親バカ父ちゃん子育て日記
6月30日 涼子の算数は引き算に突入しているようです。七つあるキャ
ンディーを三つ食べたらいくつ残るか、というようなものです。国語は ”え
いが” や ”せんせい” と書かれたものの読み方などです。涼子はどち
らの宿題も 「ヤダなぁ〜」 と言いながらやっていますが、国語の読みの
方が苦手なようです。学校の授業では、体育が好きと申し上げておりま
す。はい・・。
6月29日 最近翼は工事現場のユンボにとても興味があるようです。
涼子はユンボなどに興味を見せた時期はなかったと思いますが、翼はユ
ンボを見ると、「ゴホー、ゴホー!」 と指さしながら真剣な眼差しで見つ
めます。昨日、買い物の途中にも、工事現場のすぐそばで、女房と共に
翼は、動くユンボを見つめ続けていました。操作するあんちゃんが少々照
れていたように見えたのはボクだけでしょうか。音楽に合わせて踊る翼を
劇団四季に入れるのはやめて、ゼネコンに雇ってもらいましょう・・。
6月28日 「こっちに仕事ばっかり言いつけんと、あんたら仕事せぇや
!」 「なんじゃ、その口の利き方はっ!」 と結果としてケンカを売ったボ
クに対して、元高校の生物教師である職員は、折り畳み椅子を両手で持
ち上げ、彼の頭からボクの顔面に振り下ろす格好になり、現場にいた若
い男達数人は、職員とボクの間に入り、そのケンカを止めました。ボクが
大学生の時、少年自然の家でキャンプカウンセラーという名のアウトドア
お手伝い要員をしていた頃の話です。ボクは筋の通らないことがどうして
も許せなく、しばらくは我慢していますが、どうあっても我慢ならないとき、
相手が上司であろうがなんであろうが、おかまいなく、ケンカをしてしまい
ました。それから社会経験を積むにつれ、矛盾を矛盾として受け入れら
れないようであれば、社会では通用しないということを、それとなく学んだ
気がします。今日はその当時のケンカ相手であった、職員である先生が
遊びに来てくれました。約20年前のケンカですが、なんとなく覚えている
ものです。先生はボクよりも15ほど年上ですが、折にふれて遊びに来て
下さいます。話を伺っていると、先生もまだまだ血気盛んなご様子です。
ボクも当時とはうって代わって白髪が増え、腹を突き出していますが、人
生に対するケンカのスタンバイはいつでもできています。先生!孤軍奮
闘!がんばってください。ボクもそう簡単に、まるぅなれません。
6月27日 天気が悪かったのと、お客さんのチェックアウトが遅くなった
のとで、予定していたハイキングを中止しました。と言って、涼子が家の
中で静かに過ごせるはずもなく、ボクはコーヒーを飲みながら地図とにら
めっこをしていました。雨が一時的に止んでいるとは言え、山歩きをする
のも気乗りせず、昼が近づき、「おなか空いた!」 昼ご飯を食べ、川へ
行く事にし、涼子と翼を車に乗せました。木島平の少年達が、夏に楽しそ
うな歓声をあげている、樽川へ行ってみました。流れは急ですが、それほ
ど深くはなく、水の恐ろしさの知らない1歳6ヶ月の翼は、あちこち動き回
っていました。今日は薄曇りで、途中に雨が強く降り出したので、引き上
げましたが、夏の暑い日は子供達にとって、格好の遊び場になるでしょ
う。夕方から、バーベキューをし、花火をし、ホタルを見に行きました。チ
ビ達のご機嫌とりは大変です・・。
6月26日 涼子の授業参観で、ボクは初めて小学校の中に入りました。
全校生徒100人に満たない小さな小学校なので、涼子の下駄箱も教室
もすぐにわかりました。涼子のクラスは11人だけで、教室がやけに広く
感じました。授業の間、先生の問いに対して、毎回手を上げる子、ずっと
貧乏揺すりを続ける子、机の上に足を投げ出す子、乱暴にしか発言でき
ない子、キョロキョロ、キョロキョロしている子、やはりまだまだ1年生で、
保育園の延長に見えました。涼子はと言えば、45分の授業時間中、一
度だけ先生に答えを求められ、それに答えただけで、後は一言も話しま
