお姉さんになっています。女房は誰にも気兼ねなく、酒に浸
っておりました。ボクはと言えば・・・、いつかひとりで遊びに出かけたいと
考えている次第です。さぁ!今日から仕事です。がんばります!
9月5日 467キロを走って戻って来ました。高速道路と一般道を乗り継
ぎ、宿泊先の三陸・宮城の追分温泉を出発したのが、朝9時20分。9時
間かかって、ようやく帰って来ました。やはり旅はいいものです。
9月2日 雨ですが・・・、夏休みを頂戴致します。ちょっと出かけます。
9月1日 ボクが小便をしていると、翼は自分もトイレに用事があるように
トコトコやってきます。ドアを全開にして、ボクの小便を眺めています。翼が
そうであるように、涼子も同じように、眺めていました。久しぶりに、ボクの
放尿シーンを眺めにきた涼子は 「どうして父さんのチ〇はそんなに太い
の?それにさぁ、穴も開いてないのに、どうしておしっこが出るわけぇ?」
なんとも答えようがありませんでしたが、ヤツは翼のモノと比べているので
しょう。比べる相手が違うがなぁ・・・。

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