せんでした。まだまだ授業参観などではなく、お遊戯参観であります。次
回は少し進歩しているでしょうか・・・。
6月25日 翼は音楽が聞こえると、自分の身体をゆすって、おもしろい
踊りをします。涼子もいろんな音に反応して、踊っていました。涼子がおも
しろかったのは、小さなスーパーの駐車場で、建物から流れる有線の音
楽に合わせて、変な踊りを踊り続けていたのを覚えています。翼も同じよ
うに、あらゆる音に合わせて踊ります。テレビやラジオから流れる音楽は
もちろんですが、涼子が奏でるムチャクチャのハーモニカやギターにも
反応してしまいます。今日驚いたのは、車の非常点滅の ”カッチン、カ
ッチン” という音にも反応し、首と身体を右に左にくねらせていました。
劇団四季まっしぐらであります。
6月24日 体育でプールがあり、その後の授業中に気持ちが悪くなり、
給食の時間まで保健室で寝ていた、と涼子から聞きました。どうしてそん
なことになったのか、女房と話していると、朝食の量が少ないことに気付
きました。毎日涼子は薄い菓子パンを一枚と、バナナを半分入れたヨー
グルトだけで済ませています。これだけの量で、2キロの坂道を下り、登
校してすぐにマラソンをするそうです。その時間や距離はわかりません。
そして、今日から体育で水泳をし、さらに国語や算数などの授業の後、給
食になります。そして、昼から授業を受けて、2キロの登り坂を上って帰っ
てきます。運動量と食べる量があまりにも違いすぎます。このクソ暑い時
期に、毎日マラソンをやっていると聞いて驚きました。学校の方針なら仕
方がないと思いますが、次回、同じ理由で保健室にお世話になるようだ
と、ちょっと、あたくしの出番かなと感じます・・・。
6月23日 昼ご飯の後、翼が外へ行こうと、玄関の方を指差します。う
るさいから、少しつき合うか、と翼と一緒に外に出ると、今度は車を指差
します。「車、乗るの?」 「うん!」 と返事だけはできるようになりました。
「カギを持ってくるから、ちょっと待ってやぁ」 「うん」 キーで車のドアを開
け、窓を開け放して、キーを抜くと、「あ〜〜〜〜〜!」 と泣き叫びます。
「ブーブー行くの?」 「うん」 翼は車でどこかへ連れて行けと言っていま
す。仕方なく、お茶とお菓子を持って、山の方へ行きました。スキー場に
あるリフトの支柱を見つけた翼は、「ゴホー!ゴホー!」 と支柱を指差
し、うめき声を上げます。先日、白馬八方でリフトに乗りましたが、少し怖
がっていたようです。それを思い出したのかもしれません。先月は佐渡へ
行くのに、フェリーに乗りましたが、船内にいると元気だった翼が、デッキ
に出ると、とても怖がっていました。ギャーギャー泣き叫び、怖いものなし
のようですが、リフトとフェリーは苦手なようです。
6月22日 台風の影響なのでしょう。昨晩は風が強いのに、とても暑く、
寝苦しい夜でした。毎晩うるさく泣きわめく翼ですが、昨晩はなかなか泣
き止みませんでした。頭や背中は汗でびっしょりでした。涼子は強者らし
く、翼が大声で泣きわめこうが、暑かろうが、ゴロゴロ動くだけで、ずっと
眠り続けていました。ボクは暑がりの寒がりで、信じられないと思います
が、一昨日の晩まで、真冬と同じ布団で眠っていましたが、昨晩ばかりは
毛布も布団も必要ありませんでした。今夜はどうでしょうか。ボクもその他
三名と同じように、タオルケットを出してもらおうかなぁ・・・。
6月21日 朝から長野市内へ行く準備をしていました。翼はどこかに
出かけられると感づき、どことなく嬉しそうです。いつも女房の周りをウロ
ウロしている翼が、ボクのそばから離れません。ボクは車のキーを持ち、
玄関に向かおうとすると、翼はボクの前を悠々と歩いていきます。ボクは
車に乗りエンジンをかけ、翼は女房に抱っこされました。「あれ?ボク行
けないの?ボクも行きたい!」 と思ったかどうか、翼は大きな声を上げ
て泣き始めました。ボクと一緒にどこかへ行きたいと泣いてくれるのは、
この世の中でただひとり、翼だけであります。また明日!買いもん行こ!
なっ!
6月20日 涼子が自転車の練習をするというので、近くの砂防ダムへ
歩いて出かけました。涼子が自転車に乗っている間、翼とボクはオタマ
ジャクシを探しました。涼子はひとりで練習しているのがおもしろくないの
か、すぐに我々と合流し、一緒に探し始めました。オタマジャクシを初め
て見た翼は、「なに、これ?」 という顔をして、涼子の手のひらで跳ねる
物体を、しゃがんで見ていました。ダムは池のように水がたまっていま
す。水際まで下りてみました。どうせ、アメンボくらいしかいないだろうと思
いながら、水の中を覗くと、なんと魚がいるではありませんか。よぉ〜く見
てみると、10センチくらいの魚がたくさんいて、これはおもしろい!「涼子
ぉ!魚取るぞ!」 とかぶっていた帽子を網代わりに、魚に挑みました。
靴を脱いで、靴下も脱ぐと、続いて、涼子も裸足になりました。翼ももちろ
んシャツとおむつ一枚にしました。持ってきていたクッキーを粉々にして
水面にまき散らし、魚を集めましたが、ボクと涼子の帽子で捕まえられる
ほど、敵もまぬけではありません。「くっそぉ!ダメだ!お母さんに網と仕
掛けのペットボトルを持ってきてもらおう!」 と女房に電話をして頼みま
した。しかし、網でも簡単に捕まえることはできず、仕掛けにも魚は入っ
てくれませんでした。2時間ねばって、ゼロ。涼子もボクもがんばりました
が、ダメでした。翼は紙おむつが、これ以上、水分が吸収できないと思わ
れるくらいに、おむつをパンパンにして、黙々と水辺で遊び続けていまし
た。翼は喉が渇くと、どこの水でも飲んでしまいます。お風呂や温泉の湯
はもちろんのこと、庭で水遊びをしていて、土や砂で汚れている水も、モ
ルタルを練った水も飲んでいます。先日の上高地を流れる梓川の水も、
昨日のきれいな山の名水も、そして今日の濁ったダムの水も 「ゴクッ!」
と飲んでいます。もちろんボクは、汚れた水を飲むのを奨励しているわけ
でも、黙認しているわけでもありません。「翼ぁ!やめろ!飲むなぁ!ダメ
だぁ!」 と現場を押さえたときには、ギャーギャー騒いでいるのですが、
当の翼は 「どして、怒ってんの?」 とバカを見る目で、ボクの方を振り返
ります。ヤツは将来、現在まで体内に入れたばい菌だらけの水が原因
で、短命に終わるか、それとも大物になるか、ボクは密かに愉しんでいる
のであります・・。ペットボトルの仕掛けは一晩、水の中に置いてみること
にして引き上げました。暑い日の水遊びはたまりません・・・。
6月19日 朝から涼子と翼を連れて、スーパーへ買い物に出かけまし
た。帰り道、高社山の中野市側にある、山の水が出ている所へ立ち寄り
ました。ムシムシと暑い日で、涼子と翼は冷たい水に大はしゃぎで、ふた
りともずぶ濡れになって遊んでいました。宿泊のお客さんが、スイカを持
って来てくださいました。涼子は遅くなったので、食べられませんでした
が、翼は大きなスイカをタネごとパクパク食べていました。ボクもスイカを
頂戴しましたが、夏を感じます。朝晩、まだまだ寒い木島平ですが、そろ
そろ夏がやって来そうです・・。
6月18日 パッと見た感じはわかりませんが、よ〜く見ると、駐車場の
一部がきれいになりました。びっくりりえたんインチキ工務店のおかげで、
石を並べたり、二段だけですが、れんがを積んだりして、きれいになった
とひとりにやけております。今日も午前中だけですが、女房と翼と一緒に
5センチくらいに育ったマリーゴールドを植え替えたり、石や土を移動し
たりして、本日のびっくりりえたんインチキ造園を終了しました。レンガを
真っ直ぐ積んだり、並べたりする事が、こんなに難しいものだとは思って
もいませんでした。先日、ノルマンディー上陸作戦60周年の記念式典が
行われましたが、上陸作戦の舞台であるオマハビーチから、直線で100
キロほど東の海沿いに、フェカンという街があり、その近郊の村に、昨年
1週間ほど滞在しました。滞在した貸別荘の主人は、家族に手伝ってもら
いながら、2年がかりで、その貸別荘を自分の手で作り上げました。プロ
に頼んだのは電気、ガス、水道だけで、床や天井、そして、レンガ造りで
ある壁も全て、自分でこなしたという事です。壁のレンガの数はものすご
い数です。二階建ての建物で、とにかく広い!その石造りの壁を全て、
その主人であるハシャーさんが真っ直ぐに積んで、並べてをこなしたの
ですから、ボクのわずか30個のレンガなんて、「なんじゃ!こりゃ?!」
とバカにされるシロモノです。ハシャーさんのレベルには一生かかっても
たどり着けません。ボクはレンガ30個で降参です。
6月17日 少し前までは時間も気にせず、遊び続けていた涼子ですが、
小学生になってからは、時間通りに起床し、時間までに準備をして登校
し、時間になると布団に潜り込まなければなりません。イギリスで下宿し
ていた折、夕食を食べ終えると、7歳のギャビンと4歳のベッキーが、毎
日のようにボクの部屋へやって来て、コチャコチャと遊んでいました。よ
くトランプをした記憶があります。夢中でトランプをしていたギャビンは、
午後8時になると、「Time to go to bed !」 と1階にいる母親のジャッキ
ーから声がかかり、「Ahhhhh 〜〜〜!」 と両手の平を自分のでこにく
っつけて、絶望の声と表情をしていました。8時に寝るのが嫌だったよう
です。現在の涼子も同じ感じで、まだみんなが起きているのに、自分だ
け、寝床に入るのが嫌なようです。そりゃ、無理もありません。もっとゆっ
くりしていたいでしょう。がんばれ!あと1日!次はお休みだ!!!
6月16日 学校から帰った涼子が、女房にひどく叱られていました。学
校から帰ったばかりだというのに、遊びに行きたいを繰り返します。女房
はできるだけ早く、宿題を終わらせ、風呂にいれてやろうとしているので
すが、涼子は女房の言うことに対し、文句ばかりを言います。女房がし
つこく叱り続けるので、”もう、やめとけ!” と思いましたが、女の戦いに
水を差すのはやめ、ボクは夕食の仕込みを続けていました。ボクの怒り
が脳天を貫くと、いつも涼子は震え上がっていますが、女房に叱られて
いると、シュンとしています。そう言えば、最近ボクは涼子に怒鳴り散らし
ていません。きちんと伝えれば、わかるようになってきているから、かも
知れません。まぁ、そんなに怒ったんな(怒ってやるな)・・。
6月15日 この間まで、”5までのたし算” を宿題でやっていた涼子で
すが、今日は10までに進歩していました。今のところ、一応それなりに
こなしているようです。朝7時20分に家を出て、戻って来るのは夕方4時
を回っています。家に戻るとすぐに手を洗ってうがいをし、翼と一緒にア
イスクリームを食べます。少し休憩をして、宿題をし、風呂に入ります。風
呂から出るのが5時前後だと、涼子は近所の友達の家に遊びに行きま
す。6時には戻ってきて、翼と遊んだり、ケンカしたりしながら、晩ご飯が
できあがるのを待ちます。今日は6時半頃に用意ができ、宿泊のお客さ
んより先に食事を済ませました。7時過ぎにお客さんがお戻りになり、涼
子と翼は玄関へ走って行きます。お客さんが風呂に入っている間に、続
きの食事を済ませ、涼子と翼は再びヤイヤイ言いながら、遊び回ります。
8時なると涼子は布団に横になります。学校生活もフル回転だと思いま
すが、学校から戻ったわずか4時間程度も、涼子は疲れた様子などほと
んど見せることなく、過ごしています。明日朝、6時40分には起床します。
充実した毎日のように見えます。
6月14日 野暮用でアッと言う間に一日が終わってしまいました。悪い
ことは、こちらが何もしなくてもやって来ますが、良いことは、こちらが何
かしなければやって来ません。人生とは、まさに山あり谷ありの連続で
あります。
6月13日 先週の白馬に続き、今日は朝7時に家を出発し、5年ぶりに
上高地へ出かけました。10時には河童橋へ辿り着きました。昨日の天
気とはうって代わって、とても良いお天気でした。所々に残雪のある穂高
の山々や、透明な梓川を眺めつつ、山の匂いをいっぱいに吸い込んで
のハイキングは、とても気持ちのいいものです。先週の白馬八方は、大
きな岩がゴロゴロしていて、登山靴で山を歩く方が楽です。上高地の大正
池、河童橋、明神橋周辺を歩く程度なら、スニーカーで十分と思います
が、それにしても、大阪のミナミ、東京だと渋谷界隈でしょうか。軽井沢も
全く同じですが、上高地までもが、都会と変わらぬ靴、服装で過ごしてい
る人達の多いことには驚きです。登山靴を履けとは言いませんが、スリッ
パやヒールはお止めになった方がいいかと思います。カナダのロッキー
やスイスアルプスの山中で、ヒールを履いて歩いている地元の方を、ボク
は見かけた記憶がありません・・。明神橋から梓川へ下り、涼子も翼も裸
足になって、水遊びに夢中でありました。翼はおしめをボトボトに濡らし
て、黙々と梓川のせせらぎに戯れておりました。彼らにとって、時間の経
つのがわからないほど、自然と一体になって遊んでいるように見えまし
た。この子達が大人になって、再び上高地を訪れるとき、どんな服装で
来るのでしょうか・・。
6月12日 数日前、元ダイエー若井君から電話をもらい、「中学の時
の後輩がそっち行くから、差し入れ持って、試合を見て来い!」 という
事でした。奈良の斑鳩高校が新潟の柏崎市に招待され、招待試合を行
います。ボクは野球部出身ではありませんし、斑鳩高校出身でもありま
せんが、監督が自分達中学の一年後輩になり、柏崎と木島平は車で2
時間の距離でもあり、もとやす(若井君)から悪への誘いを受け、今日は
なんとか仕事の都合をつけて、家族みんなで柏崎まで出かけました。
「涼子!野球見に行くぞぉ!」 「やったぁ!」 と午後2時前に勇んで車
に飛び乗りましたが、あいにくの天気です。高速道路をぶっ飛ばして、柏
崎に到着しました。「お父さん!トラはここにいるのぉ?」 テレビに映る
阪神の選手のユニホームにはトラの顔が付いていて、涼子は阪神の試
合を見るつもりでいたようです。「今日はトラじゃないんだ。森嶋のおっち
ゃんなんだ!」 「なぁんだぁ!森嶋のおっちゃんは強いの?」 「強い・・
と思う・・」 まんじゅう30個あまりを差し入れ、試合をほんの少し、場外か
ら眺めていましたが、斑鳩高校は負けてしまいました。残念でした。明日
も試合があるようですが、がんばってや!森嶋君!!
6月11日 今日も玄関でお客さんを迎えた翼は、「りょこたんかと思っ
た!」 と言われていました。月に一度はお越し下さる、長野市内の社長
夫婦は、自分達の孫以上に、涼子や翼をかわいがってくださいます。他
人の家の子供など、どうでもいいものを、お饅頭やフルーツや、道路端
に見つけた豆腐屋の豆腐など、たくさんのお土産を携えて、お越し下さ
います。何もできない我々家族は、感謝するだけなのです・・・。
6月10日 食事予約を頂戴していましたが、4,5年ぶりにお越しにな
ったということでした。お客さんを出迎えた翼を見て、「あのお姉ちゃん
じゃないよねぇ。もう小学校くらいに行ってるよねぇ!」 と涼子の小さい
時と、今の翼がとても似ているとおっしゃっていました。実際に写真を見
てみると、涼子なのか、翼なのかわからないほど、似ているものがあり
ます。似ているのが顔だけなら、まだ許せますが、しゃべりも似てしまう
と、ボクはこの家から出ていきたくなるでしょう・・。
6月9日 母に怪我をさせた側の、保険会社の担当の男が、「もう歳だ
から、この痛みは治らないだろうし、もう示談しろ」 だの、「治らないの
は、長野で仕事のし過ぎではないか」 だの、「こちらは弁護士をたてる
用意がある」 だのと、筋の通らない失礼な事や、脅しにも聞こえる事を
母に向かって吐いたそうです。母のそばにいるなら、”ちょっと待たんか
い!” とケンカをし、裁判にでも発展させる出来事です。幸いなことに、
実家の周りには、今でもつきあいのある、生涯つき合うであろう友人が
います。話がもつれるようなことになれば力になると、話してくれました。
友人に頼るような事にならないよう願うばかりです。いろいろ、すまん!
6月8日 涼子の顔のブツブツはほとんどなくなり、きれいになりました。
足のブツブツも随分少なくなりましたが、手の指、手のひらは変わらず、
夜中にボリボリと掻いています。おかきでも食べてるように、ボリボリ掻い
ています。「父さん!掻いて!」 と起こされることもしばしばです。翼の夜
泣きも相変わらずで、われわれ親は日々、眠たいのです・・。
6月7日 先月、佐渡へ遊びに出かけましたが、直江津からのフェリー
の中で、82歳のおじいちゃんと80歳のおばあちゃんと一緒になり、2時
間半の船旅が、とても楽しいものになりました。お二人とも背筋をしゃん
と伸ばしてお歩きになり、また、山登りや旅が好きな旦那さんとは日本
各地を旅した話の中、記憶力が抜群で、頭が下がる思いでした。佐渡か
ら戻り、フェリーの中の写真ができたので、先日お送りしたのですが、そ
の礼状が届きました。佐渡も含めた、1週間をかけての日本半周旅行の
スケッチを送って下さいました。その裏には地名とその時の感想が書か
れていて、とても知的な感じの手紙でありました。見習わなければなりま
せん。
6月6日 白馬の八方にハイキングに行きました。昨年、一昨年は翼が
小さすぎたり、女房のおなかにいたりと、出かけられませんでしたが、3
年ぶりの北アルプスになると思います。何より驚いたのは、涼子の脚力
です。遥か昔の、ボクが高校2年の時、山岳競技でインターハイに出場
しました。あれ以来、ボクは自分の脚力、特に山を登る早さには自信を
持っていました。翼を背負子に入れて歩く女房と、”しんどい” を繰り返
す涼子を写真に収めようと、ボクは早足で急な登り坂を一足先に登った
つもりでした。よし!これくらい離せばいいかな、と後ろを振り返ると、す
ぐ横に涼子がいるではありませんか。ななななな何ぃ!涼子はオレにつ
いてきている・・・・・・・・。ショックでありました。なんと言っても、この春か
ら涼子は、小学校への約2キロの山道を毎日歩き続けているのです。反
対にこのボクはと言えば、腰が痛い、肩が痛い、肘が痛い、そして運動
不足ですから、涼子に勝てるはずがありません。八方池からの下り坂、
「おい!涼子!気をつけて歩けよ!ゆっくりなっ!」 と何度か声をかけ
ましたが、あと何年かすると、同じ言葉がそのまま、涼子からボクに返っ
てくるのは間違いなさそうです・・・。ショックゥ・・
6月5日 思いの外、枕木が高くつき、計画変更を余儀なくされました。
それでもいくらか買って、地面に埋め込みました。女房や涼子、翼が手
伝ってくれていたのは午前中だけで、午後からはボクひとりの園芸クラ
ブとなりました。ちょっと作業してはビール。一息ついてはビール、となか
なか前へ進みません。それでも一日を力仕事で終えると、不思議な充
実感があって、やったぁ!仕事やったぁ!という気分になり、またまたビ
ールとなってしまいます。こういう仕事を続けていると、変に達成感があ
り、日々の暮らしに流されていくようで、ボクにとっては好ましい事ではあ
りません。それでもなんとか、涼子、翼に職人技のお手伝いを頂きなが
ら、ボチボチ進めたいと思います。
6月4日 最近、びっくりりえたん園芸クラブを盛んに行っています。雑
草を取り除いたり、まだ芽が出たばかりのマリーゴールドやコスモスの
苗を、植え替えたりしているだけですが、土いじりや力仕事の大嫌いな
ボクにとっては画期的なほど、仕事をこなしています。日中にやるので、
汗がボトボト出てきます。翼もボクの周りをウロウロ、ウロウロ、顔を真
っ赤にしながら、行ったり来たりしています。今日は女房の仕事場であ
る、物干し場を手入れする仕事に取り掛かりました。枕木を置いたり、
モルタルを練って、レンガを置いていくつもりですが、今のところ、あくま
でも予定であります。ボクの事なので、いつ ”や〜めたぁ” と仕事途中
で投げ出すかわかりませんが、ちょっとがんばります。
6月3日 涼子の顔と首のブツブツは少しマシになりました。一時より、
色も薄く、じゅくじゅくしていません。それでも指や足には、大きな水疱が
たくさんあったり、真っ赤になっています。今日は良いお天気で、どこか
へ出かけようかと女房と話していましたが、草むしりや掃除で一日が終
わってしまいました。翼はチョロチョロと、仕事の邪魔をしてくれます。土
や石を触ったり、水をかき混ぜたり、泥水をヤクルトの入れ物で飲んで
みたり、植え替えたばかりの花の苗を踏みつけてみたり、ムチャクチャ
ですが、黙々と楽しそうであります。
6月2日 涼子もそうでしたが、何かとうるさい翼が静かだと、ろくな事は
ありません。もちろん寝てくれていれば、一番良いのですが、それまでギ
ャーギャーはしゃいでいた翼の声が、聞こえないことに気付きました。女
房に 「あれっ!翼は?」 と聞き、女房が食堂へ行き、「わ〜!」 と声
をあげたので、ボクも食堂へ行ってみると、なんと翼は椅子によじ登り、
テーブルにセットされている、お客さんの夕食である ”白身フライ” と
”さつまいものきんぴら” を手づかみで食べていました。我々の方を見
て、ニコッと笑う翼を怒る気にもなれず、一から作り直しをしました。やら
れました〜。
6月1日 涼子の下校時間に合わせ、小学校へ行き、みんなで温泉へ
行きました。宿泊のお客さんがあるので、夕方からは出かけられませ
ん。なんとか涼子の痒みを和らげようと、今日は新潟との県境前にある
不動の湯へ行きました。6月に入り、木々の緑が深くなり、風も心地よく
特に昼間の露天風呂は最高の気分です。翼は置いてある洗面器で、黙
々と遊び続けていました。涼子の肌はどうでしょうか。早く治るといいの
ですが・・。

■1週間や1〜2ヶ月あるいはそれ以上の長期滞在をご希望の
お客様はご相談ください。長期滞在者向けの2食付き料金
設定致しております。お気軽にご相談ください。

1999年
11月の親バカ父ちゃん子育て日記 12月の親バカ父ちゃん子育て日記
2000年
1月の親バカ父ちゃん子育て日記 2月の親バカ父ちゃん子育て日記 3月の親バカ父ちゃん子育て日記
4月の親バカ父ちゃん子育て日記 5月の親バカ父ちゃん子育て日記 6月の親バカ父ちゃん子育て日記
7月の親バカ父ちゃん子育て日記 8月の親バカ父ちゃん子育て日記 9月の親バカ父ちゃん子育て日記
10月の親バカ父ちゃん子育て日記 11月の親バカ父ちゃん子育て日記 12月の親バカ父ちゃん子育て日記
2001年
1月の親バカ父ちゃん子育て日記 2月の親バカ父ちゃん子育て日記 3月の親バカ父ちゃん子育て日記
4月の親バカ父ちゃん子育て日記 5月の親バカ父ちゃん子育て日記 6月の親バカ父ちゃん子育て日記
7月の親バカ父ちゃん子育て日記 8月の親バカ父ちゃん子育て日記 9月の親バカ父ちゃん子育て日記
10月の親バカ父ちゃん子育て日記 11月の親バカ父ちゃん子育て日記 12月の親バカ父ちゃん子育て日記
2002年
1月の親バカ父ちゃん子育て日記 2月の親バカ父ちゃん子育て日記 3月の親バカ父ちゃん子育て日記
4月の親バカ父ちゃん子育て日記 5月の親バカ父ちゃん子育て日記 6月の親バカ父ちゃん子育て日記
7月の親バカ父ちゃん子育て日記 8月の親バカ父ちゃん子育て日記 9月の親バカ父ちゃん子育て日記
10月の親バカ父ちゃん子育て日記 11月の親バカ父ちゃん子育て日記 12月の親バカ父ちゃん子育て日記
2003年
1月の親バカ父ちゃん子育て日記 2月の親バカ父ちゃん子育て日記 3月の親バカ父ちゃん子育て日記
4月の親バカ父ちゃん子育て日記 5月の親バカ父ちゃん子育て日記 6月の親バカ父ちゃん子育て日記
7月の親バカ父ちゃん子育て日記 8月の親バカ父ちゃん子育て日記 9月の親バカ父ちゃん子育て日記
10月の親バカ父ちゃん子育て日記 11月の親バカ父ちゃん子育て日記 12月の親バカ父ちゃん子育て日記
2004年
1月の親バカ父ちゃん子育て日記 2月の親バカ父ちゃん子育て日記 3月の親バカ父ちゃん子育て日記
4月の親バカ父ちゃん子育て日記 5月の親バカ父ちゃん子育て日記 6月の親バカ父ちゃん子育て日記
子育て日記トップ


メール

イン夕方4時・アウト朝11時

トップ スキースノ
やど 山登り
ハイキング
料理 温 泉
スタッフ 空室状況
かぶと虫 ビジネス
滞在

北信州木島平
食事注文制の宿 びっくりりえたん
TEL&FAX  0269−82−3423